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思いが高じて遠距離通畑!? そんなに畑がしたかったんだ!
汗と努力と、ちょっとお気楽な畑作りの顛末を、
畑をしたい、畑で悩んでいる、畑を自慢したい……方々に贈ります。
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4月最後の日曜日。畑へ向かって車を走らせると、窓から見える景色が大きく姿を変えていました。ついこの間までは、どの田んぼも土はカピカピ、草がモソモソ生えていたのに、しっとりと水の膜が広がっていたのです。その日はまるで初夏のような陽気。水が太陽の強い日差しを受け、あたり一面キラキラと輝いていました。通りすぎる景色に、忙しく働く人の姿もたくさん見えます。
「そっか、田植えをするんだ!」
オットと2人で一斉に窓を開けると、土や水、草たちの匂いがワッと車内に流れ込んできました。うーんこれはかなり気持ちいい! 田園風景の変身ぶりは本当に鮮やか。子どもの頃、カレンダーをめくると新しい季節のイラストが現れて「わぁ」って驚いたりしませんでしたか? あれを実体験するような感じ。この変身には、いつも心躍らされてしまいます。
植えつけたジャガイモの芽がモリモリ出ていました。元気がよくてなかなかよろしい。あのやる気マンマン君は、サスガ、他のイモとは段違いの成長ぶりです。

ただ気がかりなのは、まったく芽が出ないのもあるということ。ジャガイモは、成長してくるとイモが地中から顔を出し始めるので、それを隠してあげる「土寄せ」という作業をするのですが、ツーハタ隊はその手間がかからないように(サボるために)、少し深めに植えていました。もしやそれがいけなかったのかしら、ちょっと心配……。
ちなみに、どうしてイモは地中から顔を出してくるのでしょう? それは、種イモより上の位置にイモが育つからなんです。地表近くのイモは、土が足りなくてひょっこり出てきちゃうんですね。ほっておくと、日光を浴びて緑色になり、食べられなくなっちゃうので、油断大敵です。
さてさて、ジャガイモにはもうひとつ「芽かき」という作業があります。植えつけたジャガイモから芽が数本出てきたら、1、2本だけ残してあとは切り取ってしまうのです。これはイモを大きく育てたいときにします。少ない芽に養分を集中させて大きくする戦法。けっこうたくさん植えたので、大きなイモと小さなイモの両方育てられたらいいな。
嬉しいことに、イチゴの苗がたくさん白い花をつけていました。さらに、「おーっ、実がついてるよ!」小さな青い実を発見して、にわかに浮かれるツーハタ隊です。

ところが、問題視すべき存在にハタと気づき、緊張が走りました。空をスイーッと気持ちよさそうに飛ぶ鳥たちです。まさに昨日の友は今日の敵。これまですがすがしく感じていた鳥のさえずりが、いきなり偵察部隊の通信音のように聞こえてきました。こちらの様子をうかがい、「まだ青いので食べ頃はもう少し先の模様、ドウゾ」ってな感じに連絡を取り合っているのかも。ひょっとすると、こちらが遠距離ツーハタであるという情報もすでにキャッチし、ちょろい相手だとターゲットにされてたりしてッ!
青い実を前にあたふたする2人。だけど、鳥に食べられちゃう危険って、フツー植えるときに気づくべきなんじゃぁ? たぶん、オットもそう思ったはず。でも、お互いあくまでそのことには触れないのでした。
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