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ゆったり温泉。美味たらふく。胸一杯に海山の「気」でリフレッシュしたり、都会の「邪気?」も楽しんじゃう。やっぱり旅はたびたびしたいよね。
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温泉旅行の朝はやはりお風呂で始まる。
二日酔いでグロッキーなマーサは露天風呂へ。次にスーザンも露天へ。そしてレイチェルとマリリンも。露天風呂は昨夜と男女のお風呂が反対に。いったいいつ暖簾を架け替えたのだろう。確かに両方の露天風呂を楽しめるからいいといえばいい。でも、掃除の時間はチェックアウトからインまでの間。これってお湯の成分的には限りなく混浴に近いかも。数時間前までは美しいお姉さんやカッコイイお兄さんが入っていたのだと想像できれば楽しいかもしれないが、現実は元お姉さん、元お兄さんばかりである。深く考えると気持ちが揺れるので、お湯はお湯と割り切って入浴。
チェックアウトを済ませ榛名湖に向かう前に、旧ハワイ公使別邸を見学するかで迷うが、高低差を思うと決断できずそのままバスに。しかし、この選択は間違っていた。なぜなら、旧ハワイ公使別邸の前にバス停があり、榛名湖行きのバスはそこに停まるのだ。しかも、宿からはひたすら下りだったから実に残念。前日、雄大な景色を見られる隣の空き地から写真だけ撮り、後で見学をと思っていたが、どうにも宿との位置関係が把握できなかった。やっと分かったぞというときはその地を離れるときというのは、旅先ではよくあることだ。
榛名の山は雑木で覆われている。正真正銘の冬枯れの景色。しかし、快晴のこの日、真っ青な空と春を予感させる柔らかな日差しに包まれて気持ちがいい。榛名湖は暖冬のため半分凍結という中途半端な状態だった。例年ならワカサギ釣りで賑わっていたはずだ。日陰に残る雪を踏みしめ散歩する。正確には散歩しかすることがない。しばらく歩くと馬やロバがいた。乗馬観光ができるらしい。木に繋がれているロバがスニーカーを履いてのんびり顔でいた。これはオドロキである。他にはどんな動物用のスニーカーが作られているのだろう。

榛名湖の新緑は素晴らしいだろう。だってこんなに見事な冬枯れはめったに見ないから。てくてく歩いてバス停三つ分。料金にして100円分も歩いた。
ここから二日酔いのマーサに代わりレイチェルがナビ役に。「わたしこういうのダメ」などと言っていたレイチェルだが、実にしっかりしている。乗り換えのバスは何分後など安心のナビ役。定休日のグリーン牧場を次の訪問地に選んだこと以外は。運転手のアドバイスで降車こそ免れたが、そのまま渋川に直行。これからどーするわたしたちである。

「何食べる?」「トンカツ」「やめてくださいよ、トンカツなんて。ムリですよ」「じゃ、ウナギ」「それもダメですよ。軽い物にしましょう」ということで手打ち蕎麦の店で昼食。食欲旺盛なスーザンとマリリンは十割蕎麦にミニカツ丼セットで元気モリモリ。昼食後、タクシーで白井宿に向かう。
白井宿は渋川の北2km、利根川と吾妻川の合流地に程近い所にある、宿場町風元城下町である。しかし、向かう途中思わぬハプニング。交通事故に遭ってしまった。わたしたちのタクシーにバイクが衝突。かなりの衝撃。しかし心優しい4人の元乙女たちは、もんどりうって転んだおじさんの心配ばかりで、入ったばかりの交通災害保険適用など思いもつかなかったのは残念だ。確かに結構強く胸を打ったのだが、その後痛くも痒くもないのはたいしたことなかった証拠である。それにしても神社や観音は何をしているのだ。手を合わせたばかりだというのに。やはりワリカンだからか。
その後衝撃の事実が発覚。「ワリカンじゃないからね、鐘をついたのわたしのポケットマネーだよ」とスーザン。なんてことをしてくれたのだ!こっちはちょっとは後ろめたいがワリカンで許してチョと思っていたのに。その後マリリンに襲い掛かった不幸の数々。デジカメ修理の保証書紛失。修理代21,105円也。携帯電話の半壊。掃除機の半壊。ああ、年代物の機械が次々に壊れていくのである。
個人的不幸は置いといて、白井宿に話を戻そう。白井宿は15世紀ころに栄えた城下町で、宿場町ではないようだ。白井城は17世紀には廃城になったが、町は残ったらしい。通りの中央には用水路があり、たたずまいは宿場町風。八重桜の並木が続き、8つのつるべ井戸がある。そのうち、6つは今でも使われている。中でも一番古い「薬師の井戸」は江戸時代に掘られたものだとか。江戸中期に掘られた「延命水の井戸」は、人々に好んで飲まれたのだそうだ。また、「八軒町の井戸」は今でも8軒の家で管理されているとか。
通りのほぼ中央に点々と20mおきくらいに並んでいる井戸。おそらく地下水脈があるからそこを掘るのだろうが、権利争いなんてなかったのだろうか。西部劇だったら大変なことになっていたに違いない。これは水の豊富な日本ならではの光景かも。村おこしにより観光地化を目指しているらしい白井宿だが、まだまだ観光地とは違う静かな田舎だった。

その後、白井宿を抜けた地点にある道の駅でちょっとだけ買い物。タクシーで渋川へ。そして17時13分、水上8号で東京へ。楽しい4人旅でした。
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