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暖かな春の訪れと共に、「さあ、家を片付けよう」と考える人は多いはずだ。いや、考えなくても衣替えをしているうちに、いつの間にか年末の大掃除に匹敵する騒ぎとなってしまう、というのが私のパターン。「あ、こんな物もあったんだ」を連発し、けれど「本当にいつか使うのかしら」と途方に暮れる。このエコ時代に、捨てるわけにもいかないし…。
大丈夫。そういう不用品を無駄にせず、かつ、お小遣い稼ぎが出来るガレージセールをすればいいのだ。この辺ではヤードセールとも言って、自宅の車庫や庭に不用品を並べて、数時間だけ露天商になる。

最近は日本でも古着や中古品がファッショナブルな物と言われるようになり、フリーマーケットも珍しくなくなったが、場所を借りる費用が必要だったり、荷物を移動させるのが大変だったりで、気軽に参加できる人は少ないのでは?
その点、アメリカではある程度の庭や車庫がついた家が多く、自宅ですぐセールをすることができる。きれいにディスプレイするもよし。面倒なら、要らない物を外に並べておくだけでOK。かくして、春はガレージセールが花盛りなのだ。
売り手が喜ぶのと同時に、買い手も夢中になる人がいっぱいだ。特に掘り出し物を狙うセールマニアの人達は、頻繁に出没し意外な物を買っていく。
我が家が昔セールをした時は、「これは売れるだろう」と思っていたものが売れ残り、「こんな物、出すだけ無駄だろう」と思っていたものが、アッという間に売れてしまった。柄がグニャリと曲がったビーチパラソルも、「これ、柄が壊れているから使えないんですけど…」という説明にも関わらず、売れてしまった。いくら丈夫な傘でも、傘布の部分だけで一体何をするのやら。
さて、このガレージセールだが、一軒だけでは売り物の量が少ないので人も集まらない。そういう時は、隣近所に声をかけて一緒にセールをするのが賢いやり方。
つい先日も近所で数軒が同時にセールをした。午前7時開始の掲示にもかかわらず、6時を回ると徐行しながら何やら様子を伺う車が…。いい物を真っ先に見つけて、真っ先に買うマニアの作戦だ。そのうちに小雨が降り始めたが、悪天候もなんのその。7時半頃には行きかう車で通りは大混雑であった。

子供の古着、おもちゃ、小物や家具を出した奥さんは、「全体の80%は売れたわ。」と嬉しそうだった。クローゼットはすっきりサッパリ。お小遣いも増えて、これで春の楽しみも倍増間違いなしだ。
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記:ハンソン・ヨウコ
特集:春待ちのころ…
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