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撮影年月日 |
2005/09/26 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Adenophora triphylla var. japonic |
科目・属 |
キキョウ科ツリガネニンジン属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
山野 |
分布 |
日本全土 |
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かんにんな
秋に似つかわしい涼やかな愛らしい花である。可憐で華奢な感じのするわりに、結構他の植物と渾然一体となって競って咲いている逞しさもあるようだ。
下を向いて咲いているのを、なんとか面立ちを捉えたくて、草ヤブにしゃがみこんで撮ったらば、あとが大変だった。
シャツといわずパンツといわず、イノコズチやらヌスビトハギやらくっつく性質の草の実の標本のようになってしまった。
夕食後床に衣服を広げて取る作業をした。案外しっかり生地にへばりついていて、なかなかとれない。全部取り終わったらティッシュペーパーの上にこんもり一山できた。
子供のころそうやって草の実だらけになって帰ってきて、よくおばあちゃんに怒られた。
「も、どこ歩いてきはったん。とれしまへんえ。きっちり自分でやんなはれ」
おもてへ出たおばあちゃんが金切り声を出す。
「どないしますのん。も、しりまへん」
草の実だらけになったのは私の衣服だけではなかった。一緒に連れて行った犬のチャロは全身草の実まみれになっていたのだ。
そのあとどうしたかさて、覚えがないのはどういうわけか?
結局、全部、おばあちゃんにやってもらっちゃったんかなー…。
おばあちゃん、かんにんな。
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