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今夏シリーズ完結作となる『るろうに剣心　京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』が2部作連続で公開する。アクションのスケールアップだけでなく、深みを増したドラマ、新キャストの存在感、そして前作からのキャストそれぞれのさらなる深化などへ大きな反響が！ 公開前の7月23日（水）に、都内千代田区の東京国際フォーラム ホールAにて『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』舞台挨拶付きプレミア試写会イベントが行なわれ、主演の佐藤健を始め、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、神木隆之介、土屋太鳳、高橋メアリージュン、江口洋介、藤原竜也、そして大友啓史監督と豪華キャスト陣らが集結した。さらに、本作の撮影現場への訪問、主役争い、熊本での再会……などを経て、主人公・剣心役の佐藤健の“親友”となったあのヒトも！ 急きょ駆けつけた!!

大歓声の中、会場からスタッフ、キャストが登場。
MC：すごい熱気ですね!!（会場からの歓声が鳴り止まないまま舞台あいさつが始まった）
まずは、緋村剣心を演じました、佐藤健さんご挨拶をお願いします。
佐藤：撮影中は本当にハードな現場でしたが、まさか撮影が終わってからもハードな思いをするとは！ 服も乱れちゃってますけど……（会場笑）。でも、嬉しいです！ 僕にとって思い入れの強い作品になりました。
MC：何が佐藤健をそこまで焚き付けたんでしょうか？
佐藤：原作が大好きで、まさか自分が剣心を演じるなんて思ってもいませんでした。原作ファン代表として、原作の魂をくんで実写化させていただいたつもりです。

MC：神谷薫を演じました、武井咲さんお願いします。
武井：今日は4000人の方に集まっていただいたとお聞きして、胸がいっぱいです。ありがとうございます。今回の続編があるということは、前作にみなさんが愛情をそそいでいただいたんだと、今、この会場で実感しています。期待に答えられる映画だと思います。
MC：剣心との関係性で変わったところは？
武井：今回は、薫も戦います。生死を賭けた戦いに挑んでいます。そのシーンが剣心に対する愛情なんだろうなって。

MC：志々雄真実を演じました、藤原竜也さんお願いします。
藤原：もの凄く暑いスーツを着て……（会場笑）演じさせていただきました。目と口しか開いてませんが、注目して観ていただきたいです。暴れてます。カッコイイ映画を大友監督に撮っていただいたと。
MC：新たなダーク・ヒーロですが……悪役はお好きな方だと……（会場笑）、今回、イキイキと悪役を演じていますが……。
藤原：今回は淡々と演じようとしたんですけど、結果「ウワァーーーー！！」とか、やってますね（笑）。

MC：四乃森蒼紫を演じました、伊勢谷友介さんお願いします。
伊勢谷：みなさんに見ていただくことを嬉しく思います。それだけ身を削って演じさせていただきました。これだけ燃えて演じられたのは、大友監督の現場だったから。あんまり持ち上げてもね。そこそこだと思って観てください（会場笑）。
MC：翁／柏崎念至役の田中泯さんと死闘を演じられましたが……。
伊勢谷：自分も戦うには、イイ歳してって思いましたけど、もっとイイ歳した人と戦いました（会場笑）。僕が大学時代から尊敬する舞踊家の方ですが、もの凄い体力なんです。負けるはずなのに負ける気してないでしょって感じで（笑）。この人ががんばっているのに自分は弱音は吐けないなって。がんばりました。
MC：69歳とは思えないですね。
伊勢谷：はい！

MC：相楽左之助を演じました、青木崇高さんお願いします。
青木：伊勢谷さんがハードルを高くしないほうがイイって言いましたけど、この作品はハードルを高くしていいんじゃないかと思います。みなさんパート1は、ご覧になりましたか？（会場から大歓声が）パート2も行きますよ!!
MC：前作と比べて、変えた部分は？
青木：いや？ 特にないです。そんなに器用じゃないです（笑）。体に「ワァッ！」っていうモードだけが染み付いているので、こういったところ（この会場）でもイッちゃいます。人の群れをみたら殴りにいきたくなっちゃうみたいな……（会場笑）じゃないですけど。
MC：前作をよりパワーアップしたと……。
青木：まさにその通りでございます。いろいろなものを食べてます。ポップコーン！

MC：瀬田宗次郎を演じました、神木隆之介さんお願いします。
神木：いや〜ほんとうに……（会場から大声援が鳴り止ます）
佐藤：うるさいよ〜（さらに会場はヒートアップ）
神木：自信を持って素晴らしい作品と言える仕上がりです。外は暑くて熱中症には気をつけてほしいところですけど、この夏は剣心で、もっともっとアツくなってください。
MC：原作の中でいちばんマッチしてると言われていますが……。演じるにあたってのポイントは？
神木：宗次郎といえば、笑顔だと思うんですよ。だけど、その笑顔が劇中で誰に向かっての笑顔なのか意味をこめて、志々雄に向ける笑顔、剣心に向けての笑顔が違いますし、その笑顔を見てもらいたいです。

MC：巻町操を演じました、土屋太鳳さんお願いします。
土屋：（歓声に）ありがとうございます！ 緊張してます。一昨年の夏に実写1作目を映画館で観て、こんなにすごい映画が日本にあるんだって、衝撃を受けました。なんで私は、その世界に入れないんだろって、悔しい思いでした。それから、今回のオーデションを受けて操ちゃんの役をいただきました。演じてみると、私にふさわしいかどうか、不安で迷いもあったんですけど、大友監督始めスタッフ、キャストの方々に支えていただいて、自分のすべてを操ちゃんに注ぐことができました。
MC：とても可愛らしいのに、ものすごいアクションを披露していただいていますが、共演者の中でこの人には歯が立たないなって人は？
土屋：ひとりを選ぶのは難しくて……。それぞれの役を背負っているアクションなので、戦い方も違いますし、蒼紫を演じられた伊勢谷さんのアクションは、どんなに強くても切なかったり、翁を演じる田中泯さんのアクションは爆発力がすごくて……。ほんとにみなさんすごいんです。でも、やっぱり剣心だなって。髪の毛先から動いた後の空気まで、あまりに剣心すぎて、見てて魂を削っているんじゃないかと心配になりました。

MC：駒形由美を演じました、高橋メアリージュンさんお願いします。
高橋：梅雨が明けましたね〜（会場笑）。こんな晴れ晴れとした日に最高の映画だと、お約束します。
MC：志々雄役の藤原さんとのシーンがありますが、藤原さんはいかがでしたか？
高橋：志々雄役の姿になった藤原さんから「恐くなかった？」って聞かれたんですけど、私はもともと志々雄ファンということもあって、まったく恐くなくて、むしろ、とってもカッコ良かったと思うほどでした。だから、クランクアップした後、志々雄フェチというか、包帯フェチになって、包帯が恋しくなってしまいました（会場笑）。

MC：斎藤一を演じました、江口洋介さんお願いします。
江口：去年の今頃、暑い中、このメンバーで神奈川の浜辺で立ち回りをやっていたことを思い出しました。大きい画面で観るにふさわしい“スーパーど迫力”のある映画なので、今日は楽しんでいってください。
MC：今回、パワーアップした要因は？
江口：漫画が原作だったので、1作目は、自分がその役にふさわしいのかということを考えながら演じたと思うんですけど、今回は2作目、3作目ということで、2本だった落ちる髪の毛を、原作は4本なんですけど、今回は3本にして、次はもうひとつ増やそうかなと……（会場笑）。ひとりひとりの変化が集結して、パワーアップした2作目が出来たんじゃないかなと思います。

MC：最後に大友啓史監督にお願いします。
大友監督：まだ、『伝説の最期編』の仕上げをしています。なので、お披露目するという気分よりも、まだ現場の熱い皮膚感覚が残った状態です。今、作業中なので、みなさんに勇気づけていただきたい（会場から拍手）。仕上げの時はナイーブになります。みなさんのリアクションを見て、自信を持って作業に戻りたいと思います。
MC：出演者のみなさんにひとことお願いします。
大友監督：これだけ人気の漫画のキャラクターを、生身で演じるというのは、なにをもって凌駕していくかが勝負だと思っています。その時に俳優陣がどこまで魂をこめて、魂を削って、その役になりきってくれるかということが、勝負になります。今回、まさに魂を削り、全身全霊をこめてそれぞれの役を演じてくれました。そのことが作品の力になっていて、この力は海も越えていきます。みなさん、この作品を支えてくれた、キャスト、スタッフにもう一度、拍手をいただけますか？（会場から大きな拍手が）
大友監督：ありがとうございました。

MC：それでは、もうひとりスペシャルゲストの登場です。原作、そしてこの作品の大ファン！
その方からコメントをいただいております。
「僕が主役になるはずだったけど、映画を観てやっぱり剣心は健くんだと思ったもん！」
「会場のみなさん、上映をたのしみにしてクマさい」
それでは、ご紹介しましょう！ くまモン!!（大歓声の中くまモン登場）

そしてその後、フォトシェッションへ。中央に大きな幕が下り、佐藤健の「この夏は、るろうにー！」のかけ声の後、客席から「剣心ーー！」の声とともにキャノン砲が打ち上がり花道横からはCO2が発射。大盛り上がりの中イベントは終了した。

『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』

原作：和月伸宏｢るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-｣（集英社ジャンプ・コミックス刊）
監督：大友啓史
出演：
佐藤 健　武井 咲　伊勢谷友介／青木崇高　蒼井 優
神木隆之介　土屋太鳳　田中 泯　宮沢和史　小澤征悦／滝藤賢一　三浦涼介　丸山智己　高橋メアリージュン
江口洋介・藤原竜也
製作配給：ワーナー・ブラザース映画　
公式HP：http://www.rurouni-kenshin.jp
公開：8月1日（金）、9月13日（土）二部作連続全国ロードショー

 

©和月伸宏／集英社 ©2014「るろうに剣心 京都大火／伝説の最期」製作委員会