道ばたに咲いている花の名前。誰が運んだ見知らぬ樹木の芽 植物の疑問・質問・不思議探訪

あそびすとショップ

美味良品 おとりよせしました

編集長!今日はどちらへ?

アラカン編集長モンブランを行く!

BigUp

asobist creator's file

  1. はいコチラ、酔っぱライ部
  2. ikkieの音楽総研
  3. 旅ゆけば博打メシ
  4. うららの愛♡Camera
  5. Tomoka's マクロビカフェ
  6. 三笘育の登山は想像力
  7. 憎いウンチクshow
シネマピア

おもいでリストにエントリー確実、公開前の話題の映画。

最近の映画記事はこちら

旅塾



2020年(21)
2019年(20)
2018年(28)
2017年(12)
2016年(23)
2015年(16)
2014年(18)
2013年(26)
2012年(16)
2011年(13)
2010年(8)
2009年(17)
2008年(61)
2007年(36)
2006年(17)
2005年(49)
2004年(56)
2003年(53)
2002年(36)
ホテイラン


画像をクリックするとズームできます

撮影年月日 2018/06/05
撮影場所 南八ヶ岳 
学名 ORCHIDACEAE Calypso bulbosa var.speciosa 
科目・属 キジカクシ目ラン科ホテイラン属 
季節 夏 
生育地 針葉樹林内に生える多年草 
分布 本州(中部地方) 

ゴージャスなオマケ!!

複雑な形をしている。華やかといえばそうなんだが、むしろ賑やかでファニー。なんとも愛くるしい。

2018年6月5日、夏沢鉱泉から硫黄岳へ上がり縦走して赤岳へ至り文三郎尾根をたどって、行者小屋から南沢を下った。ツクモグサに邂逅しその他の草花を存分に眺め楽しい縦走だった。
文三郎の終盤、疲れが出た。上で草花にかまけた時間が長過ぎたと今さら思っても後の祭り。さらに行者小屋から南沢が長かった。足は進まず、確実に陽は傾き、薄暗くなろうとしている樹林帯下の山道でヘトヘトで泣きたくなった。

と…
目の前に緑のナイロンロープ越しに、そこだけポッと明るくなっているのに気が付いた。ホテイランだった。一瞬にして疲れが吹っ飛んだ。薄暗い林下でスポットライトが当たっているかのようにコロコロ笑いかけているようだった。
美濃戸口八ヶ岳山荘の藤森さんが、どこぞで保護しているとは聞いていたが、詳しい情報は知り得てはいなかった。行者から鉱泉への中山乗越を倦んで、南沢へ降りるのが多少なりとも早かろうぐらいの軽い気持ちのルート選択だったが、むしろ自らの気まぐれを喜んだ。心踊るゴージャスな「オマケ」に違いない。
ホテイランは数か所で咲いていて、緑色のナイロンロープで囲ってあり、ご丁寧に案内書きが下げてあった。保護している旨と共に「撮影ポイント!」として推奨していた。あまりにも堂々と!
気が付かずに踏みつけられたりすることを避け、きちんと「保護下にある」をアピールすることで盗掘を阻止する。これは苦肉の策かもしれない。上で保護されているツクモグサやコマクサ、ウルップソウに倣えば、ホテイランが群れ咲きするのを見られるのも遠くないかもしれない。

時間が押しているのに輪をかけてホテイランで長居し過ぎた。
最終のあずさにようやく間に合ったことの言い訳にはならないのだが…


花期は5月から6月



記:2018-06-21