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「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!

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黒姫・山菜ツアーwithまりりん

その2.編笠山〜青年小屋  9月23日


14:00 – 編笠山から青年小屋へ向けて出発。
這い松とハクサンシャクナゲが両側にびっしり密集した下山道。春・夏だったら「ヒャッホー」だろうな。お天気がよかったら見晴らし抜群なピンク色の山肌を堪能できたろう。

と、シャクナゲ畑が切れた。眼下に広がる、なんという光景。

どんなに写真を大きくしても、到底お解かりいただけないだろう。写真では細かい岩に見えるが、実はひとつひとつが恐ろしく巨大。高さ2、3〜4、5mもあろうかという巨大岩がキツイ斜度の山斜面一面に敷き詰めたようにゴロゴロしている。
「賽の河原」の例えも及ばない荒々しい光景に圧倒される。

感心している場合などでは全くない。
巨大岩は「はいどうぞ」ってな具合に並んでいるわけではない。高級料亭の飛び石のように平たくもない。
「石につけられたペンキの標示にしたがって行けばいい」つったって、サスケじゃあるまいし、ピョンピョンなんて到底ムリ!斜めになった岩肌はさっきの雨で滑りそう。踏み外して岩からおっこちれば、這い上がってこられそうにない。
おまけに、足元にばかり気をとられると時々ペンキの表示を見失ったりする。「どっちにいけばいいんだーッ!」途方にくれる。
と「あっちですねー」ヨシダ氏が後ろから教えてくれる。アリガタヤ。

巨大岩の原を降りきった幾ばくかの平地に青年小屋とキャンプ場が見える。距離は大してないはずなんだが、なかなか近づかない。なんだかお預け食らったワンコ状態。

ところで、ヨシカワさんは?
あの人、実はサスケの子孫か?とっとと降りてっちゃって姿も見えない。そしたら、アタシの「途方にくれ」姿を撮ってくれてた。アリガタヤ。

14:43 – 青年小屋 着 
ヨシダ氏の奥様とそのお仲間2人と合流。6人パーティーになった。ビショビショになった雨具を干したり、荷物整理したりしているうちにご飯。
日本に山小屋多しと言えど、ここより旨いメシを出してくれるところはないという評判の「山小屋メシ」にありつく。
「雲取山荘メシ」とは雲泥の差。大きな声じゃあ言えないが、雲取山荘メシは「食ったことにする」「その分食料、しょわなくて済む」レベルだったからね〜。

アジフライは、さすがに調理スミの冷凍だったろうが、その他の野菜系やトン汁はきちんと素材から調理されている。「旨い」はもとより、全て「歩荷・ボッカ」で運び上げたのだと思うと、思わず頭が下がる。アリガタヤ。
トン汁はオカワリ自由。見る間に大鍋が空になった。

食事が済んで、さてこの小屋のお楽しみ・大飲み会を待っていたら、なにやらワサワサしてきた。緊迫した空気の中で皆、小屋の主が電話で話しているのに耳を傾け固唾を呑む。
なんでも、昼間赤岳へ上がった父・息子がまだ下山していない。男の子は小学三年生。テント泊まりの山行でお父さんはかなり荷をしょっている。ヘッド・ライトは不所持…。
と聞けば、どんな状況か想像がつく。シトシトではあるが雨も降り出している。そして、すでに夕方の7時をとっくに回っているのだ。
小屋の主・竹内さんはこの辺りを含む5箇所の国定公園・自然公園の山岳救助のリーダーでもある。竹内さんの指示で遭難救助のパーテイーが組織されようとしていた。

あわや竹内さんも出発かと思われた矢先、電話が入った。皆して耳をそばだてる。
「救助要請の出ていた父息子、8時10分下山確認」
竹内さんの声に、一同思わず拍手!!

無事?始まった飲み会。まずは食堂でビデオ鑑賞。もちろん飲みながら。
竹内さんが世界の最高峰エベレスト登頂した時の記録映像。地球ってスゴイ!そして、人間てスゴイ!!

ビデオ鑑賞後、今度はコタツを囲んで飲む。ストーブも焚いてあるから小屋の中は暖かいが、外は恐らく相当に冷え込んでいる。
消灯時間を過ぎると、ランプの登場。一晩だけのお付き合いかもしれない同志が竹内さんを中心に和気藹々と語り合う。なんてくない話の中に、時折大事な山の話もあったりして興味が尽きない。

ヨシカワさんとアタシは11時ごろ退散したが、後の皆様が何時まで飲んでたのかは、実のところ知らない。


記:小玉徹子 2007/09/23


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