インタビュー/記者会見

映画『ジョバンニの島』完成披露イベント!
市村正親、柳原可奈子、ユースケ・サンタマリア、北島三郎登場!
柳原「うわぁ〜! となりサブちゃんだよ!」

giovanni_001.jpg一般社団法人日本音楽事業者協会(音事協)創立50周年記念作品、映画『ジョバンニの島』の2月22日(土)の公開に先立ち、2月10日(月)に都内・新宿ピカデリーにて完成披露イベントが行なわれ、声優を務めた市村正親、柳原可奈子、ユースケ・サンタマリア、横山幸汰(子役)、谷合純矢(子役)、そして、今回が声優初挑戦の北島三郎、原作・脚本の杉田成道、西久保瑞穂監督が登場した。

MC:まずはご挨拶をお願いします。
市村:今までにアニメ映画に参加させていただいたことはありますが、今回は本当に良かったと思っています。楽しんでいってください。
ユースケ:やっと、みなさんに観ていただけるということで、(大きな声で)感無量です!!
(あまり反応のない会場を見て)これ、映画を観た後だったらリアクションが違っていたと思います(会場笑)。もっと、ドカーーンと盛上がったと。でも、まだ観る前なので……、それでいいと(会場笑)。
柳原:素敵なキャストの方々と一緒になれて、嬉しく思っています。内心「うわぁ〜! となりサブちゃんだよ!」って思っております(会場笑)。
横山:声優は今回初めてだったけど、がんばりました。
谷合:絵が綺麗です! 銀河鉄道も綺麗です! 涙が出るかもしれないのでハンカチを用意してください。
北島:歌を歌って53年、映画やテレビドラマにも出演しましたが、アニメの声優としての仕事は77歳で初めてでございます。作品を観ましたら“イイじいさま”でした。どうぞお楽しみに。
杉田:それぞれの家族のそれぞれの人生を、みなさん今日は楽しんでいってください。
西久保監督:豪華な役者さんに声優をしていただくことは初めて。作品を観てとても情感がでているなと思いました。

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左:杉田成道(原作・脚本) 右:西久保瑞穂監督
MC:杉田さん、今回はある方の体験談を聞いて映像化を決められ、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を取り入れて脚本を書き上げたと。この作品でいちばん伝えたかったこととは?
杉田:色丹島での終戦後の家族のお話。当時はとても過酷な状況の中でも、人はどこかで希望を持って、その時代を生き抜いてきたと。子供たちは、国境や民族を越えて大人たちよりも力強く。そのことを我々は次の世代に伝えなければと。

giovanni_003.jpgMC:市村さん、辰夫は二児の父親でしたが、ご自身と照らし合わせていかがですか?
市村:この映画を息子たちと一緒に観た時に、長男がこの作品に感動していました。涙で目が腫れてしまうので、翌日に仕事のない日に観ないと仕事にならないなと。忘れていたものを思い起こさせる作品です。

giovanni_004.jpgMC:ユースケさん、今回の英夫役はいかだでしたか?
ユースケ:実写の声を一度やったことがあるんですけど、その映画が“大コケ”しまして(会場笑)。すぐに打ち切りになっちゃったんです。「俺のせいじゃない」と思ったんですけど、その後、声の仕事がプッツリと来なくなって(会場笑)。10年ぶりにドーーンと、この初めてのアニメーションの話が来て、この作品は僕をモデルに書いたんじゃないかと思うくらい英夫とイメージが被ってます。ムードメーカーで楽しい男だけど、次の時代のことを考える頭の良さと、強さ、優しさがある人間味あふれる男。演じるにあたって、お互い素っ裸になって、杉田監督とディスカッションして……実際にじゃないですよ(会場笑)。気持ちがね、本当に素っ裸になってたら何してたんだと(会場笑)。いい仕事ができたかな。

giovanni_005.jpgMC:柳原さん、映画を観ていかがでしたか?
柳原:父や母と戦争について話をすることは、ほとんどなかったので、改めて考えさせられました。どういった環境でも子供たちはパワーを持っていて、その子供たちに支えられる内容に。みっちゃん役は、一輪咲くお花のような存在で……ウフフ。
ユースケ:自分で言っちゃう? 仲間由紀恵ちゃんがいるんだよ!
柳原:すみません……(笑)、仲間さんは大輪です。お花のように、けなげで前向きな女性のイメージだったので、声のトーンを下げないように演じました。食べながら「お帰り」っていう、最初のシーンが難しくて何テイクもNGが出てしまったんです。最後には「本当に食べながらやりますか?」って(笑)。

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左:横山幸汰 右:谷合純矢(子役)
MC:横山くん、谷合くん、大変だったことは?
横山:辛いことはなかったです。夏休みの間は毎日……(夏休みがなかったようです)演技を教わることが楽しかったです。
谷合:う〜ん、まあ……(沈黙)。
ユースケ:ちょっと(コメントを)用意してなかったみたいです。

giovanni_007.jpgMC:北島さん、今回はアニメの出演は初ということですが、源三役はいかがでしたか?
北島:生まれは北海道です。そして、役は北国の漁師のおじいちゃん。私は漁師の生まれで、自分のおじいさんを思い出して、私がその血を受け継いで、そのままに演じました。映像を観ると涙が出ます。我ながら良くできたなぁ〜と思っています(会場拍手)。

giovanni_008.jpgMC:西久保監督にうかがいます。この作品でこだわったポイントは?
西久保監督:独特の背景は主人公の回想シーン。記憶ということで、かなり省略して描きましたので独特な雰囲気になったかと。北の小さな島の戦争を、ドキュメンタリー的にと細かく調べて作りました。主人公たちが支えになった、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のファンタジーをどう絡めるかが課題でした。映像を通して、主人公が生きた時代を追体験していただければ嬉しい。

MC:最後にひとことお願いします。
市村:悲しい部分もありますが、ロシアと日本の子供たちが小学校の中で、相手の国の歌を歌う場面では、心が温かくなります。たくさん思い出に残るシーンがありますので、楽しんで観ていただければと思います。
北島:人との絆、親子との絆というものを感じさせる作品です。たくましく生きていく姿の中に涙あり笑いありとアニメですが最後は感動します。じっくりとご覧ください。

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■ストーリー
1945年、北方四島の一つ色丹島。
淳平(10歳)と寛太(7歳)は、父親の辰夫と祖父の源三とともにこの島で暮らしていた。だが、終戦をきっかけにソ連軍が進駐し、島民から平和と自由を奪った。やがて訪れる家族との別れ、ロシア人少女との淡い初恋……。幼い兄弟の生き抜く姿を描く物語。


企画・製作:一般社団法人 日本音楽事業者協会
原作:杉田成道
脚本:杉田成道/櫻井圭記
脚本協力:池端俊策
監督:西久保瑞穂
声の出演:市村正親、仲間由紀恵、柳原加奈子、ユースケ・サンタマリア、
横山幸汰、谷合純矢、ポリーナ・イリュシェンコ、
北島三郎
犬塚弘、八千草薫、仲代達矢
アニメーション制作:株式会社プロダクション・アイジー
製作協力:日本映画衛星放送株式会社/株式会社FILM
配給:ワーナー・ブラザース映画 
公式HP:http://www.giovannimovie.com
公開:2月22日(土)全国ロードショー
 

©JAME












エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2014 / 02 / 17

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