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カナダの夏の食事といえば、青空の下、歩きながらほお張る「ホットドッグ」。それには理由がある。
カナダ・トロントの冬の間は体感温度がマイナス30度になる日もあるほど寒い日もあり雪が積もって滑りやすくなる。7〜8ヶ月もある冬は、あまりの寒さに店じまいしてしまうホットドッグスタンド。
その代わり、初夏を迎えるやいなや、あちらこちらに登場し、7月頃には夏の風物詩と言えるほど多くのホットドッグスタンドや車を目にすることになるのだ。
たかがホットドッグ、されどホットドッグ、あなどることはできない。味のほうは意外に美味しく、小腹がすいた時や、お金のない留学生にとってはランチにもなり大人気。大きさはカナダサイズで、1つでおなかいっぱいになるが、カナダ人男性はランチに2つまとめて買ったりするほど。1つが2ドルから3ドルとお得だ。スパイスの効いたイタリアンソーセージや、チキンソーセージなど種類も豊富。宗教上の理由から肉を食べられない人のために、ベジタリアン用のホットドッグを用意するスタンドもある。
ライバル店が1ブロック先にスタンドを出しているとあって、ホットドッグ店も、あの手この手で客取り合戦を行う。スタンドによって、客が自分で付け加えるピクルスや野菜などのトッピングに力を入れる店や、ケチャップやマスタードソースにこだわる店など、セールスポイントを変えて夏の商戦に出る。
お客さんの中にも毎年、お気に入りのスタンドを決めている人もいるほど人気のホットドッグスタンド。「いつもの店でないと嫌だ」という友達もいる。夏は日没が遅く、夜9時頃まで明るいカナダでは、短い夏を思い切り楽しむために、夜遅くまで外出を楽しむ。週末は毎週のようにフェスティバルが行われることもあり、ホットドッグを片手にイベントを楽しんだり、スポーツ観戦したりとビールのお供にかかせない。
カナダの西側、バンクーバーで発見した日本人が経営するホットドッグスタンド「Japa Dog」。他のお店と違う点は、日本風の味付けを施している点。豚肉ソーセージに大根おろしやネギをトッピングした「オロシ」や、照り焼きソースをかけて海苔をのせた「テリマヨ」など日本食が好きなカナダ人の心をしっかり捉えたホットドッグを販売し、人気でランチ時には行列ができるほど。
ホットドッグ、カナダにきたら食べなければならない夏の食べ物の1つと言っても過言ではないと思う。皆さんもぜひお試しあれ。
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記:山下敦子
特集:世界の夏を食べ歩き!
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