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インタビュー/記者会見
演歌界とロック界の2大スターが夢の競演!!
美川憲一と高橋ジョージがジョン・レノンを熱く語る!!
前回10月12日にお伝えした『ジョン・レノン生誕70周年! 坂崎幸之助&杉真理、当然のマニアックトーク!?』に引き続き、今回もジョン・レノン!!
映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の公開記念イベントが11月4日、都内で行なわれ、美川憲一と高橋ジョージがトークショーに登場。なぜこのふたり……?と疑問に思ったアナタ、それ正解。
で、タネ明かし。
実は美川憲一は産み母親と育ての母親(実母姉)をもった境遇で、これジョン・レノンと一緒。
そして高橋ジョージは芸能界屈指のジョン・レノン・フリークであり、三船美佳との間に生まれた娘の名前は蓮音ちゃん。そう、これレンオンちゃんなんですよ
今回も面白くなりそうだ!!
さて、それではさっそくトークセッション、行ってみよう!
MC「高橋さん、今回のこの衣装は?」
高橋「はい! もうなりきって全部揃えました。マネージャーに『林家三平さんですか?』って言われましたが(笑)」
わはははは、場内爆笑。この日の高橋の衣装はビートルズの出身地であるイギリスのリバプールから取り寄せたブーツを始め、普段は掛けていないメガネ、そしてコートにシャツにジーンズと、映画に登場するジョンを、全部自前(!)で完璧に再現!! しかしまあ、とても暑そうでした(笑)。
MC「美川さんはジョンと生い立ちが似ていらっしゃるとお聞きしてますが……」
美川「ジョンは世界の方ですけど、私はたかが日本の歌手で……」
高橋「(すかさず)僕が宮城県栗原郡(現・栗原市)で初めて観に行った芸能人のコンサートが美川さんだったんです!! 商店街で1万円以上買うとチケットがもらえまして(笑)」
美川「それはそれはおそれいります〜(笑)」
高橋「お客さんが少ないのに(おいおい)、白いブーツで演歌にゴーゴーダンスと凄い内容だった。お客さんの多い少ない関係なく全力で演るのが美川さんだって僕は思ってます(笑)。……僕が小ちゃいころに出会ったジョンと、初めて観たコンサートの美川さんが二人の親に育てられたって共通点があったなんてびっくりしましたよ」
と、言いつつも、実はジョージさんにも……
高橋「実は僕もジョンと同じ様に、母親が早くに家を出て別の人と暮らしてて、訪ねていったこともあった。僕のコンサートで、呼んでもいないのに一番前で母親が騒いでた……なんか映画の中で同じ様なシーンがあって、胸をかきむしられる様な思いを……!!」
聞かせる話……ですが、ジョージさんこれちょっとネタバレ入ってます(笑)。
話は盛り上がり、ジョンに対する熱い思いはさらにヒートアップ!!
高橋「1977年に僕、原宿でジョンと(オノ)ヨーコさんにあったことがあるんです。ジョンが僕のリーゼントを見て『Do you know Hardin Holley?』って声をかけて来たんです(!)。普通、リーゼントと言えばバディ・ホリーじゃなくてエルヴィス(プレスリー)ですよね。これでジョンが凄くバディを好きだってことがわかります(注・映画中のジョンがかけていたメガネもバディ・ホリーと同じ型)。その後、握手してもらってデモテープ渡しました(!!)」
ジョンにデモテープを渡すなんて、普通出来ません!!
高橋「今回、この映画を観て『Gallotone』(映画中でジョンが手にするギター)というギターを買いました。南アフリカ製1955年モデル、本物とまったく同じものです。今日、用意してますので特別にお見せします」
美川「ギター持ったんだから、あんた歌うっきゃないわよ〜」
そりゃそうでしょう、ということで、ジーン・ヴィンセントの『ビー・バップ・ア・ルーラ』を熱唱!!
(この曲はジョン・レノンのソロアルバム「ロックン・ロール」に収録されております)
美川「なりきってましたよ〜。かっこよかったですよ〜」
高橋「ちょっと、玉川カルテット(知ってる?)的になっちゃいましたけど(笑)」
MC「凄く歌い込んでいらっしゃいますね!」
高橋「僕、ロックンローラーですから!!」
予定時間を大幅に越え、熱い熱い二人のトークが続くなか、最後は本作の監督の話題に。
高橋「この映画、監督がイイ!!」
美川「男にはあの映像は撮れない。キメが細かくて奇麗」
高橋「男でも女でもない美川さんが言うんだから(笑)」
美川「ごめんなさい〜(笑)」
わはははは。場内爆笑。
美川「ジョンって不良ながら、ワルになりきれないヤボったさがあるんだけど、それがだんだんイイ男になっていく」
高橋「成長する過程が凄くよく描かれているんですよ」
そうそう、本作の内容と同じくらい話題の、監督と主演の年の差婚。これ23歳の年の差なんですが、「うちは24歳差! 勝った」と勝ち誇っておりました(笑)。
最後にジョージさん、「これまで何十というジョンやビートルズに関する映画を観たけど、この映画が最高の作品です。家庭のラヴ・ストーリ映画です。ファンだけでなく、いろんな問題を抱えた人や幅広い人に観てもらいたい映画」と締めくくりました。いやあ、ホントのフリークなんですね。
なにしろ、本作をすでに20回以上も観ていて、日本公開が待ちきれずロンドンにまで観に行ったというんですから(笑)。
ちなみに美川さんも2回半観たそうです。ところで半分って?(笑)
しかしまあ、ファンとはいえ、私なんかまだまだ未熟ものですね。
よし、早く劇場に2回目を見に行こう!
映画『ノーウェア・ボーイ ひとりぼっちのあいつ』
シネマピア映画レビュー:
http://www.asobist.com/entame/cinemapia/0222.php
坂崎幸之助&杉真理、当然のマニアックトーク!?:
http://www.asobist.com/entame/interview/20101012.php
11月5日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
公式サイト:http://nowhereboy.gaga.ne.jp
(C)2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」オリジナル・サウンドトラック
発売:2010年11年6日
価格:¥2,520(税込)
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サントラには「That'll Be The Day」「In Spite Of All The Danger」他、クオリーメン(ビートルズの前身バンド)の代わりに登場するTHE NOWHERE BOYSの演奏で6曲収録のほか、57年にリバプールのセント・ピータース教会でジョン・レノン率いるクオリーメンのギグでジョンと始めてあったポールがジョンの前でギターの腕前を披露した時の楽曲「Twenty Flight Rock」と「Be-Bop-A-Lula」はそれぞれオリジナルのエディ・コクランとジーン・ヴィンセントで収録。
ジョン・レノンが初めて作曲した「ハロー・リトル・ガール」はジョン役のA.ジョンソンのソロで収録。ジョンに大きな影響を与えたエルヴィス・プレスリーやジェリー・リー・ルイス、ジェイ・ホーキンスの楽曲も収録と内容充実。
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「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」オリジナル・サウンドトラック
『ジョン・レノン音楽祭2010 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』
開催日:2010年12月8日(水)
時間:開場/18:00 開演/19:00
会場:日本武道館
チケット販売情報はホームページ:http://www.dreampower-jp.com
出演:オノ・ヨーコ /浅井健一/奥田民生/斉藤和義/曽我部恵一/東京スカパラダイスオーケストラ/堂珍嘉邦(CHEMISTRY)/BONNIE PINK/ゆず/吉井和哉/LOVE PSYCHEDELICOほか※50音順
箭内道彦プロジェクト/Cocco(MC出演)/吉永小百合(声の出演) /鈴木京香(詞の朗読)
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提唱者のオノ・ヨーコに加え、常連のアーティストをはじめ、初出演の方々など多彩な顔ぶれのアーティスト、俳優、クリエーターがライヴに参加!
John and Yoko PHOTO:© Kishin Shinoyama
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エンタメ : インタビュー/記者会見 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2010 / 11 / 05