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梅田スカイビルの上と下 「上」編 〜空中庭園展望台に上ってみる〜】
 2棟の高層オフィスビルの頂部にあたる39階と40階を空中庭園で連結したビルが大阪・梅田にある。空中庭園と呼ばれる部分には展望台があって、大阪の街を一望することができる。
 まずは3階にある「空中庭園展望台」の入口で入場券を購入する(大人700円)。取材に行った日はあいにくの雨だったが、なんと「足元の悪い中をお越しいただきましたので」と案内のおねえさんが300円分の割引券をくれた。ちょっと得をした気分になる。
 エレベーターは当初、周囲が壁に囲まれたシャフトの中をゆっくり上がって行く。そして間もなく四周がガラス張りになり、あたりの景色が360度見渡せるようになる。天に向かって上って行くような感覚といえば優雅だが、絶対に大丈夫なのは分かっていてもエレベーターの床一枚下は空中なのだと思うと、いささか高所恐怖症気味の私には足の裏がムズムズするような感覚だった。

 エレベーターを降りると、そこから長いエスカレーターに乗り替えて展望台のあるフロアに上がる。このエスカレーターはビルとビルの間を移動するようになっていて、足元の階段ひとつ下はやはり空中なのだ。
 この日は雨ということもあって、土曜日にもかかわらず訪れる人が少なく、展望台にも人影はまばらだった。展望台からは東西南北すべての方角を見渡すことができる。北の方角にちょうど淀川がゆったり流れているのが見えた。

 天気がよければさらに遠方に六甲の山々を望むことができるらしい。だが雨雲に邪魔をされていても、地上173メートルからの眺めは充分に堪能できる。
 ちなみに展望台のある空中庭園は54メートル四方の平面で重量は1.040トンある。建築工事では地上からワイヤーで毎分35cmの速さで巻き上げられ、ビルの頂部で連結されている。

こうすることで高所作業を軽減して作業員の安全を図るとともに工期も短縮でき、さらに地震の揺れにも強い構造なのだという。

 空中庭園には展望台のほかにも空中レストランがあって、大阪の街を見下ろしながら食事を楽しむことができる。今度はぜひ、天気の良い日に来たいと思った。


記:平藤清刀2006/05/14
特派ルポ大阪おもろいでぇ

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