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撮影年月日 |
2016/05/29 |
撮影場所 |
古賀志山・栃木県宇都宮市 |
学名 |
SAXIFIRAGACEAE Hidorangea hirta |
科目・属 |
ユキノシタ科アジサイ属 |
季節 |
春 |
生育地 |
山地や丘陵の明るい林下や林縁。林道沿いや伐採跡地など山地の明るい場所ではふつうに見られる。 |
分布 |
本州(関東地方以西)、四国、九州 |
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その「コ」なんの「コ」?
古賀志の岩場はクライミングには、そろそろ限界な時期。5月28日の土曜日は薄曇りでさほどではなかったが、29日の日曜日はお天気上々で激暑だった。
ことに「不動滝右フェイス」エリアは午後からはカンカン照りで座っているだけで汗が噴き出て、頭が朦朧としてくるようだった。
が、日向を避けてちょっと日陰に入ると一転、梅雨入り前のまだ乾いた空気が肌に多少ひんやりと凌ぎやすかった。
駐車場から岩場までの樹林下にコアジサイが咲いているのをたくさん見かけた。昼なお薄暗い林下でコアジサイの咲いているところだけがぱあっと明るく見える。
不動滝右フェイスの陽だまりの暑さに耐えかねて木陰を求め、ほんの数歩斜面を下った薄陰りの辺りに見つけたコアジサイの花姿にほっと涼を感じる。
色合いといい、大きさといい林下や岩場周辺に数株咲いているものを凌ぐ花の見事さに思わず撮った。
「『コアジサイ』の『コ』は『小さい』の『コ』なんだか、『粉みたい』の『コ』なんだがね〜」
「あ、それ、調べといて〜」
図鑑によると話名は「小紫陽花」。「粉紫陽花」ではなかった。
詮無いことだが納得がいかない。
色ガラスを粉々に砕いたのを人掬いしたように繊細でいてきらびやかだと思えるのだが…
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