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「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!

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硫黄岳・八ヶ岳登山 冬よ!いかないで〜!!最後の雪山

その2.3月30日 夏沢鉱泉〜硫黄岳山頂〜夏沢鉱泉〜下山


05:45 朝食
07:00 夏沢鉱泉発
就寝時、寝床には前もってひとりずつにユタンポが入れてあったので、ヌクヌク。ぐっすりだったから、モリモリ元気!
天気はいまいちだが、昨夜の予報じゃ「雨かも〜」だったんだから、降ってないから「よし」。

前以て「歩くの遅いんです」アピールをしておいたので、アタシはガイドのタニさんのすぐ後ろが定位置。タニさんはアタシのペースに完全にあわせてくれるので、タスカリ、タスカリ。大感謝。
といっても「フー・フー」しながら樹林帯を登る。沢筋の谷川の水が凍っていてキレイ!


タニさんはネーチャー・インタプリターでもあり、八ヶ岳のすぐふもとに住まいしていることもあって、硫黄岳周辺は「庭」のようなもの。
しばしば歩をとめては「ここは6月ごろにはツクモグサが咲きます」だの「今聴こえたのはナンチャラ鳥の鳴き声です」だの、動植物の解説が入る。草花好きのワタシには興味津々、目がマンマル!だし、小休憩がそれだけとれるわけで、それもまた大助かり。
スタートから小1時間のオーレン小屋、さらに2、30分の夏沢ヒュッテもなんなく通過のころは、雲間から陽が射してきたりして、山頂の眺めに期待がふくらむ。
積雪量を誇る八ヶ岳とあって冬季閉鎖の小屋は半ば雪に埋もれてしまっている。


ヒュッテからしばらく、岩がむき出しになった岩稜帯。石にアイゼンが乗った「ギ」にゾゾ。そこを越えると、一面の雪面が広がる。なるほど、夏道に沿ってジグザグにケルンが築かれてなければ、どこを歩いていいかわからない。谷川に寄り過ぎたりすると雪庇・セッピに乗ってしまう。
墜落!
「大先輩方の労苦なんですね〜」とタニさん。

長々続く稜線にちょっとウンザリ。爆裂火口を横目に7つ?のケルンを越えると、ようやく山頂。標高2760m。
「やったーッ!」一同、口々。
「この冬初の雪山登頂!!」
とは豆板醤。

風もなく、気温もそこそこ、それに山頂は広々なので、皆してのんびり写真を撮ったり、おやつしたり。よそのパーティーはご飯してたり。

8峰を抱く八ヶ岳連峰の峰峰がドッカーンと目の前に迫ってくるような大迫力パノラマにしばし見とれる。
最右が阿弥陀岳。中央から幾分左寄りにツンと高いのが赤岳。阿弥陀と赤岳をつなぐかのような連なりの、そのまた奥にチョコンと首を出しているのが権現岳。最左の右端だけだが、ぐっと近いのが横岳。
昨夏、そろそろ脱奥多摩にかかって、最初に八ヶ岳に登ったのが権現岳だったよな〜、などしみじみ…

赤岳方角と真反対を振り返れば、東天狗と西天狗が。あらら、撮らなかっちゃった!
2月に東天狗に登った時は、零下20度で降雪の中だった。稜線で風に吹かれ、死ぬほど寒かった。山頂手前の岩稜帯でてこずり、やっとの思いで登頂するも、あまりにもの寒さで2分と、とどまれなかった。
うんと険しいという印象だったが、硫黄岳山頂から眺める天狗はまあるい肩をした優しい姿。山は時候でこうも様相を変えるのだ。

晴れ女、晴れ男パーティーだったのか、下山開始して間もなく雲がたちこめ始めると、夏沢ヒュッテでアイゼンを外し、オーレン小屋にたどり着くころは、山頂はすっかり真っ白なモヤモヤに包まれてしまった。

沢筋の氷のアートを撮ったりしながらルンルン下山。
「早寝早起きはなんとやらだね〜」

夏沢鉱泉に戻ったのは12時前だったろうか。

ゆったりお風呂して昼食のカレーをいただく。煮溶けたカボチャの甘味でウマカタヨ〜
ふと窓の外を見やれば、なんと雪が!

2時間ほどの後、キャタピラーに乗り込むころには、雪は本降り。気温はさほど低くはないのに、「雪って、気温差で降るんですね〜」を再認識。

キャタピラーからパジェロに乗り換え、ふもとに下りたれば、まだ早春の茅野の町には冷たい雨が降りしきっていた。


記:小玉徹子 2008/04/21


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