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撮影年月日 |
2005/09/19 |
撮影場所 |
箱根 |
学名 |
Labiatae leucosceptrum laponicum |
科目・属 |
シソ科テンニンソウ属 |
季節 |
秋 |
生育地 |
山地の木陰 |
分布 |
北、本、四、九 |
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やっぱりケムシは…
右ぐらいの咲きごろが最もきれい。
どうやら咲き揃うということはないようだ。咲いたのから茶色くなる。
それがまた大きい穂のはあっちこっち好きな方を向いてしなだれるもんだから、まるで毛虫が大勢でのた打ち回っているよう。
仙石原・湿性花園のすぐ隣の台ヶ岳の斜面に群れて咲いている様子は、お世辞にもほめられたものじゃないが、「毛虫のダンス」はユーモラスといえば、いえないこともない。
これがなぜ「天人草」なのか首を傾げてしまう。
「毛虫も命と心せよ。空蝉の姿かたちに惑わさるは愚かなり。汝の心を試さんとて、天人が姿を変えて教えたもうなり」
ってか?!
どうか、この「教え」をしっかり胸に収めて、大きいほうの画像も愛ある視線で鑑賞くださいませ。
いやね、そうは言ったが、湿性花園の花々よりこの毛虫花を見つけた時の方が嬉しかったのよ、アタシは。
あの繁殖力旺盛なススキの群生の狭間でウジャウジャはびこるなんざ、どうして大したもんだよ。大好きさ!
本物の毛虫はごめんなさい、だけど…。
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