画像をクリックするとズームできます
撮影年月日 |
2003/05/20 |
撮影場所 |
北海道 |
学名 |
Liliaceae trillium kamtschaticum |
科目・属 |
ユリ科エンレイソウ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
山野の湿地や林内 |
分布 |
北、本(北部) |
|
またお会いしましたね
昨春、稚内でも見かけた。
一生に2度もお会いできるお方とも思っていなかったから、再会はことのほか嬉しい。
だが気になることがある。見つけた場所だ。
紫竹ガーデン脇の畑の畔で数株見つけたのだが、カンカン日が射すところだった。
「違うでしょ」
ふつう、もうちょいヒンヤリした林の下かなにかにひっそり、しかも華やかに咲くんじゃないの?
で思い当たった。
「紫竹ガーデン」というのは全くの人工花園で、記憶に残る印象としてはだだっ広い牧草地か畑のど真ん中に造られたもののようだったが、おそらくその畑ごと、もとはシラカバやカラマツやなにかの林だったのだろう。
広大な雑木林を切り開き、あるいは畑地にそしてまた観光客寄せの花園に造ったんだろう。
たまたまその境目に自生していたオオバナノエンレイソウが難を逃れた。そんなところではないか。
だとすれば「なんだかねー」って感じもする。
自然の花畑より人工花園の方が他から訪れる観光客の集客が可能なんだとすれば、人の愚かさを嘆きたくもなる。
ただただ広い林の下にどーっと咲き乱れるオオバナノエンレイソウの群生がよっぽどステキだと思うのは、単にアタシの趣味なんかねー。
どうせ他所もんだから、そんなもんかもと思うよりほかはない。
ちょっと悲しいね。
|