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夫がインド人の同僚から
「娘の1歳の誕生会を妻の実家プネでやるので、ぜひご夫婦で来てください」
と誘われた。
プネは、私達の住むハイデラバードから飛行機で約1時間。
「なんで、お子さんの誕生会に家族でもない私たちが、わざわざ飛行機に乗って行くの?」
と非常に不思議だった。
日本での乳児死亡率は2000年から2005年まで1000人中3.2人だが、インドでの乳児死亡率は1000人中67.6人と高い。そのため、1歳の誕生日を無事に迎えることができるのは非常におめでたいことで、親戚友人などを招いて盛大にお祝いする。
パーティーはホテルの屋上テラスで夜7時半から始まった。今の時期は乾季で雨は滅多に降らないため、屋外でのパーティーが可能。最初にみんなでバースデーソングを歌い、お嬢さんとご両親で、ケーキのろうそくを吹き消す。インドでは年の数だけろうそくを並べるのではなく、数字の形のろうそくを使う。これだと年をとってもたいてい2つのろうそくだけでOKなので、非常に便利。続いて、ケーキカットだが、お嬢さんはまだ幼いのでご両親が介添え。
そして、ゲーム大会。負けると罰ゲームが待っている。主役は1歳のお嬢さんのはずなのに、みんなそっちのけでゲームに興じる。お嬢さんはというと、その頃はもうおばあちゃんに抱かれてすやすやと眠っていた。
ゲームが終わるとダンスタイム。インド人はとにかく踊りが大好きで、体の動きがしなやかでダンス上手。
ディナータイムは9時半頃から。インドではレストランの営業時間も夜7時からと遅い。食事はブッフェ形式で、料理のメインはカレー。同僚夫妻はカーストの最高位バラモンのため、ベジタリアンで動物性の食品は一切口にしない。インドでは同じカースト同士でしか結婚せず、親戚たちもみんなバラモン。また、パーティーでも同じカーストの人しか招待しない。私たちは外国人ということで特別に招待されている。そのため、ノンベジの肉料理はなくすべてベジ料理。

そして驚いたことに、パーティーにはお決まりのものがここでは出なかった。それは、アルコール。同僚夫妻はバラモンのため、アルコールは一切飲まない。どうやら私たち夫婦以外の出席者はアルコールは飲まないようで、当然ながら乾杯もなかった。
のんべえの夫は、
「みんなしらふなのに、よくあんなに盛り上がってダンスができるもんだ」
と感心していた。
インド人はパーティーが大好き。時間を気にせず楽しみ、近所迷惑という概念もなく、騒いでいても怒鳴り込む人もいない。
こうして宴は、主役がすっかり夢の中にいる夜12時ごろまで続いた。
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記:荒井昌子
特集:Party!Party!
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