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撮影年月日 |
2002/10/05 |
撮影場所 |
横浜市青葉区 |
学名 |
Salanum lyratum |
科目・属 |
ナス科ナス属 |
季節 |
夏 |
生育地 |
山野 |
分布 |
日本全土 |
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年の功
散歩の帰り道、9月の半ばに花を撮ったあたりにさしかかった。
「そーいえば、秋に実が赤く熟すんだったっけ?」
小ヤブをのぞいて赤い実のなってるのをみつけた。
面白いことに、「このへん?」と思い込んでのぞいたのとはずいぶん位置が違っていた。
同じに見えて、刻々姿を変えるヤブにまた、惑わされたというより、「記憶」なんてそんなものなものかもしれない。
そもアヤフヤな「記憶」なのに、結構とらわれて、何かに大きな「誤解」を勝手に抱いてしまう。そんなことが日常のいたるところであるような気がする。
人は「覚えていたい」と思うことだけを記憶する。しかも「覚えていたい」と思った奥底の感情を優先させて心に刻み込む。
そして積み上げられた「かん違い」が人と人を違わせ、すれ違わせる。
だから大概の仲違いはちょっと記憶と記憶のすり合わせで解けるはず。
けれど、自信のある人はともすれば「かん違い」があるかもしれないという大前提を容易には受け入れない。
ま、そーゆー時は言ってもダメなのよねー。
待つしかない。待つだけ。
のんびり待つほうが心穏やかでいられて、なんぼかシアワセなんだよねー。
「待てるゆとり」のことを世に「年の功」という。チャンチャン。
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