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インタビュー/記者会見
出演したドラマCM『上京物語』が100万ビューを超え、
また今春公開の話題の映画『女子高』に出演、
今注目の女優、潮美華にインタビュー!
潮「作品中では本当に泣いちゃいました!!」
第30回ホリプロタレントスカウトキャラバン近畿地区代表に選ばれ、バラエティ番組『ハモネプ』では決勝まで進出。現在は、女優として映画、ドラマ、CMで活躍中の潮美華に、今話題となっている100万ビューを超えたドラマCM『上京物語』を中心に、女優を目指したきっから、2016年春に公開予定の映画『女子高』、そして将来の夢まで話を聞いた。
尾崎●まずは、女優を目指したきっから教えてください。
潮▲小学生の時にテレビドラマ『ナースのお仕事』を観て、観月ありささんが好きになり、女優さんになりたいなって。その後に受けた映画のオーディションがきっかけとなり本格的に女優を目指すことになりました。それからバレエ映画『昴-スバル-』のオーディションを受けました。私もクラシックバレエを習っていたので、これはチャンスだと。『白鳥の湖』も踊ったことがあるんですよ。オーディションは、書類審査を通り1次審査ではバレエを踊りました。1次審査で落ちてしまったんですけど、何かにチャレンジすること自体が楽しいなぁって。ますます女優になりたいって思いました。
尾崎●それが、何歳の時ですか?
潮▲中学1年生だったかな?
それからオーディションを受けることが楽しくなって、ホリプロタレントスカウトキャラバンも受けました。中学3年生の時には最終選考まで残たんですよ!その時に仲が良かった友達がグランプリを獲ったんですけど、それがとても悔しくて、それから歌、ダンス、芝居、ゴスペル、バレエといろいろとレッスンを受けました。映画『ザ・マジックアワー』が大好きで、三谷幸喜さんの映画に出ることが夢だったので、歌ったり踊ったりなんでもできなきゃダメだなって思ったんです。
そのレッスンを受けていたスクールから5人組で『ハモネプ』のオーディションを受けることになり、みごと合格したんです。『大阪ナタデココ』というグループ名でテレビで放送されたんです。
尾崎●『ハモネプ』は、いつも観ていました!知らずに観ていたんですね。
それから舞台へ進まれたとうかがいましたが、大阪の舞台はいかがでしたか?
潮▲『アクトリーグ』という即興の舞台を2年くらい、起承転結をつけて毎月4チームで競ってどのチームが優勝するのか?という感じでした。それからミュージカルで主演をさせていただきました。それと同時進行で、たむらけんじさんと友近さんの深夜番組『枠アリ!』のアシスタントもさせていただきました。めっちゃ面白い番組で、私のツボでしたね(笑)。友近さんが大阪の街を歩いている面白いって思った一般のおばちゃんやおじちゃんを番組につれてきてみんなで喋るんです。
尾崎●活動の場を東京に移されたきっかけは?
潮▲もともと映画に出たいという思いがあったので、映画なら東京かなと。20歳になった時に、今すぐ東京に行かないと間に合わないって思っちゃったんです。なにに間に合わないのかわからないんですけど(笑)。
上京してデビューしていた友達もいたので、荷物だけ持ってとりあえず東京に。
尾崎●それでは、東京の活動についてお聞かせください。
潮▲初めての映画の現場は、道端ジェシカさんが出演されている『シャンティデイズ365日、幸せな呼吸(14年、永田琴監督)』という作品で、道端さんがとってもキラキラしていて圧倒されました。それから初主演映画は『マイフォーム (14年、跡地淳太朗監督)』という短編映画です。100万ビューを越えたCMの時にカメラマンを担当してくださった方の監督作品で、第37回ぴあフィルムフェスティバルにも選ばれました。青森で1週間の撮影だったんですけど、夏だったので、気候も良くて楽しかったなぁ〜。カメラの専門学校に通うカメラ女子の役で、田舎のおばあちゃんの家が取り壊されるということを聞いて、その前に写真を撮りにいくんです。セリフがなく床の軋む音や風で木が揺れる音、鳥の鳴き声だったりと音と映像美が印象的でした。最近公開の作品では『ホテルコパン(16年、門馬直人監督)』に、劇中でドラマを撮るシーンでヘアメイク役で出演しています。
尾崎●先ほどお話に出ましたが、出演されたCMが100万ビューを越えたということですが、今の感想は?
潮▲10分という長い作品だったので、びっくりしています。観ていただいた方に、ありがとうという気持ちでいっぱいです。
不動産会社ライブズのドラマCM『上京物語(松尾健太監督)』で、その会社の社長さんが体験した実話に基づいた短編ドラマなんです。
私は両親が早くに離婚していて父親にはその後は会えなかったので、そのこととリンクして役の人物に感情が入っていきました。自分の気持ちも重ねて丁寧に演じさせていただきました。一度だけ上京した時に父親が布団を買ってくれたんですけど「そんなことしてくれるんだ」って感動しました。父親が大好きなまま両親が離婚という形で離ればなれになってしまっていたので、そういうことも思い出した撮影でした。泣かないといけない作品というより、本当に父のことを思い出して泣いちゃいました。
尾崎●撮影中のエピソードは?
潮▲監督が、短編映画『マイフォーム』の時に助監督をされていた松尾さんで、その映画で監督をされた跡地さんがカメラを担当していましたので、ふたりの違う面を見ることができたんです。松尾さんが『上京物語』の監督をしてくださった時には、落ちついていて的確な指示をしてくださって、かっこいいイメージだったんですけど『マイフォーム』で会った時には、助監督さんだったので場を盛り上げるためなのか、現場ではメッチャうるさくて「あれ?松尾さんはこんなキャラだったっけ?」って思っちゃたんです。みんなから普段はこんなんだよって聞いて、監督の時はカッコつけてたんだぁ〜って(笑)。その後、別のCMでも同じチームで、その時には、監督が松尾さんでカメラが跡地さんでした。その時には、また監督として以前のような落ち着いた感じだったので、なんだっんだよ〜って思いました(笑)。ほんとに面白い人たちで大好きです(笑)。そのふたりに私は育てていただいたといっても過言ではないです!
尾崎●2016年春に公開予定のミステリー映画『女子高(16年、山本浩貴監督)』AKB48・峯岸みなみ初主演作品に川崎友香役で出演されていますが......。
潮▲眼鏡に三つ編みという地味な外見で、ふだんの私の中にはない役でした。イモいヤツみたいな感じです(笑)。
監督の山本浩貴さんが舞台出身の方で、1週間ほどのリハーサルをレッスンに近いくらいガッツリやりました。学園内のメンバー6人は仲が良い設定だったので、ふだんの会話はタメ口にしようよって、グループラインを作ったり、現場ではメンバーだけで待っている時間も多く、ホテルでも同部屋だったり、ほんとうに仲が良くなって、撮影が終わってからも一緒に遊んでいます。山本監督のもとメンバー全員で全力でやりきった作品と自信をもっていえる作品です!是非多くの人に観ていただきたいです!
尾崎●それでは最後に、将来の夢をお聞かせください。
潮▲大竹しのぶさんや中谷美紀さんが大好きで、先輩たちのような女優になりたいなって思っています。『ハモネプ』に出演した経験を生かして、歌にも挑戦していきたいです。ひとりカラオケにメッチャ通っていて、みんなから歌がうまくなってるよね〜って(笑)。歌を生かせるバンドのボーカルのような役で映画に参加できたら嬉しいなって思ってます。
顔のイメージなのかシリアスな役が多いんですけど、大阪出身なのでコメディが大好きです。コミカルな芝居を大阪ではたくさん経験してきましたので、お笑いも身についてます(笑)。今後は、コミカルな役にも積極的に参加させていただきたいですね!みなさん応援をよろしくお願いします。
インタビュー写真撮影:尾崎康元
『女子高』
監督・脚本・企画:山本浩貴
出演:峯岸みなみ(AKB48)
高田里穂/泉 はる 中山絵梨奈 北山詩織 寒川綾奈 潮 美華/
武子直輝 大里莉楠 瑠衣夏 前田隆太朗 鮎川太陽 田中裕士/阿部亮平 冨手麻妙 風間トオル
配給:ユナイテッド エンタテインメント
公式HP:jk.united-ent.com
公開:4月9日(土)よりシネマート新宿ほか公開
©映画「女子高」製作委員会
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エンタメ : インタビュー/記者会見 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2016 / 02 / 22