|
|
|
 |
|
バンクーバーに住んで2回目の夏、ここでも日本の盆踊り大会と似たようなイベントがあるのを知った。
1つ目のイベントは、“Robson Square Summertime Dance Series 2007”。
1979年から毎年夏に、無料のコミニティーイベントとして行なわれていて、28年も続いている伝統的なイベントだ。
子供からお年寄りまで、初心者から上級者まで、すべての人が参加できる。 7月と8月の金曜日の夜8時から11時半まで、9回行なわれる。
2つ目のイベントは、 “2007 Dance at Dusk at Queen Elizabeth Park”(エリザベス公園、ダンスの夕)で、Queen Elizabeth Park で夏の間の6月中旬から8月中旬まで、平日週3回の夜2時間、何と合計30回も行なわれるダンスの講習会。例年行なわれるスタンレーパークが、工事中のため、今年だけはQueen Elizabeth Parkのドームで行なわれることになったという。
この他にも、まだバンクーバーでは市民が気軽に参加できるダンスイベントがあるという。ここに住む人も来る人も踊るのが好き、市や街もそれをバックアップしているのだった。
8月のある金曜日の夜、 “Robson Square Summertime Dance Series 2007”を見に、ダウンタウンのRobson Squareに行ってみた。
Robson Squareはダウンタウンの真ん中にあり、市庁舎・州立裁判所・バンクーバー美術館・公共の広場などがある一画。イベントの会場はアウトドアのダンスフロア‐だが、円形の屋根があるので雨が降っても中止になることはない。
イベントは夜8時から11時半まで続くが、バンクーバーの夏は10時近くまで明るいので、11時半というのはまだ宵の口。
プログラムは、インストラクターによるダンスレッスン、ダンスの種類は、タンゴ・スイング・サルサ・サンバなどで週毎に変わるという。レッスンの後は、ダンスパーティとプロ・ダンサーによるデモンストレーションが2回繰り返される。

私が着いたときは、すでに老若男女、肌の色も色々、たくさんの人が集まり、インストラクターによるダンスレッスンが終わる頃だった。その後のダンスパーティーに続き、このイベントのハイライト、プロのデモンストレーションが始まった。
6〜7組のプロ・ダンサーのペアーが踊り始めた。リズミカルな音楽に合わせ、軽やかに踊るのを見るだけでも心が躍るようだった。
このダンスイベントは、無料ではあるが寄付を募っていて、その寄付金はフードバンク(貧しい人に食品や日用品を配る団体)に贈られる。プロのデモンストレーションの後、紙の箱を持ったスタッフがホールを一周し、寄付を募っていた。
バンクーバーは、市民がお金をかけずに楽しく遊べる街。しかも金曜日の夜、誰でも無料で定期的にダンスを学べるなんて、ちょっと嬉しいイベントだ。
そして市民だけでなく、夏休みで旅行に来ている旅行者も共に楽しめるのが、いかにもバンクーバーらしい。

多国籍都市の「盆踊り」とも言えるこのイベント、いろいろな民族の人たちが共に楽しむダンスの夕べに「東京音頭」は無かったが、ラテンのダンスミュージックをきいて、なぜか日本の盆踊りを思い出したのだった。
|
記:藤野 美津子
特集:8〜10月はお祭り!
|
|