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「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!

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人間てスゴイ〜 奥多摩・鷹ノ巣山登山
その1. 奥多摩駅→奥部落→巳ノ戸の大クピレ→鷹ノ巣山

奥多摩駅発7:50峰谷行きのバスにはちゃんと間に合ったんだが、うっとうしい林道歩きの時間を稼ごうということで奥部落までタクシーに乗った。
降りたらもう、目の前に恐ろしい山道が口を開けていた。坂の途中の登山口にはトイレもない。準備運動もなしにいきなり歩き出す羽目。
「ええーっ!」
あのね、アタシ拝島の駅で行きたかったんよ、トイレ。
「ちょっと行ったら神社があるから、トイレもあるかも」
いやん、汗かきベソかきの急登を、おまけにお尻モミモミで歩くなんざ、のっけからゾッとしないじゃん!
今か今かと歩いた。神社目指して、トイレをあてにして。
が…。神社にはト・ト・トイレがな〜い!!
朽ちるがままのホコラの後ろに回ってキジ撃ち。ソコーデ、コノハデ、チョイト、カークースー〜♪あああ、バチ当たってもしーらんぺ!
奥部落発8:25  浅間神社着8:45 発8:58

まあ、とりあえずスッキリはしたが、言ってもモノスゴイ山道なんである。酷な登り。ちょっとこの山は「平たい」って概念はないのか!ひたすら急な登りの連続。すっかり葉を落とした落葉樹林下の山の背を行く感じで明るく、広々として開放感があるのがせめてもの慰め。
いやー、キツイのなんの。写真なんか撮る段にもならない。
息が上がる。汗が滴り落ちる。
「飲みすぎなんじゃない?」
あ、言われてしもた。実は前日深夜12時過ぎまで飲んでました。アチャ。
「飲み始めが10時過ぎだから」は言い訳にもならない。布団に入ったのが午前3時。目覚ましが4時に鳴るまでもなく、一瞬トロッとしたでけで寝ねやらず。われながらフラチなやっちゃ。

巳ノ戸の大クピレ着10:30
縦走する人や冬の山行のための非難小屋は最近整備しなおされたらしく立派。毛布も置いてあったりして「ここなら泊まれるね〜」。
ここまでくれば着いたも同じ。とは問屋がおろさない。10分ほど休憩を入れて頂上へ向かうも、並大抵じゃない急勾配。風も出てきた。広々とした吹きさらしの稜線上で突風に体をもってかれそうになる。これでもかこれでもかと続く急登。25分が恐ろしく長い。

鷹ノ巣山登頂 11:09 やったー!!!
晴天なれば丹沢、大菩薩の山々から富士山、果てはアルプスの山々までさえぎるもののないすばらしい展望なんだとか。残念ながら天気は上々とはいえず、むしろ曇天ながら、左奥に大岳山。その隣にきれいな三角のトンガリを見せる御前山。そして真ん中に威風堂々と鎮座まします三頭山。ずうっと、ずうっと山並みが連なる。いいな〜!!!
待ってろよ〜来月は行くぞ〜御前山〜!

「腹へった〜」「メシ、メシ〜」
同行のマーサが用意万端担ぎ上げてくれたコッフェル、バーナー、ボンベでラーメンを煮る。アタシはスライスハムに浅漬け野菜をはさんでマヨネーズ・ペチョのオードブルふうをこしらえる。チーズやチョコやなんやかやも並べ、保温ボトル入りのホットコーヒーを注ぎ分ける。チョー豪華っしょ!
旨かった〜!!
まだまだ震えるような寒いお山のてっぺんでいただくあったか〜いメシとコーヒー。なんともいえずただ、ハピ、ハッピ〜!

と至近に二人組みが同じく何やらこさえてお昼してる。若い男の子。しかも揃ってイケメンじゃあ、ありません?見れば装備といいなんといい、結構達者な若手山屋と察したマーサ。
「日原から来られました?」
彼らは、計画当初、アタシが選んだ登攀ルートの稲村岩尾根を登ってきたのだった。
「道、どうでした?」
「北斜面は雪もあったし、凍結してましたねー。登りはまあまあだけれど降りは怖いかも知れませんねー」

そうか、やっぱりアタシのルート選択は「無謀」域だったかも。でもその「危険」ちょびっとやってみたかったかも。アイゼンってもの、使ってもみたかったな。
なんちゃって、言ってもナントカ蛇に怖じずですから〜


記:小玉徹子 2007/03/29


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