asobist.com
メルマガ配信中!
表紙 読みもの 美味・良品 ゲストコーナー
勝手にアウトドア
コーナーメニュー
VIVA ASOBIST
Big Up
特派ルポ
散歩しようよ
旅はたびたび
シネマピア
School Days
遠距離ツーハタ(通畑)
奮闘記
ハンドメイドは楽しい
あそびすとの食卓
Topics
執筆者紹介
プレゼントコーナー

「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!

PAGE 1

3月10日


【奥多摩駅〜棒ノ折山】
早朝6:00過ぎ、家を出た。
当初、11日の山行きの予定が、検索した天気予報によると10日は遅くから崩れ、11日は終日雨。ならば、ということで10日に。まあ、それとて決定したのが木曜日ぐらいだから、例によって気まぐれ山行なんである。
なんだかだで、ようやっと奥多摩線「川井」駅近くのバス停から「清東橋」行き9:26にセーフ!
9:50 歩き始め。

かなりの規模のワサビ田。それを右に左に振り分けるように続く細い山道。ツヤツヤしたきれいな緑色のワサビの葉。目にも爽やか。ワサビはそろそろ花期に入っているらしい。多くがツボミをつけ、日当たりのよいところでは愛らしい白い花を咲かせている。
いい調子でワサビ田の間を抜けている時はよかった。ワサビ田が切れたあたりから道筋は一変して薄暗い針葉樹林下のしかも恐ろしい急登。たかが「1,7kmのコースタイム1h50m」の意味を思い知らされる。
登れば登るほどに暗く、先が塞がった感。しかも、やたら上空は湿気が多いらしく、時折ポタポタ雨滴が降って落ちる。なんだか、とってもヤナ感じなんである。
ポタポタは次第に頻度を増し、そのうちボタボタに変わる頃には道筋脇にうっすら白いものの消え残りを見るようになる。
「昨日だか、おとといだか、雪降ったのかねー」
暗い、冷たい、キツイー!で、もーっ!無口にななっちゃうよ、そらー!!!

と、ポタポタだのボタボタだのの段じゃなく、それは上からカキ氷の器を逆さまに「ぶちまけたんじゃない?」イキオイで半ミゾレの塊がドサーッっと落ちてくる。それが頭を直撃した日にゃあ、首筋から背中に「チベテー!」だよ。
きっと針葉樹林の上に積もった雪が日差しに溶け出しているのだ。かなりの雪が、しかも恐らく前日あたり降ったに違いない。もう、ヤダヤダ〜!なんとかしてよ〜!!!

と、突然視界が開けた。信じられないくらい突然に広がった世界。
思わず目をこすっちゃたよ〜


棒ノ折山969m山頂は目を射るようにまぶしい雪景色だった。
11:30 登頂
思いがけない銀世界を楽しみながらのお昼。
ってけど、サビーのなんの。持ってきただけ着込んでガチガチしながらオニギリにかぶりつく。魚肉ソーセージにマヨつけて丸かじり。チーズにチョコに…。
「アタシも山女ふうになってきたなー」
なんて思える瞬間。食いたいの、食いたくないの言わないでとにかく食う。ちゃんと食ったかどうかで下山の馬力が決まる。この度のルート、最もキツイところは過ぎたとはいえ、下山までが長いのだ。5時間かけて小さい山三つ越えなければならない。
そうそう、小さい保温ボトルに入れて持ってきた温かいコーヒー。
持って来てよかった〜。最高!!

【12:10 棒ノ折山山頂から黒山へ】
薄雪を踏んでの北斜面の降り、なんだか嬉しい!
後ろでズテン!「あらら、お母さん、ダイジョーブですかー」
この度の山行の同行は長男のヨメさんのお母さん。実は長男のヨメさん3月17日が出産予定日。最初の時は間に合わなくて、出産に立ち会えなかったので、この度は早めに出張ってきた。山の話になって、実はヨメさんのパパはもともと「山男」でママもつられて山歩き好きになっちゃった話になった。それじゃあ、是非「ご一緒しましょう」になり、17日過ぎは如何にも「ヤバイよね」。それじゃあ今週、行っちゃいますか。って経緯だったわけ。

わけなく黒山842m 到着 12:50
わずか標高842mでもケイタイは圏外。ソフトバンクもドコモもアウト。
「今頃、産まれてた、なんたら、怒られるね〜」
「もしそうだとしても、どんな急いでも家に着くの7時は過ぎるもんねー」
「ま、ダイジョーブっしょ」
と言いつつ、やっぱり気になって時々ケイタイしてみたり。

【黒山から岩茸石山へ】
「少し降りては登る」を一体何度くりかえせばいいんだよっ!おそらく外観すればノコギリ歯状にコブのような小山が連なっているのじゃないかな。
幾ばくか下って、ちょいダラダラ歩くと前方に高みが見える。「あれが岩茸石山かな?」と期待してゼーハーして登りきると、そこはなんてくない、名前もついていないただのコブのテッペン。あんまり何回も重なるとほんとやんなっちゃう。
「あれかな?」「そうかも」が
「きっとあれ?」「また、だまされた!」になり
「こんどこそ?」「もう、信じない!」
もうコブでもなんでも越えたろじゃん的ヤケクソで登りつめたら頂上だった。
信じなくても救われるってかー!
岩茸石山793m 着 14:30
山頂から棒ノ折山が見晴るかせる。
「スゴイね、アタシたちって!」
棒ノ折から黒山、コブの連続の連なりが大きくカーブするラインの美しいこと。壮大にはるばる歩いてきた感がたまらんのねー!!
これが、なんたかアルプスたらなんたらの峰々だってご覧なさいな。その「たまらん」感たるや。ってなアンバイにはまっていくのねー、お山にー!!

【岩茸石山から高水山へ】
鼻歌交じりで明るい尾根歩き。小ぶりの山のよさは植物群の豊かさ。アセビがたくさんツボミをつけていたり、なんだかきっと咲き姿は愛らしかろう風情な枯れ姿を見つけたり。本格的な春にはまた来たいな、と思わせる。
高水山759m着15:10

【高水山から東光寺、軍畑へ】
ここまで来れば、もう着いたも同じ…じゃあ、ぜんぜんなかった。ズルズルただ下る。ただ降りきるために歩くことのウンザリ〜
山道が切れ舗装路に出る。山里の家並みが見え出すとやっぱり「ホッ」とする。


東光寺着 16:35
山里は横浜のうちなんかよりひと月ほど遅れて梅が今を盛り。そこはかとなく花の香漂う里を抜けると、あんまりありがたくない車道脇を歩くこと40分。
JR奥多摩線「軍畑」駅着 16:50
ようやくケイタイがつながった。
「ぜんぜん気配なし、だってー」


20:00ちょい前に帰宅。
「ご飯、一緒しましょうよ」
嬉しくも誘ってもらって、長男宅で晩ご飯。
「あのねー、アタシたち明日っから筋痛だと思うのねー、ね」
「そうそう」
「だからさ、筋痛、治まった頃、産んでくんなーい」

など楽しく時を過ごして、家に帰ってお風呂して、しこたまストレッチして、マッサージクリーム脚中ぬったくってバッタンキュ。
翌、日曜日。10時過ぎ自然覚醒。
と電話が鳴った。長男。
「もう、生まれるよ」

飛んでかけつけたのなんの。
12時過ぎ、誕生。母子共に健全。
長男に次男が授かった。

「2人のバアバの登山、待ってくれたのよねー」
「筋痛までは、知らんがな〜、だったかな?」

メデタヤ、メデタヤ〜!!!


記:小玉徹子 2007/03/22


今後のサイト運営の為ご意見ご感想を下記よりお送り下さい。
評価:
コメント:
  

PAGE 1

asobist -mini- : 『BigUp』を更新♪今回はイラストレーターのtomokoさんです! by 編集部
「あそびすと」とは?
「あそびすと」はいつも自由です。 遊び心を忘れず、ゆとりをもって心豊かに暮らそうとするライフスタイルはまさにasobismです。

表紙 | 読みもの | 美味・良品 | ゲスト
ヘルプ | サイトマップ | お問い合わせ | 初めてサイトにいらした方へ | お支払い方法
 広告掲載について | 著作権について | 個人情報の取り扱いについて | 会社情報

(C) Copyright System We. All rights reserved.