前夜はとにかく寒くて、チョクチョク目が覚めた。
腹と背中にホッカロンくっつけて、オーバーヤッケは着たまま、フードもかぶり、グローブもしたまま、敷き布団2枚重ね、敷きかけ毛布に羽毛布団2枚にくるまっても、なお歯の根がガタガタするほど寒い。
なにせ、部屋に置いといたペットボトルの水がジャリジャリのシャーベットになってたぐらいだからね〜
そのせいにしとこう。8時には寝たにもかかわらず、2人して寝坊した。
06:30 起床
おかゆ・餅入り、大豆・昆布煮、味噌汁にコーヒーで朝ご飯。
07:50 奥多摩小屋出発
カリカリ・ツルツルをガシガシ歩く。昨日、一昨日とはうって変わって曇天。富士山も何も見えない。。
そうとう気温は低いはずだが、歩いているとすぐに暑くなって、ヤッケを脱いでゼーハー。
8:30 七ツ石山着
モヤがどんどん濃くなる。五里霧中?!ほどではなくとも一里霧中ぐらい

ますます気温が下がっていくとみえて、辺りの木々の枝がみる間に樹氷を結んで真っ白になる。
豆板醤はメール中。七ツ石山頂には電波塔があって豆板醤の携帯だと送信可能。アタシのはダメ。奥多摩小屋付近にも送信可能ポイントがあったが豆板醤のはダイジョーブでもアタシのはダメ。
ったく、「プププ」サービスなんかどうでもいいから、もうちょっとつながるポイント増やす企業努力してよ、soft bankさん!
山頂はおろか登山口からもうダメなんだから。マジ、もう替えちゃうよ。マサカの時に役立たずだしー、独りで登って、滑って転んでおっこちてもSOSがきかねーじゃん!
「ホラ、髪が霜ってるよ」
ほんとだーッ!豆板醤の髪の毛がフロストして白くなってる!!
「こんなもんじゃないからね雪山は。眉毛も真っ白んなっちゃうし口の周りもガシガシだよ」
うわー、マジかーッ!
ダイジョーブかな自分!雪上訓練&雪山訓練。
ってな豆板醤の事前講習、そうとうアリガタイ。
9:00 七ツ石山頂発
9:40 分岐着
えらいこっちゃ!どないしょ!!
着いた分岐が分岐違い!
鴨沢へ降りる予定だったのに峰谷と石尾根縦走・鷹ノ巣山方面の分岐に出ちゃった。
「なんだーッ!何回も登ってんでしょー」
「???…???」
わわわ・わけ、ワッカラ〜ン???!!!
すっかり樹氷をつけて、常緑樹はまるでクリスマスツリのように真白く薄化粧した木々を眺めながら「キレーね〜」などご機嫌で歩いてたのにー!
なんでこーなるねん!!!
豆板醤が地図を広げる。アタシは肩身狭く突っ立ってる。
「ほら、コダマさんも地図見てくださいよ」
「は、はいッ」
七ツ石を降りて七ツ石神社の小さな祠に手を合わせたまでは問題なかったはずだが、どうやらそこで下の道を行くべきを上行っちゃって間違ったみたい!恐らく9:25ごろ通過。
「なんか変だと思ったんだよ」
「ス・ス・スイマセーン!!!」
そこで豆板醤が言った。
「まーた、おばちゃんのルポ面白くしちゃったよ〜!」
大笑いしちゃったけど…いやー、面目ない。。。
協議の上、間違ったポイントへ戻らず峰谷へ降りることに決定!
「この時期、あんまり人が行かないんじゃないかなー」
不安を抱きつつ…
トレースはあるが、行く人はやはり少ないらしく、霜柱が25cm以上に育っちゃってるのをガシガシ踏んづけながら歩く。
チラホラ、粉雪が舞いだした。
11:10 林道終着点着
公道に出た時は心底ほっとした。
無事に過ぎてみれば、案外らくちん道だったかもしれない。鴨沢へ下るよりはるかになだらかな傾斜のダラダラ・ユルユル道。おまけにすごく手入れが行き届いたスギ樹林下道には払い落とされた枝葉が積もっていてフワフワな歩きごこち。距離は長いが、下山で膝を痛くすることは少ない。
晴天の冬の雲取も堪能し、曇天で樹氷と雪のチラつく冬気分も味わい、これって最高じゃん?!こーゆーのを「怪我の功名」ってんだね〜
ちゃ・ちゃうって!反省してるって〜
「あの辺りにバス停があんだよ、きっと」
「あの谷底に見えてる集落まで歩くんか〜!!」
12:30 峰谷バス停着
林道終着地点からウンザリしながら公道を歩くこと1時間20分。やれやれ、ホットドリンクを自販機で買って、魚肉ソーセージをかじったり、のらニャンコかまったりしてバスを待つこと50分。
奥多摩駅から徒歩10分ほどの日帰り温泉「もえぎの湯」でまったりお風呂して、ビールぶはーとやって、いやこれがチョー旨!
爆睡電車で家にたどり着いたら9時ごろだったかな〜
ご期待に添って?今回もきちんと?やらかしました〜
すまんこってす〜
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