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ルイーズに訪れた恋は...

20070719160647pic1.jpg39歳で独身のルイーズは、コロンビア大学芸術学部の入学選考部部長。一通の入学願書から15歳年下の男性の存在を知るが、彼の顔も名前も今は亡き恋人と同じだった。過去を引きずりながら生きていたルイーズの人生がにわかに輝きはじめる…。「自分が幸せになるのに臆病でいていいの?」大人の女性の心に響く、リアリティあふれるラブストーリー。原作の小説『P.S.』の作者、ヘレン・シュルマンが監督と共同で脚本も手がけた、この秋一番の心地よい感動作…。

という謳い文句ではあるが、いわゆる一般的な“感動作”ではなく、どこかこう、捻った感というか“ひねた”感がそこかしこに見受けられる。描写は甘くなく、むしろどきつくて直接的だ。その描写に共感できればそれなりの作品なのかもしれないが、そこでその描写をそうしたところで、作品自体に深みが加えられるとは限らない。パーツだけが良くても、全体のバランスが良くなければ美人顔とはならないのと同様、映画にもそれ相応のバランスが必要なのだ。

「亡き恋人と同じ名前の男性が現れる」という設定自体はとてもロマンチックだが、その偶然はどこからやってきたのか? という超自然的な要素がプラスされるかと思いきや、その説明も特にない。ただ偶然なだけなのだ。期待して見ているこちらとしては少々不満が残る。恋はすべての人の心も体も輝かせるものであるので、この映画もひとりの独身女性のひとつの恋物語という点では、共感できる方も多いだろう。

ただ、「感動作」と思い込んで劇場に足を運ぶと、肩透かしを食らう。何事も、宣伝文句には要注意だ。

ルイーズに訪れた恋は...(DVD)
監督:ディラン・キッド
脚本:ディラン・キッド
出演:ローラ・リニー/トファー・グレイス/ガブリエル・バーン
ジャンル:洋画















エンタメ シネマピア   記:  2006 / 09 / 08

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