インタビュー/記者会見

『噂のモーガン夫妻』ヒュー・グラント来日記者会見!

uwasano_main_03.jpg マンハッタンで活躍する不動産のトップセールス・ウーマンのモーガン婦人(サラ・ジェシカ・パーカー)と、全米で10本の指に入る敏腕弁護士である夫(ヒュー・グラント)。完璧な超セレブカップルだったはずの夫の“浮気”が発覚してしまい……! アラフォー女子の永遠の王子さま、ヒュー・グラントが来日し、作品について語りました。


Q:この映画に出演されていかがでしたか?
ヒュー:この映画をやって、本当に心から楽しんだよ。だいたいマスコミの前ではみんなそういうけれど、嘘ではなくて本当にそう思うんだ。共演者のサラも大好きで、とても仲良くなったしね。監督とも3度目で、彼との仕事も好きさ。アメリカの西部が舞台になっていて、夢に見ていたカウボーイハットをかぶることができて嬉しかったよ。

_BBB0110_03.jpg Q:本作で3度目のコンビとなるマーク・ローレンス監督と合う点は?
ヒュー:3つの理由があるね。第一に笑わせてくれる。第二に僕のことを面倒見てくれる。俳優としてナーバスになりやすい僕をケアしてくれるんだ。最後に……コメディーをやっているから信じられないかもしれないけれど、彼は世界観がとっても暗くて、特に死に対して執着があるんだ。彼は夜中に僕に電話をしてきて、「自分の健康
状態が悪い、死ぬかもしれない」と言ってくる(笑)。そんなところが好きさ。

Q:日本の女性がヒュー・グラントの映画を好きな理由はなんだと思いますか?
ヒュー:日本の観客は僕の映画と僕に対して、常に親切で優しいよね。1985年の『モーリス』のころは、誰も僕のことは好きでなかったのに、日本人女性だけは違った。だから日本の女性に対して心の中に大事な思いがあるよ。売れない役者をやっていたのに、何百通ものファンレターが届いたんだもの。だから、日本の女性をとても大事にしているよ。日本の女性が僕の映画をなぜ好きなのかは、日本の方がわかるんじゃない?

Q:田舎での撮影はどうでしたか?
ヒュー:とってもよかったよ。僕は、普段はロンドンを離れないタイプなんだ。田舎が怖くてね。動物も嫌いで、濡れるのも、寒いのも嫌い(笑)。イギリスの田舎というのは、嫌いだし、だいたいイギリスの田舎は鳥を撃ったり、大きな屋敷にはお化けがいたりするようなところだから(笑)。でも、アメリカの田舎は違う。今回は本当にすばらしい高原、山で素敵なところだったよ。本当にカウボーイハットをかぶって、銃を持って暮らしている。実は、銃の問題は撮影現場でもあったんだ。地元のスタッフはみんな銃を持っている。撮影現場の看板に銃器は持ち込まないことという看板が立った。これはイギリスではないことでした。それは面白いなと思いました。

uwasano_sub2_03.jpg Q:サラ・ジェシカ・パーカーとの共演は?
ヒュー:僕は基本的に俳優が嫌いなんだ(笑)。でも彼女は俳優というより人間らしいんだよね。とってもよく仕事をするし、動き回る人で、いろんなことをやっている人。僕はこの映画の撮影中にしていたのは演技だけだけれど、彼女は演技をしている間に『セックス・アンド・ザ・シティ2』のプロデュースをし、そして家族の面倒をみながら、秘密裏に双子をもうけてたしね! ずっとブラックベリー(携帯電話のスマートフォン)をやっていたから、僕と演技をしている間もカメラに映らないところでブラックベリーしていたんじゃないかな。

Q:日本では「浮気は文化だ」と言った男性タレントがいます。
これに対してあなたのご意見は?

ヒュー:それは興味深いね。まだ半日しか日本にいないけれど、質問の半分が「浮気について」なんだよ。なぜそんな質問ばかりするんだろうと聞いたら、「浮気は日本の文化だから」と説明を受けた。これってホント? イギリスは違うからね。セックスよりも犬に興味を持っている。質問は何だっけ(笑)?  そうそう、浮気は文化だというのはたぶんそうなんだろうね。フランスやイタリアもそう。彼らは自慢したりせず秘密裏に優雅に行なわれているから口に出しては言わないけれど、みんなウサギのようにやってるよね(笑)。

Q:今回の出演で、何か新たなチャレンジはありましたか?
ヒュー:今回はすごく楽だった。歌も踊りもなかったから(笑)。でも野生のところにいっているので、熊との共演があった。僕は本当に勇敢だったよ! 本物の熊がすごく近くにいて……。実際に来た熊はそんなに怖くなくって、カメラの前できれいに写るのを確認するようなスターだった(笑)。

uwasano_sub1_03.jpg Q:今後やってみたい役柄や組んでみたい監督、女優は?
また、今後俳優以外でやってみたいことは?

ヒュー:本当に一緒に仕事をしたい監督は何人かいるけれど、彼らが僕とやりたいかはわからないよね。例えばマイク・リー(『秘密と嘘』等)のように即興で映画を作る人、そういうのが好きさ。クリストファー・ゲスト(『スパイナル・タップ』等)とも仕事をしてみたいね。デンマークでも何人か即興で映画を作る監督がいるよ。即興で作り上げていくのが理想なんだ。俳優以外にやってみたいことと言えば、4年前から本を書き始めたんだよ。もう80ページ書いたよ。それを書き終えることかな。本の内容は……うーん、説明しにくいけど、小説だね。歪んだ不思議なコメディーだよ。

Q:サラは「ヒュー・グラントとラブコメをやるのが夢だった」と言っていましたが、
ラブコメにおける魅力はどこにあると思いますか?

ヒュー:正直、あまりロマコメのファンではないのに、なぜこんなに出演してしまったのか不思議なんだ。俳優として幅が狭くて、ひとつのトーンでやっていく。そのトーンというのが、ライトコメディ(軽いタッチのコメディー)なんだ。こういうのを書く人が少なくて、だいたいがロマコメになってしまうんだ。情熱を持ってやっているジャンルではないけれど、唯一僕ができるジャンルなんだよね。

_AAA0449_03.jpg Q:浮気がばれたときの対応は?
ヒュー:僕の体験からいうと、こういう問題を起こしたら、当然ケンカになって、その後仲直りすると思うけれど、ストレスになるものは残るよね。またイヤーな気持ちがよみがえってくるものだし。忘れられないものだね。僕の助言としては、浮気は絶対にしないこと! 致命的になりますよ?。今回はロマコメだから、二人は仲良くなれるけど。

Q:ケンカしている時に女性にしてほしくないことは?
ヒュー:ケンカしていたり、怒ったりしている女性は怖い! 誰にでもカップルだったら、絶対に使ってはいけない手というものがあると思う。ボクシングでいえば、ベルトの下を殴るようなルール違反。そういうルール違反の手を使ってきたら、もう関係を終わらせたいなと思うね。暴力も僕は非常に苦手だね。モノで殴られたこともあるよ。英国アカデミーのトロフィーで殴られたこともね(笑)。

監督・脚本:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント(『ノッティングヒルの恋人』)/サラ・ジェシカ・パーカー(『セックス・アンド・ザ・シティ』)/サム・エリオット、メアリー・スティーンバージェン
公開:3月12日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.uwasa-no-fusai.jp











エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2010 / 03 / 05

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