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インド各地で開催される春の盛大なお祭り、ホーリー。インドの人たちは、今の時期を「春」というが、最高気温はすでに連日30度を超えているので、日本人的感覚では、すっかり「真夏」。
ホーリーは、道行く人に色水や色粉をかけまくるお祭り。3日ほど前から色水や色粉・水鉄砲を売る露天があちこちに出没する。
ハイデラバードでのホーリーは3月22日の午前中がメインだったのだけれど、たまたまデリーから来られた方は3月22日がホーリーだとおっしゃっていた。太陰暦を使うため、毎年日付は変わるのだけれど、都市によって若干日程も違うようだ。
元々は、小麦の収穫を祝う行事で、小麦は北インドで主に収穫され、私の住む南インドでは小麦よりも米の収穫が多いので、単なる色水掛け祭りになっている。
ホーリー当日には私達外国人は外出を控えるようにと言われる。色粉の中に石を入れたり、泥を混ぜたり、果ては色粉ではなくタールを掛けるというルール違反をする人もいるらしい。色水や色粉も化学染料を使っているものもあり、肌にも良くない。新聞では肌にも優しい天然染料を使おうと書いてあった。
私が住むアパートメントのプレイガーデンで午前中にHoliの色水かけ大会をやるというので、ちょっとのぞいてみた。ここではプレイガーデンの中に入らなければ、色水はかけないという暗黙のルールもあり、写真だけ撮らせてもらった。
皆さん、専用の水鉄砲などを事前に用意して、容赦なく色水をかけ合い、顔や頭には容赦なく色粉を塗りたくっていた。色水をかけるのも楽しいし、かけられるのもまた楽しいようだ。体が色水でびしょびしょになるまで存分に色水をかけ合っている。
洋服は二度と着られないほどコテコテに色がついている。ママさん達も女の子も顔はカラフルでぐしゃぐしゃ。
とてもおもしろそうだったので、一緒に仲間に入って、色水をかけ合いたかったのだけれど、翌日は日本人の方々とのパーティーもあるし、私は敏感肌で化学染料には弱い。この色水や色粉は1週間ぐらい取れないと言われていた。
実際には、ちゃんと色の落とし方があるそうで、いきなり水ではなく、オイルを肌になじませて色を浮かせてから、洗い流すらしい。それを事前に知っていれば、参加していたのに…と非常に残念。
なんとクレイジーなお祭りと思うけれど、この日は、大人も子どももカーストも一切関係なく、色水をかけ合うところにインドの奥深さがある。
Holiと共に、訪れたばかりだと思った短い春が終わり、雨が3回ほど降ると、いよいよインドに本格的な40度を超える恐怖の真夏がやってくる。
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記:荒井昌子
特集:春待ちのころ…
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