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ゆったり温泉。美味たらふく。胸一杯に海山の「気」でリフレッシュしたり、都会の「邪気?」も楽しんじゃう。やっぱり旅はたびたびしたいよね。

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民族衣装が欲しい編その1
〜夜行バスとゴハン〜

メキシコシティから南東へ、夜行バスで約7時間。博物館の展示で民族衣装にほれ込んだ私達は、生きた衣装を見るべく、あわよくば自分に似合う衣装を探すべく、先住民文化が色濃く残るといわれるオアハカへ向かった。

私達の旅では、6時間以上の大きな移動の場合、基本的に夜行バスを使う。時間と宿代の節約のためだ。
一口に夜行バスといっても、国や地域によってバス自体も雰囲気も全く異なる。例えば、オンボロな上に座ることもままならないほどに人が詰め込まれた恐怖のペルー山奥バスや、バス自体はピカピカ快適なのだけど、乗客が夜中だろうが早朝だろうが大声で騒ぎまくる陽気絶頂ブラジルバス、などなど。

では、メキシコの夜行バスは……。
車内は美しく掃除され、ドライバーさんの対応や運転は丁寧で、乗客は静かにきちんと座っている。はい、100点。
テキーラを浴びるように飲みながら歌い続けるハチャメチャバスをイメージしていた私にはかなり拍子抜けだった。
唯一、文句をつけるとしたら冷やしすぎなことくらい。でもこれは、寒いのが極度に苦手な私は、どこへ行くときもホッカイロをリュックに忍ばせているから無事にクリア。なので、夜行バスに乗ったとたんに眠りに落ちて、到着するまでぐっすり。メキシコの夜行バスは優等生だった! 

さて、朝の6時、オアハカに到着。ヨタヨタと歩き回って宿を決め、一息ついたら早速町へと繰り出した。
あれれ? 
先住民の人々がたくさん暮らしていると聞いたけど、パッと見たところそんな気配はほとんどない。そのかわり、威厳のある教会やコロニアルな美しい石造りの建物、おしゃれなカフェが町のムードを盛り上げ、着飾った観光客で溢れていた。ま、それもそうか、ここは世界遺産の町だものね。

広場に座ってしばらく辺りを観察していると、地元の一部の人はメキシコシティの人と外見が違うことに気づいた。背は低めで、肌はコーヒー色。顔の皺は深めのことが多く、髪の毛は黒々としている。民族衣装こそ着ていないけど、先住民の血が濃いのかもしれない。そしてこういう人々の髪型は、女性は後ろで一本縛り、男性はオールバック率がやけに高い。老いも若きも、黒髪のオールバック! 

(ものすごく余談。映画『チャーリーとチョコレート工場』ご覧になりましたか? 上記の男性はウンパルンパの顔つきに似ている人が多いのです。ウンパルンパと同じくオールバックだし。ウンパルンパの大好物のカカオも、先住民の人々が古来より重要な食物として扱ってきたことを思うとどうも関係があるように思えてならないのです。
おとぼけでノリノリで真実を見抜く鋭い目をもつ、センス抜群のウンパルンパに首ったけなので考察。)

広場に飽きたら市場へ行こう! 市場は人々の生活を直に感じることができて刺激的。発見がいっぱい待っている!おなかもグーグーなってるし、色々なものをつまみ食いしてお昼ゴハンにしよう。
オアハカの市場はおもしろいものでいっぱい。
ナッツかと思って近づいたのは、あぁ、虫のから揚げの山だった。
おっさんはニッコリすすめてくれたけど、ヘタレにつき試す勇気が出せず、自分を不甲斐なく思ったことよ。

一見白い脳みそのようなボール状の物体はここの名物、オアハカチーズ。

細長いひものようなチーズをグルグルと丸めているのでこういう外見になる。
強い歯ごたえがあってゴムのようにミョ〜ンとどこまでも伸び、味はモッツァレラチーズの旨味を凝縮したような感じで最高に美味しい。

アボガド、トマトと一緒にパンに挟めばもううっとり。





チーズや鶏肉の炒め物を辛味の弱いチリに詰め、衣をつけて揚げた手の込んだ料理がチレ・レジェーノ。
これは、フォークを入れる段階から手が美味しいを感じとる。
衣がサクッ、チリがフワッ、チーズがミョ〜ン。口に入れればエキゾチックな香辛料と素材の味が絶妙に混ざり合い、すばらしいバランス感覚に拍手を送りたくなる。


あ〜おいしい! 三歩進めば興味深くて美味しそうなものに出会ってしまうから、市場を出るころにはおなかは破裂寸前。

だから、夕飯は屋台の「ビンボーホットドック」で済ませたとさ。
ね、本当にBIMBOでしょ。

記:大屋智子2006/06/24

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