場所はカリフォルニア州ロスアルトス市。
小さなダウンタウンは通常目にするざわめきとはまるで無縁で、どこかの高級避暑地を思わすほどゆったりとした空気と時間に包まれている。
その一角にこの夏新しくオープンしたミスターイングリッシュコーヒー(Mr. English Coffee)がたたずむ。
開店したばかりでまだまだ内装はすっきりとしているが、ガラスウィンドウから見えるゴールド色したぴかぴかの大きな焙煎機は誰の目も引くシンボルだ。ドアを開けると香ばしいコーヒーの香りとオーナーのThomas G. McBay(トーマス・マックベイ)さんの人懐っこいおもてなしとおしゃべりに歓迎される。
現在のお店の名前「ミスターイングリッシュコーヒー」はトーマスの英会話学校時代に名付けられたものである。
『Mr. English Coffee』のコーヒーにはソウル(魂)がある。一つ一つ生豆を選別し、直下釜式の焙煎にこだわり、コーヒーの質と鮮度にとことんこだわった。トーマスさんにとって、コーヒーとは、プライドであり、パッションであり、職人技だということが、彼の話し方や選択する言葉ひとつひとつから伝わる。