第1幕のあらすじ
アルモンド国の城門で召使たちが壁を洗っている。王子ゴローが新妻をつれて帰館するのだ。城の居室では城主でゴローの祖父アルケル王と、王の娘で、ゴローの母ジュヌヴィエーヴがゴロー夫妻の到着を待っている。アルケル王は高齢で失明しており、ジュヌヴィエーヴの二度目の夫は病気で長年、床についている。この国はもう長い間隣国と戦争状態にあり、和平工作として隣国の姫をゴローの再婚相手に迎える計画が進行中だったので、旅先でのゴローの突然の再婚にとまどいを隠せない。異父兄弟の 若い王子ペレアスがゴローからの手紙を持って登場する。手紙には、もし新しい妻をアルケル王が受け入れてくれないならば、城へは帰らない。ゆるしてくれるならば湾に入った船から見えるように合図を送ってほしいとある。ペレアスはさらに手紙の内容を語る。ゴローはそこで、この電撃的再婚の事情を説明している。
旅先の狩りで夢中になって深い森に迷いこんだゴローは人けのない泉のほとりに、貴婦人の服の娘が泣いているのに出会う。何をたずねても答えず、水の底に冠を落としたと言って泣くばかり。折から日没が迫って、妻をなくした中年男のゴローは娘の美しさに惹かれ、不憫に思って連れ帰り、その後彼女と再婚して半年になる。
岩波文庫杉本秀太郎訳の対訳台本( 1988 年初版)に沿って
全 5 幕を1幕づつに分けて要約しています。
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