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アメリカの秋の食といえば、ターキーだろう。秋の感謝祭だけでなくクリスマスでも必ずメインとして登場する一品だ。
感謝祭を家族で過ごす風潮のあるアメリカでは、家族のいない人たち、特にホームレスの人たちに、温かいターキーディナーと温かい心でもてなすことも忘れない。
感謝祭当日になると、ターキーディナーをふるまうイベント「フィード・ザ・ホームレス」が、各地域で開催される。これは、ターキー購入からオーブンで焼くところまで、すべてボランティアで成り立つイベントだ。
もちろんターキーだけでなく、肉汁で作るグレービーソースにマッシュドポテト、パン、パンプキンパイとフルコースでふるまう。
このターキーディナーは、2000人以上のホームレスの人たちに配るため、助けの手が必要だ。そこで、地域の教会などでボランティアを募ると、自分の都合のよい時間帯に印をつけた人たちが参加を表明する。こうして集まるボランティア参加者は1200人以上。そして、当日は、すでにサインをした参加者以外に、「手伝いたい」と訪れる人たちで長蛇の列ができるほど。
私は、ボランティアでターキーを購入した人の自宅でターキーを受け取り、そのターキーを生まれてはじめて焼いた。そして、焼きあがったターキーを会場へ持っていく作業を手伝った。
指定した時間に会場に行く。すると、「30分間はグレービーをターキーに注いでください。それが終わったら、ターキーディナーをテーブルに座っているホームレスの人たちに配ってください」とイベント・ディレクター。
当日、3000人収容できるサンタモニカのシビックホールでは、2100人のホームレスの人たちにターキーディナーが配られた。その他、歯ブラシやヘアブラシなどが入ったハイジーンキット、ブランケットを配るコーナーや、ヘアカットのコーナーもある。去年は、ボランティアに参加した美容師から280人にヘアカットが行われ、食べ物以外にも彼らのニーズが提供された。
アメリカの秋の食、ターキーは、人々に温かい心をもたらしているようだ。
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記:大山真理
特集:秋!満喫!!秋を味わいつくす!!
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