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ゆったり温泉。美味たらふく。胸一杯に海山の「気」でリフレッシュしたり、都会の「邪気?」も楽しんじゃう。やっぱり旅はたびたびしたいよね。

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ガテマラ町の民編vol.1
〜奇跡の軟骨尻〜

ドハデなおっさん衣装に感激したパナハッチェルから、首都のガテマラ・シティに向かうことにした。

バックパックを背負って停留所へ行くとすでにギュウギュウ詰めのバスが停まっていた。さすが首都への路線、込み具合が他より格段上だ。

私たちはなんとか体を車内へねじ込み、体勢を整えようと悪戦苦闘していた。すると、人込みからニュッとダンディな車掌が現れた。すごい! 一体どうして動き回れるの? 

感動もつかの間、彼は私に座れと指示する。そんなこと言われても、どこにもそんな場所はないけど…。 
身動きをとれずにいると、ダンディ車掌は最前列で4ケツをしている乗客をテキパキと指導し、ご丁寧にも5cmほどの隙間を作ってくれたのだ。どうやら「5ケツせよ」とのお達しらしい。

せっかくデカ尻オバちゃん達が協力して切り開いてくれたスペースだ、ありがたくたったの5cmを使わせてもらおう。落っこちないように神経を集中させればなんとかなるかもしれない。
ソロリと、でもいくらかの勢いをつけてお尻の片隅をシートに乗せてみた。すると、そのシート側からも反対側からもググッと強烈な圧力がかかって私のささやかな領土は消え去った。

だけど、私は落っこちない。見事に両端からのお尻の圧力=ケツ圧に支えられ、宙に浮いたまま安定しているのだ。おぉ、新技獲得。中国雑技団のナントカ芸に加えられそうじゃないか。


でも驚くのはまだ早かった。次の停留所でさらに多くの人々が乗り込んできたのだ。乗れただけでもすごいのに、彼らは躊躇することなくズンズン奥へと突進していく。つまり、ケツ圧で浮けるくらい詰まり詰まっている空間を、さらにデカ尻が掻き分けて通っていくのだ。これはもう、奇跡としか言いようがない。安産型のしっかりした骨盤が、一瞬だけタコ風ふやけ軟骨に変わりでもしないと起こりえない現象だ。

ところで、私は超満員で悪名高い東京の○京線ラッシュ時通学をしていたことがある(耐えられずすぐ引っ越したけど)。あのどう考えても身動きなんてとれっこない鮨詰めの車内をデカ尻が動き回っていたら…、ミラクルでしょう?! まさにそんな感じ。


ガテマラ人の骨格はバス用に進化しているのかな? それとも、人間その気になればなんでもできる、ということかな? どうにも理解できず、未だに首を傾げるのだ…。



記:大屋智子2006/08/31

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