VIVA ASOBIST

Vol.66 近藤光一
――富士山を愛する"おもてなし"ガイドの「信じ続ける道程」

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【プロフィール】
近藤光一
1967年山梨県富士吉田市生まれ。富士山登山案内人、株式会社合力代表取締役
30歳より富士山の登山ガイドとして活動後、少人数で富士山を楽しむツアーを行なう「富士山登山学校ごうりき」を02年に設立。現在は10年に設立された株式会社「合力」の社長兼ツアー案内人として、多くの人を富士山に導いている。
10年には「日本エコツーリズム対象優秀賞を受賞するなど、“ゴミを出さない捨てない”エコツーリズムの第一人者でもある。

著書として『ぼくの仕事場は富士山です 』(講談社)
※読書録はこちら

ホームページ:http://www.fujitozan.jp/


 

 

今年も山開きを迎えた日本最高峰・富士山。
多くの人が山頂を目指している一団に、ひょっとしたら彼のツアーもいるかもしれない。
その男・近藤光一が率いるツアーは10人前後、そしてモットーは“心のこもった登山”。
ごく普通のガイドが“おもてなしの登山“に至った経緯、そして「信じ続ける」重要さとは?
さあ読んでくれ!




富士山に生きる男の想う「富士山の魅力」

――近藤さん!
近藤●はいっ、今日はありがとうございます!
――どうぞよろしくお願いいたします。さっそくですが、『ぼくの仕事場は富士山です』を読ませていただきました。このシリーズは小学生向けというような括りをされており、たしかに文章も読みやすいのですが、内容は子供だけでなく大人にも向けられていると思いました。
近藤●ありがとうございます。
――富士山について、またガイドさんについてなど、知らないことばかりですからね。さて、それではそんな一冊をお引き受けするきっかけとはなんだったのでしょうか?
近藤●それはですね、何年か前に講談社さんの雑誌で「エコツアーガイド」の特集があり、私も登場させていただいたのですが、そのときの担当さんがこの書籍シリーズの部署に異動されたのです。そこで私のことを思い出していただいたんです。最初はガイド本のような内容になる予定でしたが、お話しをしているうちに私や私の仕事のことが中心になりました。
――読ませていただいても近藤さんの人柄が伝わってきまして、「この人と一緒に登りたいなあ」と感じましたよ。
近藤●ああ、それは嬉しいですね(ニッコリ)。ぜひみなさん、読んでみてください(笑)。

 

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――さて、近藤さんの“仕事場”である富士山――大袈裟に言いますと、日本人にとって富士山というのはすごく大きな“存在”だと思うのですが、案内をする近藤さんが思う「富士山の魅力」とはなんでしょうか?
近藤●はい。もちろん自然がきれいだとか、ダイナミックだというのはあるのですが、私が思うのは、富士山に触れることで“パワー”を与えてくれる、なにかのきっかけを作ってくれるような力を持っている場所、山であると思います。普段は静かですが、時には暴風をもたらしたり、登山者には高山病をもたらしたりという試練を与える。そうやって人を変化、成長させるような場を作ってくれるような存在――私たちのツアー『富士登山学校ごうりき』が“学校”としているのもその点があります――それが富士山であり、魅力ですかね。
――かつては“修行の場”という存在でもあったようですが、その面がまだ残っているとも言えますかね。
近藤●そうですね。これは私見ですが、昔は“富士山信仰”という考え方がありましたが、それとは別に現在でも日本人はなにかのきっかけで「あ、富士山に登ろう」って思うのですよね。そういった精神的な部分は変わっていないのではないかと思います。これは未来もそうでしょうね。
――「富士山である」というのは存在感として特別な大きさがあります。
近藤●たとえば日本で二番目に高い北岳であるとか南アルプスであるとか、そういった存在とはまた別の視点で語られますよね。東海道新幹線に乗っていても「そろそろ富士山かな?」って山側を見てしまったり(笑)。たとえ曇り空で見えなくても、近くなってくるとパワーを感じたりしますよ。
――以前、山中湖でマラソンを走ったときに、森の部分を抜けるとパーッと富士山が広がるのですね。そこで「いけない、まだ頑張らなきゃ」って強く感じました(笑)。
近藤●はい。みなさんがそれぞれ感じる「富士山という存在」があるのですよね。
 

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“ご来光”とともに。これも富士登山の魅力のひとつ ©合力


「俺に付いてこい!」主役のガイドが、脇役に回った日

――近藤さんのツアー……近藤さんが設立された会社である『合力』のツアーは少人数で行なうのが特徴のひとつなんですよね。
近藤●はい。
――お客さんにしましてもそうですし、近藤さんにしてもそうかと思いますが、大人数で行くと気が回らないであるとか、「私のことを覚えているかな?」って感じてしまうような気がします。
近藤●もちろん大人数で行なうツアーというのも悪いわけではないですし、否定するものでもありません。私の考えとして、また違った思い出に残るものに……というのは思いますね。

 

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――はい。そして今回うかがいたかった点のひとつとして、富士山に登るツアーを提供する側としての“サービス”に関してがあります。
近藤●はい。
――著書によりますと、近藤さんは当初「俺に付いてこい!」的なガイドからスタートされて、段々と変化されていっています。ツアーガイド……あえて“接客”と言わせてもらいますが、接客スタイルはいろいろとあると思いますが、近藤さんにとって接客とは、どのようにお考えでしょうか。
近藤●そうですね、いままでのツアーガイドというのはやっぱり「付いてこい!」とか、「練習してこい!」という対応の人が多いと思いますが、富士山に登ろうという人の多くはこの辺り(銀座)を歩いているようなOLさんだったりするわけです。なので、私としましてはガイドというより“ホスピタリティ”、ホストさんの役割かなあと思うのですね。私がホストで、主役はお客さんです。
――はい。
近藤●ただ、それまでは私が主役でした(笑)。私が連れて行ってやるんだ、という立ち位置だったわけですが、たとえば本にも登場されますご主人を亡くされた奥さんが富士山に登るというようなときに、「もっともっとこの人たちをサポートしなければ……」という立ち位置に変わっていったのですね。
――お客さんそれぞれに富士山に登っている意味がおそらくあるわけで、そのニーズに応えるということになりますね。
近藤●そうなると、お客さんとの距離と言いますか……基本的に私は「お客さんとはできる限り離れていこう」と考えています。後ろから見ていて、ある時にはグッと近づいていく。スタンスの取り方を意識しながら歩いていますね。あと、距離を取りながら相手が、お客さんがどう感じているか――その感覚を駆使して、お客さんの心の中までちゃんと案内できているかどうか、ですよね。究極は「喋らないガイド」ですよ。喋らないのだけれども、お客さんはちゃんと安心感を持ってくれている……まあ、ここまではまだまだ時間がかかるでしょうけれども(笑)。
――喋らない……たしかに究極ですね。
近藤●まあ先ほどから言っているように、富士山というのは究極に大きな存在ですから、雲ひとつ石ころひとつでも、お客さんは充分に“感じる”ことができる。そこに私が入っていってしまうと……。ひとりひとり違う感受性の邪魔しないように、ということですね。ありません? 高級な旅館やホテルとかに行くとある「なんとなくほっとかれています感」って。
――ありますね(笑)。
近藤●それでも気遣いの心が行き届いているという、そんなイメージです。“おもてなしの宿”そして“おもてなしの登山”(笑)、そこを目指しているのですね。
――……難しそうですね、“ほっときすぎ”と感じる人もいるかもしれません(笑)。
近藤●そうですね、そこはやはり難しい(笑)。意識をしていてもお客さんの言葉を流してしまうこともありますしね。でも可能な限りは“おもてなし”していきたいですね。


「信じれば叶う」モスバーガーの奇跡


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本邦の頂点を目指し、険しい岩場を行く ©合力
――近藤さんにうかがいたかった話ですと、“モスバーガー”もあります。
近藤●はいはい(笑)。
――もちろん著書にある話ですが、ガイドとしてより見聞を広めるために「モスバーガー」が募集をしていた“遊学生”制度に合格してヨーロッパアルプスに出かけたお話しです。“夢を掴む方法”と言いますか、もし私が同じ場面でその遊学生制度に応募するかと言ったらたぶんハンバーガーを食べて、普通に見流してしまうのじゃないかと思うんですよ(笑)。
近藤●まあ……それまでと言いますか僕はけっこう保守的な人間なんですよ(笑)。そんな中で応募できたのは……実はいちばん大きいのはカミさんだと思うんです。
――奥さまですか。
近藤●たまたまカミさんと入ったモスバーガーで、その遊学生について見たわけです。「で、行ってみたいなあ」って思ったら、「うん、行けば」と。そのとき普通だったら叶わない。ノリで言っただけだったりして最後には叶わないんです。でもそのときはちゃんと理解をしてくれて、カミさんが背中を押してくれたんです。「世界を見てきて、富士山ガイドに活かしたら」って。「じゃあ行ける、行く、行ってみようか!」って超アグレッシブになりました。
――はい。
近藤●そこからは、1万人以上の応募があって2000倍以上の倍率でしたけど、応募用紙を書いているときからもう行けると思っているんですよ(笑)。そういう出来事があったので「大丈夫、なんとかなる」、「信じれば叶う」って思うようになりましたよね。
――まさになんとかなって、信じれば叶いましたからね。
近藤●登山家の方とかって、山に登るときに全員「登れる!」って信じて登っているわけですよ。子供たちやいろいろなみなさんに講演をしたりするときに、「信じ続ければ叶う。だから迷っちゃダメだ」ということをよく言いますね。ただ、その一方で「焦らなくて大丈夫だよ」とも言います。私だって起業したのは35歳のときですし、それに比べたら子供たちなんかはまだまだ時間がたくさんあるわけですからね。「ゆっくり自然に見つかるものだから」って。
――子供たちにはなりたい職業ややりたいことを見つけるのに、いい言葉だと思いますね。「公務員になりたい」よりも「ガイドさん」や「野球選手」って意見が、近藤さんが全国を回っていただければ増えそうです。
近藤●実は私の子供も「公務員」って言ってるんですけどね、ハハハ(笑)。でも焦らずゆっくり自然に……“必然”と言いますか、それぞれ自分の“宿命”があるのが人間で、それに出会うのではと思うのですけれどね。
――それにしても、独身ならばいざ知らず、奥さまやお子さんがいた中でスイスに行くというのは、現実的な話として「ダメよそれ」ってなることも多い、いや、ほとんどなるかもしれません。それが奥さまが背中を押してくれたチャンスを信じて突き進んだところ……。
近藤●叶ったわけですから(笑)。たとえば、あの日のモスバーガーで、「若かったらやっていた」であるとか「妻も子供もいるから」と考えた時点で、信じ続けているとは言えませんよね。そういうことだと思います。
――本当に、近藤さんのようなお父さんならば、お子さんも夢を信じ続けられそうです。信じ続けてほしいですね。
近藤●でも公務員って言ってますしね(笑)。
――いや、悪いってことじゃないですよ(笑)。
近藤●はい、もちろんですよ。まあカミさんと二人で起業してやっているわけですから、いろいろ苦労も見てきてその反動が……なんて思いますが(笑)。それでもたとえば「学校の先生になる!」なんていうのは、立派な信じ続けてほしい夢ですからね(ニッコリ)。


高齢者登山と続・富士山の魅力


kondo_b.jpg――これは著書の中の話ではないのですが、ガイド・近藤光一さんにうかがいたいと思います。
近藤●はい、どうぞ。
――私どもの編集長は還暦前に登山を始め、昨年ですが目標だったモンブランに登頂したり……
近藤●おお、それは素晴らしいですね。
――この後もトルコのアララット山に向かうなど、高齢者登山ブームの中の1人なんですが、高齢者の方の登山ではときおり事故のニュースもよく耳に入ります。もちろん若い人でも同様に事故はあるのでしょうが、いささか心配もあるのですね。
近藤●はい、それはそうですよね。
――ガイドの近藤さんから見て、高齢から始める登山の魅力、そして気を付けるべき点など、感じられているところはありますか?
近藤●高齢の方は、お時間もそうですし生活も多少ゆとりが出て、始めるべき趣味が登山という方も多いのでしょうね。健康を考えての部分も大きいでしょうね。ですが、知識もそうですが、体力があまり備わっていない状況……最近、高齢者の方が遭遇する事故の多くは、この体力的な部分が原因でとも言えます。なので、モンブランに登られる編集長はバッチリだと思いますが、始められる方はやはり身体を鍛えてから、そして知識を学んでから、ですね。そのステージを踏んでいかないと、やはり事故などに遭遇することも多くなるでしょう。
――たとえば昨日まで運動経験なし、デスクワークだけで退職した人がいきなりやって来て……まあ運動経験なしの人が山登りを趣味に選ぶかはわかりませんが(笑)。
近藤●そうですね(笑)。でもそういうことです。これは私の知人の方で、エベレストに登られたりもしているのですが、いつもは畑仕事で体を鍛えておられます(笑)。しかし、たとえば頂上を目指さなくても充分楽しい方法もありますからね。
――私どもの編集長は、頂上を目指す前は花や草木を見ながら1年かけてほぼ毎週ハイキング道を歩き、その山を制覇したそうです。
近藤●そうですそうです。そういう楽しみ方もあるわけです。そうやって山に入って自然に触れるなど、自分にしかできない体験をするのも大きな楽しみです。富士山だと“見る”ツアーも楽しいですよ。秋の紅葉の時期にいろいろな角度で富士山を見たりするんです。楽しそうでしょ?(ニッコリ)
――はい(ニッコリ)。
近藤●最初の富士山の話に繋がりますが、富士山には本当にいろいろな楽しみ方があると思います。いろんな時期にいろいろなコースで登ってみたり……いつもは吉田口から登っているのを須走口から登ってみたら全然違う発見があるわけです。それに、いまも言いました“見る”ツアーでもいいですし、頂上を目指さないで5合目付近や途中までをハイキングするツアーもありますよ。
――それこそ朝まで酒を飲んでいた一団が「富士山に登るか」と着の身着のままに来てしまったり、ハイキングをしたり見るだけでパワーを感じたりできる。とても身近な日本最高峰、なのですね。
近藤●それが富士山、なのでしょうね。
――いいことか悪いことかはともかく、スーツ姿の人が登っているくらい身近でありながら、死亡事故が起こるほどの姿を見せることもある。繰り返すようですがそれが「富士山という存在」の大きさなのでしょうね。
近藤●そういう意味では「不思議な山」ですよね。富士山を研究した本というのはあるのですが、起こりからすべての活動を纏める研究書というのはできないと思います。
――数百年後に、近藤さんが纏めた富士山の本、某氏が纏めた富士山の本……これら数百冊を纏めた1冊の研究書ができあがっても、それがまだ5合目ぐらいかもしれないわけですね。
近藤●いや、入口にもなってないかもしれませんね(笑)。そしてやはりそれこそが富士山の魅力なんですよ。たとえ日本最高峰でも、そうでなければ誰しもが一度は登ってみたいという山にはならないと思います。
――言い方は悪いですが、高齢者の方が「死ぬまでには一度……」と目指したくなるのも当然ですね(笑)。
近藤●ははは。受け入れてくれる懐の深さが富士山にはありますが、やはり身体だけは鍛えてからいらしてくださいね(笑)。


新たなる「信じる夢」、そして10年後


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「登山家はみんな登頂できると信じて登っている。
そう、信じ続ければ叶うんです」
©合力
――最後にうかがいますが、35歳で『合力』を起業されて10年の節目ということで……
近藤●ガイドを始めてからですと10年で起業、そしてまた10年となりました。
――なるほど。節目節目の10年となったわけですが、それではやはり10年後。10年後の近藤さんはどうなっているでしょうか。
近藤●はい。最初にガイドを始めたときに「30年はできるかな……」と思っていたので、その30年後となるわけですね。もちろん、そのときにどうなっているかはわかりませんが、この10年でガイドという仕事と私のことを書いた『ぼくの仕事場は富士山です』を出しました。そしてまた10年後に1冊……これは先ほども言いましたが、富士山を研究した本を出したいですね。
――近藤さんの言葉を借りれば「研究しつくせない」のだけれども、後世に残しておかなければ1冊になりそうですね。
近藤●そうしたいですね。あと、私が「信じれば叶う」、「信じ続けよう」と思うようになった、モスバーガーのような遊学生制度、基金のようなものを作って、同じように夢を追い続けたい人たちの助けになれないだろうか……そういう考えは常にあります。アイデアなどはちょっと見えてきているので、いつか実現するように、これも信じ続けたいと思います。
――私たちも信じています(笑)。ありが……あ、すみません、最後の最後にもうひとつよろしいですか?
近藤●はい(ニッコリ)。
――近藤さんがおっしゃっていた「俺に付いてこい!」というガイドをされていた……先ほど言っちゃったので“威圧的”な接客(笑)をされていたときですが、そのときのお客さんはいまもリピートされていますか?
近藤●いやー……いまはいらしてないですね。
――そうですか……。
近藤●その当時はリピートされていた方もおられましたが、おそらくそのときも“富士登山に対してリピート”されていたのだと思います。私のガイドに対してではないでしょうね。いまは、夏の間に2回来ていただいたり、たとえばご自身は来られなくても、「『合力』のツアーはいいよ」とお友達に薦めていだいて、「○○さんに教えてもらって……」という方がいたり……ありがたいことですね。私のツアーでは青いバンダナをお配りするのですが、ツアー後にそれを持って個人で登っておられる方を見つけたりすると嬉しくなりますよね。
――いや、せっかくですから「俺に付いてこい!」時代のお客さんがこのインタビューをご覧になって、いまの近藤さんのガイドをもう一度体験されてほしいですね。
近藤●ははははは、そうですね。大きく変わっているので別のガイドだと思われたり、前のほうがよかったと言われるかもしれません(笑)。しかしどんな目的で登られるとしても、みなさんと共感できる、“おもてなしの登山”の心で、これからも大きな富士山とみなさんの懸け橋になれればと思います(ニッコリ)。











読み物 VIVA ASOBIST   記:  2012 / 07 / 18

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