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パーティーなどの集まりでは、夫婦、パートナー、もしくは家族単位で招待したりされたりが基本のアメリカ。夫の勤務先で行われたクリスマスパーティーも同じ形式で、食事をゆっくり楽しみたい中高年夫婦にはディナーパーティー。若いカップルにはダンスパーティ。そして幼い子供がいる家庭にはサンタパーティーとご丁寧にも三種類用意されていた。主催する側はさぞかし大変だろうと思うが、子供連れで気兼ねなく参加できるパーティーが用意されているのは、とてもありがたい。
普段出歩かない専業主婦としては、パーティーに行けるだけで大満足。行って楽しいか否かは私にとってはあまり問題じゃなかったりするのだが、子どもたちはそうはいかない。ホスト側も何とか喜ばせようと必死だ。私達が行ったサンタパーティーでは、手で簡単につまめる軽食を始め、子馬に乗らせたり、顔に絵を描いてあげたり、サンタクロースと写真を撮ったり、あの手この手の大サービス。
中でも私をうならせたのが、ジンジャーブレッドハウス(お菓子の家)作り。生姜風味の硬めのクッキーを壁や屋根に見立て(パーティーではグラハムクラッカーで代用)、粉砂糖と卵白で作った糊で張り合わせ、チョコレートや飴で飾り付ける。あのヘンゼルとグレーテルが迷い込んだお菓子の家…こんな家があったらどんなにいいだろうと絵本に釘付けになった、夢のお菓子の家である。もし35年前の私がいたら感涙にむせんでいたに違いない。
しかし、思いのほか作業は難航した。糊が乾かないうちに力を加えると、グニャリと倒壊。つけた筈のチョコレートが、ポロリと落下。指は糊だらけでベトベト。大奮闘の結果、運良く完成したお菓子の家は作り主の家へと運ばれる。そしてツリーの横に鎮座して一家のクリスマスに花を添えてくれるのだ。

もちろん食べ物をおもちゃにするのは、多少抵抗もある。もともと貧乏性なので、ホコリをかぶり、遂には捨てられてしまうお菓子の家が不憫でもある。そうだ。ラップをかけて飾っておけば、後で食べられる! でも空しいかな、あの薄いラップ一枚で、夢のお菓子の家が一転して室温保存の食料となってしまう。
ここは、豊かな国に住む感謝をしつつ、ぼーっと眺めている方が良さそうだ。
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記:ハンソン・ヨウコ
特集:Party!Party!
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