VIVA ASOBIST

vol.31:Thomas G. McBay
こだわりコーヒーで目覚める街

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【プロフィール】
『ミスターイングリッシュコーヒー』オーナー
米カリフォルニア州出身。
13年間の日本での生活を経て、現在はカリフォルニア州ロスアルト市で、生豆の選別から一杯の珈琲が抽出されるまで丹念に焙煎された最高質のコーヒーを提供している。 ネットでの購入もできる。

ミスターイングリッシュコーヒーHP
http://www.mre-coffee.jp/index.html

vol.31_01.jpg 場所はカリフォルニア州ロスアルトス市。
小さなダウンタウンは通常目にするざわめきとはまるで無縁で、どこかの高級避暑地を思わすほどゆったりとした空気と時間に包まれている。
その一角にこの夏新しくオープンしたミスターイングリッシュコーヒー(Mr. English Coffee)がたたずむ。
開店したばかりでまだまだ内装はすっきりとしているが、ガラスウィンドウから見えるゴールド色したぴかぴかの大きな焙煎機は誰の目も引くシンボルだ。ドアを開けると香ばしいコーヒーの香りとオーナーのThomas G. McBay(トーマス・マックベイ)さんの人懐っこいおもてなしとおしゃべりに歓迎される。

トーマスさんのコーヒー人生は15歳の時に遡る。
当時のアメリカはエスプレッソがまだ浸透していなかった時代だったが、この界隈で唯一エスプレッソを出していたお店がトーマスさんのバイト先であった。たまたま学生のアルバイトとして始めたその店で、コーヒーの奥深さに魅せられたところから彼のコーヒー人生がスタートしたという。

vol.31_02.jpg 結婚を機に日本人の奥さんの実家である岐阜県へと移り住み、英会話の先生として新たな人生をスタートすることになったトーマスさん。
当時美味しいコーヒーが手に入らなかったためわざわざ良質のコーヒーを海外から輸入し、休憩時間に英会話学校の生徒に出していた。英会話学校で出されるコーヒーが美味しいという噂がたちまち広まり、ビジネスを後押しするきっかけになったという。

「ないものは作る」そんな彼のこだわり精神が、全て彼のビジネスへと通じ、英会話学校を皮切に、カフェ、幼児のデイケアーセンターまでも異国の地で設立させてしまった。
一見すると、機用で何でも小手先でやり遂げてしまうパワーを感じるトーマスさんから、
13年間という日本での生活と複数のビジネスの運営を経て学んだことは「忍耐」だと聞いたことが特に印象に残っている。

現在のお店の名前「ミスターイングリッシュコーヒー」はトーマスの英会話学校時代に名付けられたものである。
『Mr. English Coffee』のコーヒーにはソウル(魂)がある。一つ一つ生豆を選別し、直下釜式の焙煎にこだわり、コーヒーの質と鮮度にとことんこだわった。トーマスさんにとって、コーヒーとは、プライドであり、パッションであり、職人技だということが、彼の話し方や選択する言葉ひとつひとつから伝わる。

vol.31_03.jpg それでも、この市の平均年収が2005年の144,402ドル(1ドル=119円とすると約1800万円)[CNNMoney.com 2005年の調査より]というこの高級な街で、スターバックスなどの大手カフェチェーン店を目前にビジネスを運営していくことは決して簡単なことではないはずである。
しかし、「お店はどこにあるのですか?」と聞かれれば、必ずや「スターバックスとPeet's Cofee(サンフランシス・コベイエリアではスターバックスと引け目を取らず人気なカフェ・チェーン店)の間に堂々と位置しています」と誇り高く宣伝し、「スターバックスの店員さんも休憩時間に家のコーヒーを買いに来る」とお決りのように話す彼には、思わず「アソビスト」の太鼓判を押してしまいたくなる。

vol.31_04.jpg コーヒー豆の蓋を開けただけでフレッシュで香ばしいアロマに包み込まれ、そんな一杯のコーヒーで幸せな朝の始まりをたくさんの人にプレゼントする。
目を閉じるとフェアートレードで輸入する南米のプランテーションの光景や汗かきながら働く労働者の姿さえも浮かべることができるよう。

ロスアルトス市から始まった彼のコーヒー人生は、長くて遠い旅と修行を得、またこうして、そして今度は"カフェオーナー"として以前と変わらずこの街にステキな目覚めをプレゼントする。











読み物 VIVA ASOBIST   記:  2007 / 08 / 01

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