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イスタンブールアタチュルク空港からホテルユーロプラザに移動。深夜12時近い時間でも街は起きている。広場に広げられた大きな花屋に驚いたり、ライトアップされたブルーモスクやアヤソフィア、トプカプ宮殿を遠くに眺め、やっと着いたんだと実感。
ホテルは街の比較的治安の悪い所に位置しているので、外出は控えるようにとのことだが、斜面に建つこのホテルからの眺めは素晴らしく、金角湾を望める好立地だった。さっそくビールを注文しゆっくりとたばこを吸う。スモーカー天国のトルコの出足は絶好調。
この格安旅行のベースの値段は15日で149,800円、全食事付きである。
今回、わたしたちは3人で参加。1人部屋を追加して追加料金56,000円を3等分し、1人18,666円を負担。日替わりのローテーションを組んだ。
厳密には機中泊を入れるとホテルには13泊、途中連泊が3回と都合よく分けられたが、1泊だけ半端になり、じゃんけんで決めた。結果はTakakoさんの気合勝ち。うーん、どーも研究が足りなかったようだ。
部屋に入り、表を見るとなんともヨーロッパの下町情緒がいっぱい。よれよれの赤瓦と縦長の窓、野良猫と野良犬。すっかり気に入り、何度も外を眺めた。
明くる朝、きっかり6時に突然コーランが聞こえてきた。お祈りの時間らしい。一つのモスクから始まったコーランは二つ三つと増えていき、やがて街のあちこちから呼応するように鳴り響いた。異文化を膚で感じた瞬間だった。
タシケントの、サービスとは無縁のそっけなさから一転して、トルコの人たちは実にフレンドリー。目が合えば必ず笑顔が返ってくるのはうれしい。
しかし、カフェ、レストランなどサービス業に従事するのはすべて男性。女性の姿はまったくない。ある意味これは不思議だ。やはりイスラム国家だから?
美味しい朝食を済ませて、朝8時出発。ヨーロッパ側の大陸をマルマラ海沿いに走る。途中道路標識にギリシャの案内が混ざる。さほど遠くない距離でギリシャなのだ。
2時間に1度のトイレ休憩は日本のバスツアーと一緒。違うのは場所によりトイレは有料ということ。1トルコリラの半分50クルシュを払う。1トルコリラは約80円、だからおしっこ1回40円ということになる。もちろんうんこも同額。
トルコのトイレは和式トイレとほとんど同じ。ヨイショとまたいで用を足す。一応水洗だが、片隅の水道の下に置いてある桶に水を貯め、自分で流す自助努力型だ。これはタイのトイレでも経験した。半分は洋式トイレだったり、全部洋式だったりとばらばらだが、田舎ではトルコ式が多かった。
そういえば、タシケントもトルコ式だった。おそらく、アジア圏は和式も含めてこのタイプが主流なのかもしれない。ヨイショとまたぐ踏ん張り型トイレ文化圏の東の端に我日本は属していたのだろう。そして西の端がトルコなのだ。

ダーダネルス海峡をフェリーで渡る前に楽しい昼食。いくつかのテーブルに別れて席に着く。このツアーの参加者は37人。満員御礼の数だ。ほとんどが60代。70代、50代もちらほらというところか。中でひときわ若く美しい女性と60代の男性のカップル。かと思ったら親子だった。夫婦で参加という組合せが多く、仲がいい夫婦っていいもんだなあとしみじみ思った次第。みんなで仲良くさばのグリルをいただいた。
参加者のほとんどが海外旅行のベテランで、今年3回目などという人も珍しくない。ふーん、海外の格安旅行には初心者は参加しないんだーというのが、わたしの感想。集合時間もトイレ休憩もみなさん心得たものでした。

フェリー乗り場でピスタチオ売りのおじさんにつかまる。一袋2リラ也。記念に写真を1枚。フェリーの中でチャイを飲む。1リラ也。おじいさんに席を譲られ、おばあさんに話し掛けられるが一言も分からないので、ピスタチオをお裾分けして、ただニコニコして時間を潰す。
アジア側の大陸にあるチャナッカレに渡り、そこからトロイ遺跡へ。チャナッカレは大きな街だったが、バスから見るだけだった。昔々、ギリシャとトロイは10年に渡り一人の女性をめぐって戦争を繰り返したという。ということは、ギリシャ軍はこのルートで攻め入ったのかとキョロキョロ。ときどき見えるエーゲ海やゆったり広々の丘陵地帯は日本にはない景色だった。
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