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あ、なるほどね、こんなアレンジもありやねえ。
そんな第一印象でした、東京で初めて見た「桜餅」。
大阪出身の私にとっての桜餅はいわゆる「道明寺」です。桜色のお団子を桜の葉で包んでいるもの。これが私の桜餅です。なので、「長明寺」は桜餅のアレンジ版、と思っちゃいました。東京!クレープ風かあ、と。
いえいえ、調べてみると、うわあ、大変失礼致しました、歴史があります「長明寺」の桜餅。江戸時代、あの暴れん坊将軍の世に生まれたものだということです。
享保2年、東京向島の長明寺の寺男として住み込みで門番をしていた山本新六が、たくさんの桜の落ち葉をどうにか利用できないかと考え、小豆の餅を桜の葉で包んでみよう!と思い立って作ったのだとか。小麦粉を鉄板の上で薄く焼き、それに小豆のこし餡を入れて二つ折りにして、塩漬け(醤油漬けという一説もあるようです)にした桜の葉2枚で包み「長明寺桜餅」として売り出したところ、これが大好評、江戸名物として全国に広まったそうです。
「道明寺」の桜餅、こちらに関しては残念、詳しい記録が残っていないようです。大阪南河内の尼寺、道明寺が作った糒(餅米や粳米を蒸して乾燥させた戦国時代からの携帯食)を使って作ったとあるようですが、その詳細は不明です。
いずれにせよ、桜の葉を食べてみよう、ってところが、桜大好き日本の国、ですね。
さて、「道明寺」は簡単に電子レンジで作れます。
《材料》
道明寺粉 80g
桜の葉 5枚 (お湯に1時間程つけて塩抜きをしておく)
お湯 150cc
砂糖 大さじ 1/2
食紅 少々
粒餡 100g
《作り方》
- 耐熱容器にお湯を入れて、溶かしておいた食紅を加え、砂糖を加えて溶かす。
- 1に道明寺粉を加えて軽く混ぜ、ラップをしてレンジ600Wで5分加熱し、ラップを取らずにそのまま約10分蒸らす。
- 道明寺粉がふっくらと柔らかくなったら、ゴムべらで全体を軽く混ぜる。
- 3の生地を5等分にし、丸く広げて手にのせ、あんを置いて包み込んで丸める。(出来るだけ俵型に)
- 桜の葉を裏が表にくるようにして、4に巻く。
「長明寺」「道明寺」共にあんは「こしあん」が定番ですが、個人的な好みで粒あんにしました。
今年の春は、お手製桜餅で大満喫です。来年は発祥の地、300年の歴史と伝統を守る「山本や」の桜餅をいただいてみようかしら。あら、これはホントに、花より団子ですね。
そうそう、大阪といえば粉もの。ですが桜餅では東京が粉もの、になっています。これはなんだか面白い発見をした気分です。
食べるものなのか迷ってしまう桜の葉ですが、長明寺は厚めの葉が使われていることが多く食べにくいようです。
道明寺では薄い葉が使われているようでそのまま一緒にいただきましょう、甘しょっぱさを楽しめます。
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記:亜位ミドリ
特集:春待ちのころ…
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