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カトリック教徒が全国民の90%以上を占めるアイルランドでは、クリスマスは一年で最も大事な行事だ。それにちなんでか、毎年11月末からクリスマス前にかけ、国中のホテルやレストランにはクリスマスパーティの予約がたくさん入り、まさに一番の『かきいれどき』となる。
会社主催のクリスマスパーティ、友達同士、趣味仲間でクリスマスパーティと「クリパ」のはしごに忙しく走り回る人も。それはまさしく日本で「今日は会社の忘年会」「明日はサークル仲間と忘年会」というノリと同じなのだ。
会社のクリスマスパーティはホテル内の大広間などで行われることが多く、普段ほとんど顔を合わすことがない同僚ともおしゃべりをするいい機会でもある。それにしても女性たちはみんな「いったいどこの舞踏会へお出かけ?」と思うぐらい目一杯めかしこんでくる。美容院で頭もしっかりセットしてもらうという気合の入った女性もおり、ここまで来ると何だかもう誰かの披露宴に参加している気分になる。
クリスマスパーティ会場に着くと、まずは砂糖とスパイスの入った温かい「ムルドワイン(Mulled Wine)」を飲みながらウォーミングアップ(?)だ。ディナーの用意ができたらいよいよパーティの開始!
このディナーの時に必ずなくてはならない小道具は『クリスマスクラッカー』である。カラフルで筒状のクラッカーを隣同士で引っ張り合い、「ポンッ!」とはじけると中からたいていキーホルダーとかミニトランプといった小さなオモチャやジョークの書かれた紙切れなどが出てくる。みんなはそのジョークやなぞなぞの紙をお互い読み合ってディナーが来るのを待つというわけだ。
フルコースを楽しみ、更にお酒も入ってほろ酔い気分になった後は当然ダンスタイム!DJやバンドが、スローテンポでロマンティックな曲からアップテンポのディスコミュージック、はたまたトラディショナルなアイリッシュミュージックなどの演奏で盛り上げる。
こうしてみんなノンストップで踊り狂い、年に一度の会社のクリスマスパーティは翌朝まで続くのである。
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記:小島瑞生
特集:Party!Party!
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