3時半、ホテルを出発。地図を片手に行く先を決めるのはTakakoさん。ホテルは駅の見える位置にあるので迷わず駅前に出られる。金沢駅は真新しい巨大な駅だ。まだ完全に完成しているわけではなく、西口などは工事中。東口の駅は威圧感さえ感じるような巨大な建造物。鼓を模したという鳥居のような造りは圧巻ともいえる。観光地図によると、これは「おもてなしドーム、鼓門」と呼ぶらしい。「あのガラス張りのスペースは何かに使えるんですか」地元の人に聞いた。「なんだかねえ、イベントとかに使えるらしいけど」と自慢にしているようではなかった。
街はきれいだ。駅周辺はホテルが建ち並び、新しい店も多い。古都というよりは、きれいな都会という感じ。大きな交差点にくると横断歩道がない。真新しいエレベーターと地下に続く階段。これは不便だと思った。「これは街づくりの失敗ね」「面倒よね」など話しながら近江町市場のある武蔵ヶ辻の交差点へ。市場は街の真ん中にあり、活気がある。市場を徘徊したあと、お寿司屋で一休み。生ビールとおさしみを食す。のどぐろ、いか、あじの盛り合わせ。最初、回転寿司とあったので、気楽に入ったが、回転していない。しかも、お客はわたしたちだけ。「ここって回転していないけど、回転寿司でいいの?」「はい、回転寿司ですよ」「してないじゃん」「回転しない回転寿司ですよ」
どうやら、回転寿司というのは回転寿司並の料金ということらしい。ネットで調べると、安くて美味しい魚介類を食べるなら回転寿司がおすすめとあった。その情報に従ったわけだ。Takakoさんのプランでは、ちょっとつまみとビールで次に移動というプランらしい。もしも同伴者がおばちゃん(小玉徹子)だったら、にぎりてんこもりというところだが、ここは素直に従う。

近江町市場を出て香林坊を目指す。途中、なにやら不思議なステンドグラス入りの楼門の尾山神社に。パンフレットにはステンドグラスではなく、ギヤマンが文明開化の光を放つとあったが、夜になると本当に順に赤、青、黄色などの光を放っていた。尾山神社は藩祖前田利家をまつった神社。境内には利家とまつの銅像がある。大きな袋を背負った利家の銅像は、後ろからの槍や矢の攻撃から身を守るためのものだとか。なるほど。
再び大通りを歩く。ティファニー、グッチというブランド店が並び、スターバックスでコーヒーを飲む人たちは、東京と変わらない。しかし、勢力図はちょっと東京とは違い、金沢では北国銀行、北国新聞と北国グループが勢力を誇っているらしい。キタグニと読んでいたが、ホッコクと読むらしい。うーん、地方財閥っているんだねというのがわたしの感想。
香林坊に着き、横道に入る。飲食店がずらりと並ぶ。さーて楽しい居酒屋で飲んで食べてと思ったが、まだ明るい。明るいうちから酔っ払うというのもどうかと思い、路地を突き進むと満々の水が流れる用水路があった。後で知ったことだが、その用水路に沿って右に曲がると武家屋敷だったのだ。そうとは知らず、その辺りで時間を潰し、再び香林坊へ。わずかに明るさが残っていたが、見切り発車で居酒屋へ。
鴨のぢぶ煮という郷土料理、げんげんぼうというコラーゲンの塊のような魚の煮物と天ぷらなどをつまみにいい気分。ちょっと味が濃いと思ったが、珍しい料理を食べてゴキゲンな一日でした。帰りも歩いてホテルへ。酒屋に寄って寝酒用の焼酎をと目論んでいたのに、買いそびれてホテルに着いてしまった。
仕方がない、お風呂に入って寝ることに。あまりにも歩き疲れて、スチームサウナでウトウト。あぶないあぶない。ビジネスホテルなので、宿泊客は圧倒的に男性が多い。女性用のお風呂は貸しきり状態。大浴場はオープンしてまだ1年とか。掃除の行き届いたお風呂は温泉でなくても充分満足だった。清潔なベッドで羽根布団かけて、テレビ付けっぱなしでおやすみいー。極楽、極楽。明日は8時集合と決めました。
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