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ゆったり温泉。美味たらふく。胸一杯に海山の「気」でリフレッシュしたり、都会の「邪気?」も楽しんじゃう。やっぱり旅はたびたびしたいよね。

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まりりんの格安旅行記 トルコ
 その16.13日目午後と14日目、15日目
 フィナーレはクタクタ

イスタンブールという街が1600年にも渡り世界の中心的都市であったということは、歴史音痴のわたしにも漠然と理解できてきた。その世界デビューは4世紀コンスタンティヌス大帝によりローマ帝国の首都をビザンティオンに移した。これが東西ローマ帝国のきっかけになったわけだ。そして後世の歴史家たちによりビザンティオンの名にちなんでビザンツ帝国と呼ばれるようになったそうだ。この遷都?の時、日本は弥生時代。恐るべしイスタンブール。

ビザンティオンの後、コンスタンティノーブルという名で呼ばれていたイスタンブールは、キリスト教の中心地として、シルクロードの終着駅として繁栄の極みに達していた。このビザンツ帝国の支配下にあったベネチアは、関税を免除された経済特区だったのだそうだ。干潟に作られたベネチアは船での荷おろしも容易にできる商業中心の街。コンスタンティノーブルにはベネチア人の居住区もあったというほど関係が密だったとか。
今では、世界の中心とは言えないイスタンブールだが、栄枯盛衰を目の当たりにしたという感慨はある。今度はビザンツ帝国と運命共同体だったベネチアに行きたいと心から思う。

午後一番に訪れたのは軍事博物館。ここは15世紀ビザンツ帝国がオスマンに滅ぼされた後のオスマン朝の時代がメイン。展示品は数多く展示されているが、ガイドの説明不足で展示をみるのか軍楽隊のパレードを見るのかはっきりせず、いたずらに時間を費やしてしまった。15時からのパレードという説明があれば、もう少し落ち着いて展示品を見られたような気がする。
もしかしたら説明はあったのかもしれないが、軍楽隊のパレードだけが興味の的でろくに展示はみなかった。

軍楽隊のパレードは素晴らしかった。あのどことなくメランコリックなトルコ行進曲の演奏に合わせて、衣装も昔のまま。なんて悠長な戦争だったのだろうと、微笑ましく感じてしまう。現実に演奏をしながら敵の戦意喪失を目的としていたというから面白い。最近のニンテンドーウォーといわれる戦争の味気なさに比べ、なんとなく人の気持ちが存在している戦争ではないか。
この軍楽隊はわたしたち日本人を見つけ、「さくらさくら」を演奏してくれた。素晴らしい演奏だった。ツアーで行くといいこともあるのだ。ここでも遠足の子どもたちと一緒だった。彼らは別れを惜しんで手を振りながら、バスで移動していった。音楽の力ってすごい。日本の曲を一曲共に鑑賞しただけなのに、親しさ倍増だったらしい。


その後、グランドバザールに移動。中東最大の市場ということで迷子にならないように気をつけながらのショッピング。市場といっても食料品がないため生活感はない。巨大な観光みやげ店の集まりという感じ。もっとじっくり、迷子になることを恐れずに探検できれば、もしかしたら面白いものを見つけられたかもしれない。
ここでは息子に財布を購入。値切りに値切って約半額に。「まさか5ドルとかの安物じゃないだろうな」と第一声。「まさかー」と言いつつドキ。5ドルなんて安物じゃありませんよ。25ドルもしたんですから。

その後市内のレストランで食事。たばこを見つけたウエイターがいじりまわす。「なんて書いてあるの」と聞くので、「老眼だから読めない」というと「ボクだって40歳だよ」と。「あたしは60歳よ」というとのけぞっていた。たばこを1本ずつ交換。それを見ていた店長がすっかり同じことをするから彼とも1本ずつ交換。やっと慣れて楽しく交流できるようになったときお別れなんだ。

あくる日、いよいよ帰国。朝8時アタチュルク空港に向かう。手続きをして空港内に。しかし、タシケントからの飛行機は濃霧のためまだタシケントを飛び立てない状態とか。最低でも5時間は空港内で過ごさなければいけない。ツアーでなければ飛行機の遅れはチェックできるはず。あと5時間イスタンブールを楽しめたはずだと未練が残る。
しかし、空港内というのは実に面白い場所だった。

最初はちょっと変な人としか思わなかった。それは、バスタオル2枚のうち1枚を腰に巻き、もう1枚を肩から斜めに巻いただけのおじさん。寒そうだし、そんな風呂上りみたいないでたちで飛行機に乗るのかなと思っていた。
ところがTakakoさんがいる席に戻ると、バスタオル2枚のおじさんたちがいっぱい。周り中バスタオル団。Takakoさんは目が合うとクックと笑いを堪えている。そんな裸同然に首からは社員章のようなカードをぶらさげている。よくみると女性もいる。もちろん、女性はスカーフを巻き、もんぺのようなものを履き普通。彼女たちは自分たちのユニフォームは手作りしたのだろう。しかし男性たちは・・・。これをぜひ写真に収めたいと思っていたが、上手く撮れなかったのは残念だ。

イスラム教では生涯に一度は聖地メッカを巡礼しなければいけないとコーランに記されている。その時はグループはユニフォームで行かなければいけないともある。これは、このルポを書くに当たって学んだことだが、この時点ではそれを知らなかったから、なんておかしな宗教なんだろうと思っていた。おそらく密教よね、イスラムの。などと想像していたのだ。
もしかしたらバスタオル団は真面目なイスラム教徒だったのかもしれないと今ではそう思うが、それにしても、どうせ暑いところに行くのだからといっても、バスタオル2枚だけは、あまりにも斬新かつ無防備すぎる。まだ、ランニングにサルマタの方が安心。

異文化というのは本当に面白い。飛行機は遅れに遅れて到着。なんとかタシケントに向けて飛び立った。そして、到着。降りると一寸先は白という状態。ものすごい濃霧。ここに着地したという奇蹟。ぞっとしたけど無事だったからいいや。それにしてもパイロットは凄い腕。ここでまた5時間。夜が明けるまで飛行機は出ないらしい。
朝、イスタンブールを出て、タシケントに真夜中到着。そして朝成田に向けて出発。いったい、帰りは何時間?成田に着いたら夜8時半。閑散とした成田って初めて体験しました。成田は9時ですべての店がクローズなんですって。クタクタのフィナーレでした。

長い間お付き合いありがとう。これで格安旅行記トルコはお・し・ま・い。

記:ひたにまりこ 2007.02.13

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