旅ゆけば博打メシ

in芦屋&児島 変わらぬ皿うどん、そして印象変わった中華そば

2012 / 12 / 07

11月11日 福岡県遠賀郡芦屋町 ボートレース芦屋

11月は10日にボートレース若松、11日にボートレース芦屋と、北九州に隣接するボートレース場に2日連続で出張が入った。ともに最寄の街は黒崎で、宿泊先はこちら。黒崎といえば、すでに当欄で2度(第2回第4回)も取り上げた「エビス屋食堂」で、今回は2泊3日で4回通った。何度行っても、エビス屋は最高だ。決して飽きない、究極の酒処である。
若松出張も今年はずいぶんと多く、紹介したいグルメも多いのだが、今回は芦屋を取り上げることにしよう。芦屋は先ごろ、レース場内の食堂運営業者を一新している。もともと、チャンポンと皿うどんがなかなかの逸品だったのだが、それらを含めてメニューがどう変わったのか、確認したかったのだ。

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芦屋ボート「まんぼう」の皿うどん。
まず一口、そしてソースで二度美味しい
レストラン「まんぼう」に足を運ぶ。メニューをざっと見渡すと、「芦屋御膳」なる豪華定食が目新しかったが、他は以前と内容に大きな変化はないようだ。ならば、味のほうはどうだ。皿うどんを注文する。一口。うむ、美味い! 業者変われど、皿うどんの味は健在。まずは一安心だ。
ただ、以前とは若干の変化も感じられた。バリバリの細麺にかけられた餡のとろみが、以前より薄くなっているように思えたのだ。ま、味は落ちてないから別にいいけど。たっぷり野菜と魚介、豚肉がうまく融合されて、実に味わい深い皿うどんであった。で、九州のほうでは、皿うどんにソースをかけるんですよね。関東の人間は、調味料を加えるとすればおそらく酢であろう。だが、九州ではソース。したがって、テーブルにも酢は置いておらずソースしかない。地元の作法に則って、ソースをかけて食す。スパイシーさが加わって、これもたしかに悪くない。


11月21日 岡山県倉敷市 ボートレース児島

今月の長期出張は岡山県は倉敷。瀬戸内海に面しており、晴れた日には青い海と緑の島々が作り出す絶景が最高に美しい、ボートレース児島に1週間通うこととなった。
実は、ボートレース児島に名物グルメなし、がファンの間の定説であった。地元のファンの方にも、「児島って美味しいものないでしょ」とか言われたりしたものである。たしかに、場内を歩いても特色のあるメニューはお目にかかれない。どこの食堂の何が美味いという評判もまったく耳にしなかったのである。

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児島に美味いものあり!
出会ってしまった中華そば
今年正月、プライベートで児島に旅打ちに出かけた。一日レース場にいれば腹は減る。胃袋に入りゃ何でもいいや。ということで、「麺処」とのれんがかかる立ち食いの店に入ることにした。メニューを見れば、そばとうどんのバリエーションがずらりと並ぶ。うーん、てんぷらそばにでもしておくかなあ、と眺めていると、そのなかにひとつポツンと「中華そば」が紛れ込んでいるのを見つけた。そして、並んでいる人たちは次々と中華そばを注文していた。そばとうどんが圧倒的に多いのに、たったひとつある異色のメニュー「中華そば」が大人気? というわけで注文。
マジか!? これが絶品なのである。いわゆる昔ながらの中華そばで、何かにこだわっているとか、工夫を凝らしているとか、そういう点はいっさいない。しかし、美味いのである。ほんとに美味いのである。味わいを一言で言えば、とにかく優しい。そのうえでしっかりとコクもあり、いくら食べても飽きない感じ。朝からでもイケるような、癒しのラーメンなのである。
というわけで、今回も仕事の合間に何度か駆けつけました。昼時に行くと、これが大行列。すっかり児島のファンのソウルフードと化しているようであった。児島に美味しものありとの認識が広がっているのであれば、まったくもって何よりである。

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岡山名物のシャコ酢。
児島行ったら瀬戸内の魚ですね
で、宿泊は岡山市内。児島から電車で25分ほどだが、児島には宿泊施設がほとんどないので仕方ない。岡山には、最近お気に入りの居酒屋があるので、往復小一時間の通勤はまるで苦にならなかった。
JR岡山駅から徒歩3分ほどにある「べんがら酒場」。岡山に行くたび、ここに入りびたりになる。とにかく、瀬戸内の魚が最高! 東京ではほとんどお目にかかれない、鰆の刺身はまことに岡山ならではの味わいである。焼きままかりの酢漬けやシャコ酢などの岡山名物も絶品。さらに、行くたびにラインナップが変わっている日本酒がもう嬉しすぎである。今回も鰆にシャコに岡山の地酒で、とっぷりと酩酊。幸せな晩秋の岡山、なのでありました。

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美味い食事と美味い酒が、楽しい取材の活力です(写真/中尾茂幸)

※次回は新年1月11日に公開です。早いですが良いお年を……の前に、近日中にご本人さま登場のインタビューをお届けします。
11月児島・SGチャレンジカップの模様は12月11日発売の『BOATBoy』を。さあ年末の大一番、12月11日開幕の大村・GI賞金女王決定戦、19日開幕のSG賞金王決定戦の現地取材の模様は『ボートレース特集』、こちらもよろしく!!











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