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ゆったり温泉。美味たらふく。胸一杯に海山の「気」でリフレッシュしたり、都会の「邪気?」も楽しんじゃう。やっぱり旅はたびたびしたいよね。
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民族衣装が欲しい編vol.2
〜青空市とジムナシオ〜 |
思った以上に観光地化の進んだオアハカで、普段着としての民族衣装に出会うのはどうやら難しいようだ。ならば町を出て、小さな村へ行ってみよう!
今回訪れたのはビジャ・デ・エトラ。私達がどこかの村へ出かけようとしていたちょうどその日、ティアンギスと呼ばれる青空市が立つというから選んだ。ティアンギスは先住民族の伝統的な習慣の一つで多くの人々が集まってくるそうだ。民族衣装の人に出会えるチャンスかもしれない!
オアハカからバスに揺られること30分。
ビジャ・デ・エトラの入り口に着いた。空気はオアハカよりぐっと冷たく長袖Tシャツ1枚だと肌寒い。なのに南国フラワーの代表格、ピンクのブーゲンビリアが道に沿って咲き乱れている。気温とは不釣合いだけど、はっとするほど美しい町の入り口に村人の陽気なセンスを感じる。

歩き出すとすぐ、道端にイスを出してじっと座っているおばあちゃんと目が合った。
ものすごく難しい顔。E.Tである可能性を秘めた生き物を、注意深く見極めているような目。しっかりと見開き、決してたじろがない。
数秒後、おっかない顔のまま、なんと手を振ってきた。びっくり! 自ら手を振ったことにより何かが吹っ切れたのか、表情も徐々にとけだした。じんわりじんわりゆっくりと、クシャクシャの大きな笑顔へ変化した。
私達は嬉しくなって手を振り返し、「ブエノスタルデス(こんにちは)!」と張り切って挨拶をした。あぁ、よかった。入村許可がおりたようでなんだかほっとした。
少し進むと、車いっぱいに手作りパンを積んで売りに来ているおっさんに出会った。素朴さに溢れた懐かしい雰囲気のパンが勢ぞろい。
試しにドーナツを買って食べてみた。
1つ約20円。ふんわりクッションのような感触で、手に持つだけで幸せになる。しっとりときめ細かく、砂糖はかなり控え目でとても味わい深い。おじさん、フランスのパン屋選手権にでられるよ?!
思うに、メキシコはお菓子パンのレベルがとっても高い。しっとりしてバター感がたっぷりなのに油っこさはなく、ふわふわなのに軽すぎず適度に重みがあってもっちり。そして砂糖の甘さはもしやゼロ?! 素材の甘みで勝負している気がする。
グアダラハラやメキシコシティのどのパン屋でもそういう感想をもったが、まさかこんな小さな村のおっさんパンまでこの評価が変わらないとは……。メキシコのお菓子パンは世界の最先端かもしれない!
さて、ティアンギスではありとあらゆるものが売られていた。食べ物、食べ物用の動物、服、帽子、雑貨、食器などなど。
食べ物はたくさんの発見があっておもしろかった。内輪サボテンの炒め物は、茎わかめに納豆のネバネバをたしたような食感で思いのほか爽やか。サツマイモの煮詰めはネットリとした芋羊羹のような味わい。バナナは長いの短いの丸っこいのとバリエーション豊富。スイカは細長く瓜の仲間だったことを思い出す形。

残念ながら、民族衣装を着ている人には出会わなかったし、売ってもいなかった。もうこの辺りの人はお祭や結婚式など特別なときにしか民族衣装は着ないのかな? 日本の着物のような存在になりつつあるのかな? 勝手な感想だけど、とても淋しい。
でも、そのかわりジムナシオを発見した。
ジムナシオはいわゆる日本のスポーツジムのこと。見たことがあるのは男性用ばかり。どうもマッチョ好きが多いのか、メキシコのあっちこっちで見かけた。この村のジムナシオは、だだっ広くて薄暗い部屋にいくつかの筋トレマシーンがおいてあるだけ。深夜の通販番組に出てくる、ハイテンションのアメリカ人が精を出しているようなマシーンたち。
こんな小さな村にもジムナシオがあるとは、よっぽど男達の意識が高いに違いない。
それにしても、この看板、いい味出してる!
つづく |
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