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北海道の美味!鮭1本から作る三平汁
魚屋の友人から連絡が。
「タモちゃん!入ったぞ!流し網!」
「左様か!では、つかまつろう!」
そう、塩鮭を頼んでおいたのだ。

しかし、北海道の私が食べるのは、単なる鮭ではない。鮭の王様「紅鮭」! それを漁師達が「流し網」で取り上げたもの。

これは知っていていただきたい。
「定置網」に泳ぎ疲れて傷ついたものより、マッハで捕まえる「流し網」の鮭は数ランク上の味がして、太っている。鮭1本買うときは聞いたほうがよい。

【塩鮭をさばく】
初めての人でも、塩鮭をさばいて、北海道の絶品鍋「三平汁」を作れるように説明しよう。



1. 胸ビレの下に包丁を入れるが、15度の角度を持たせる。
(包丁が切れないと、身がグシャグシャになるので、絶対に切れるもので)


2. 頭が綺麗に落ちた。切り口の角度と、鮮やかな紅をごらんあれ!

3. この頭を立てて、真上から両断。

4. 両断したら、さらに細かくに切り分ける。
ここの部分は、いま話題のコラーゲンがふんだんだ!決してお粗末にしてはならない。また、一番ダシが取れる場所でもある。

5. 頭を切った部分から、まず2枚におろす。骨にそって「解剖をするように」ゆっくり手を動かせば、絶対にうまくいく!

6. 身がたくさんついてくるが、気にしなくていい。鍋の材料に使うからだ。

7. 先ほどの頭の部分と尻尾、中骨を食べやすいサイズにカットする。

8. ご覧あれ!紅鮭!1本のアラである!
9. 鮭が切りあがった。(多聞ちゃん、上手でしょ?)
切り身とアラがこんなに。捨てるところは何もなし!

【三平汁の作り方】
さぁ!ここからが「三平汁」の作り方だ!!



1. 汁で味わうこの鍋は、野菜の旨みも大切。私は、大根を必ず入れる。そして甘味のたまねぎ。コクのじゃがいも、ここで使うのは「北あかり」。全て、大きく切るべし!


2. たっぷりのコンブでダシをとったら、酒を注ぐ。
4〜5人の鍋なら100ccくらい。多めに入れるのがミソ。

3. まずはアラをダシ汁で煮込み、塩分を染み出させる。
「美しい薔薇にはトゲがある」ように、「うまい鮭にはアクがある」のだ。上品な塩味の鍋に仕上げるため、徹底的にアクを取る。
アクが取れたら、全部の野菜の投入だ!好みでキノコも。

4. 材料が煮える間、さっきの切り身をラップにくるみ、冷凍保存する。これは後で、煮るなり焼くなり、好みの料理に使えばいい。

5. 5分も煮たら、火を止めてネギを加えて蓋をする。
塩味が足りなければ、少々の振り塩。

6. できあがり!

素材の旨味を堪能できる三平汁で、この冬、鍋パーティーはいかがだろうか?


記:松尾多聞
特集:Party!Party!

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