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ワールドカップ・決勝の日
先日、巡礼路を歩き終えて、パリに戻ってきました。巡礼中は毎日が濃い日々で、思えばいろんな人が歩いていたなと感じている。

レクトゥールという街では教会の前にある巡礼者宿に泊まった。ここは牧師さんとボランティアによって運営されているところ。夕食と朝食付きで宿泊料金は寄付。

この日の巡礼者は7名。スイス人のシルビオさん(45歳・彼はこの巡礼ではお金を持たずに歩いている。スイスから歩き始め、このままポルトガルのピースヴィレッジ・コミュニティーまで歩くという)、フランス人のマリーさん(31歳・パリジェンヌ、只今、離婚調停中)、フランス人のジャクリーヌさん(50代・いつも一人で行動し、毎朝6時から歩き始めている)、それにフランス人の学生3人組(15歳二人、16歳一人の三人組み。自転車での旅。スタンドバイミーのような青春を感じる。中高年が多い中でとてもフレッシュな存在)。

夕食はこの6人と私、それにボランティアの方、牧師さんの9名でテーブルを囲んだ。お祈りのあと食事が始まった。野菜のポタージュ、メロン、野菜のグリル、ブフ・ブルギニヨン、グリーンサラダ、パウンドケーキ、それにローカルワインが用意されていた。学生3人組は3人ともお腹を壊しているとのことでオムレツなどの別メニュー。

400年以上の歴史のある古い建物のダイニング。とても高い天井と長いテーブル、それに古い家具と暖炉。そんな空間でとてもちぐはぐなメンバー9名が一緒に食事をしている、というこの状況がなぜか笑えてきた。
シルビオさんがこれから暮らすコミュニティーの話をすると、真面目に聞きながらも全員がひいていた。学生3人組みは目が点になっている。

普段なら一緒に食事をすることがないようなメンバーだ。そんな出会いこそが巡礼・旅の面白さだなと改めて感じた。





記:安田知子 2006/07/17
特派ルポ着の身着のままのパリ

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