|
|
|
 |
|
アイルランドでは、6月下旬の夏至が近づくとついにアウトドアシーズンの到来となる。アイリッシュに人気のアウトドアは主に屋外でのBBQや砂浜での日光浴などだが、それだけではなくサイクリングもアイルランドならではの定番アクティビティーの一つと言ってもよい。
特にアイルランドの南西部は、100m〜200m級の高さの岸壁が大西洋からそそり立つ、荒々しいながらも自然がいっぱいの風光明媚な地域だ。そういうわけである晴れた週末、我々はレンタサイクルショップで自転車をレンタルし、大西洋へのサイクリングへ出発することにした。
人も車も殆ど通らない田舎道を競争しながらがむしゃらにこぐ。海風を体いっぱいに感じながら奇声を上げて自転車をこぐ私たちを、牧場の馬やウシや羊たちが怪訝そうな顔をして見ている。大西洋に面する岬の一つ、ループヘッド岬を目指して自転車を走らせた。なだらかな道がだんだんと上り傾斜になり、息も絶え絶えになってくる。そして更に突然のにわか雨・・・。
道の脇の石垣にもたれかかってしばしの休憩後、気を取り直して再びサイクリング再開。しばらくするとループヘッド岬にある白い灯台が見えてきた。岬の至るところにはピンクのハマカンザシが可憐に咲いている。ここから灯台のある先端までもう少しだが、ここから道らしい道はない。そこで草と岩の上をそのまま注意深くこぎ進む。先ほどの雨で濡れた草でタイヤがスリップしやすくなっているので、滑ったら崖から真っ逆さまに海へ落っこちてしまう(!)のだ。

そしてついにループヘッド岬へ到着!そこに腰を下ろし、眼下に広がる大西洋を眺めながら友人と他愛もないおしゃべりをするのもまた楽しい。
さて、次回はどこへ自転車を走らせようか。
|
記:小島瑞生
特集:6〜7月はアウトドア!
|
|