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常にセンセーショナルな作品を放ち続ける園子温監督が挑む最新作は、近未来の“トーキョー”を舞台に、ストリートギャングたちが大暴れする『TOKYO TRIBE』。90年代ストリートカルチャー＆ファションを牽引した累計250万部を超えた、井上三太による伝説的コミックの映画化。
その初日舞台挨拶が、8月30日（土）に都内・新宿バルト９にて行なわれ、NHK朝の連続テレビ小説に出演中、今年大注目の俳優・鈴木亮平、一般オーディションから大抜擢！北海道在住で本職がHIPHOPアーティストのYOUNG DAIS、園監督が見初めた期待の新進女優・清野菜名をはじめ、佐藤隆太、竹内力、叶美香、中川翔子、大東駿介、石田卓也、市川由衣、石井勇気、坂口茉琴といった豪華キャスト陣が大集結！ 原作者の井上三太、園子温監督とともに登場した。

MC：まずは、ご挨拶をお願いします。
園監督：どうも！ 初日にこんなにもたくさんの方に来ていただき、感謝、感激です!!
鈴木：今、観ていただいたとおり、このメンバーを見ていただければわかるとおり、どんでもない映画になってしまいました！

YOUNG DAIS：『TOKYO TRIBE』ついてわかり合えたら！ 一緒の“TRIBE”になれたら!!
清野：今日は、短い時間ですけどよろしくお願いします！
佐藤：同じ日にルパンも走り出したというのに（会場笑）、『TOKYO TRIBE』を選んでいただき、ありがとうございます。
竹内：ハァ〜！ どうですか！ みなさん!!楽しかったですかぁーー！ （会場拍手）感無量であります！
叶：一見、暴力的な映画ではございますが、この中には世界に通用するピースフルでヘブンリーなメッセージが込められております。これは、姉が申しておりまして……（会場笑）、私もその通りだなぁ〜と思っております。

中川：ついに、この日がやって来た！ 世界中が宇宙中が待っていた！ 園子温監督が、やってくれました！ 誰も見たことのない新しいジャンルが宇宙に生まれた！ 奇跡でございます。トラックスーツを着てヌンチャクを振るという、夢のような奇跡が起こってしまいました。
大東：最近、めっきり寒くなって来ましたけど、今年の夏を締めくくるのにはピッタリな熱いお祭り映画です！
石田：一緒に楽しみましょう!!
市川：この中で、私がいちばんまともな役だったんじゃないかと……（会場笑）、園監督の作品が大好きで、オーディションを受けました。

石井：（会場から勇気！のかけ声が）あっ！ こんにちは！ あっあの、普段はお笑い芸人で『パンダユナイテッド』というコンビでやらせてもらってます。ぼくだけ（映画の）衣装なんですけど。（私服とは）知らなくて、ぼくだけほしがってる感じになっちゃってます（会場笑）。
坂口：初めまして！……沈黙……（会場からがんばれの声が）……いろいろな方に足を運んでいただいて嬉しいです。アクションいっぱい、音楽いっぱい、こんなに楽しい映画はないと思います。
井上：漫画家の井上三太です。ついにこの日が迎えられて……原作者としてひとことだけ言わせてください。うれしいよっーーー!!

MC：園監督、これだけの出演者が集まることは、今回が初かと……。
園監督：現場では、それぞれシーンが違うので、会っていない人もいるかも？ 今日は壮観ですよね！
MC：現場の雰囲気はいかがでしたか？
園監督：闇鍋のごとく！ いろんなものがごった煮になりながら、でも、それが調和して良くなったと思います。

MC：トロント国際映画祭への正式出品が決まりました。今の心境は？
鈴木：園監督が「世界でヒットする映画にしたい」と。それを聞いて「世界よ！ こんな映画が作れるものなら作ってみろっ!!」。それほど熱のこもったエネルギーの塊のような作品になっています。これは日本人にしか作れない、園監督にしか作れない映画です。

YOUNG DAIS：普段は、ラップ・アーティストとして活動していますが、映画というフィールドで、ぼくらが普段やっていることを観ていただけたり、俳優とアーティストがリスペクトしあって、ひとつの作品を作り上げました。自信を持って世界と戦える映画です。
園監督：今日は会場にいないんですけど、ロスに住んでいるムカデ役の北村昭博くんから、ロスのラッパーたちが悔しがっているとラインがあって「俺たちが本来やるべきラップ・ミュージカルを日本で先にやられた！」ってみんなが言っていると。してやったりと思っています。

MC：ラップを俳優の方々が挑戦したと言うことですが、いかがでしたか？
佐藤：いちばん地味なラップしかお届けしてないですけど、（僕で）大丈夫ですか？ 同じ“TRIBE”で、撮影シーンも同じだったので、YOUNG DAISさんに教えていただきました。ファミレスでキビナゴを食べながら……。
YOUNG DAIS：いろんなタイプのラップがちりばめられた、宝箱のような映画なので、その場面を楽しんでいただきたい。
竹内：俺は今回は歌って（ない？）……歌ってますか！ そうですか！ ふだん演歌しか聴いてないので……。ラップ？ ラップ？ サランラップは知ってるけど。（会場クスクス）笑うところ笑うところ！（会場笑）

MC：撮影中のエピソードは？
鈴木：園監督って現場で「おはようございます」って言っても、返事をしてくれないですよね？ ずっと、嫌われているのかなって。
園監督：緊張感を保つために、フレンドリーになってなかっただけで。
鈴木：なるほど。
園監督：嫌いではないですよ（会場笑）。

竹内：睡眠が3時間ほどなのに、夜中でも（園監督は）声がデカイ!!「イヨ〜シァ〜」出演者以上に監督のテンションが高い。いろんな監督と30年間やって来ましたけど、こんなパワフルな監督は初めて！
園監督：この映画は、アジア・アクション映画に対抗したいと。ほぼスタントなし！ 茉琴は、アクションがもの凄くできるから、ぜったいデビューさせてやろうと思って。スンミ（清野菜名）も、あんな可愛い顔をして全部自分でアクションをしちゃってる！ 日本映画としては珍しいんじゃないかな。

MC：清野さん、アクションシーンはいかがでしたか？
清野：アクロバットなシーンは、マットの上でしか練習したことがなかったんですけど、本番では即興で作られた立ち回りなどもあって、机の上から側宙で飛び降りろって、無茶ぶりな指示があったり大変だったんですけど、新しい自分に挑戦できたかなと。良い現場になりました。

井上：ラップが聴きたい!! どうですか？ みなさん!!（会場から拍手が）
（その後、鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名らが生ラップを披露し、会場は大いに盛上がった）





WELCOME TO “TOKYO BATTLE PARK!!”トライブたちの壮絶バトル勃発！
オマエらの街、仲間、プライド、愛…すべてをかけて、東京を奪い合え！！
近未来の “トーキョー”には様々なトライブ（族）が存在し、そこに住む若者たちは、街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを守っていた。トライブ間の暴動・乱闘は日々繰り広げられるも、互いの力関係は拮抗し絶妙なバランスで保たれていた。しかし、ある事件をきっかけに、その均衡はもろくも崩れ去る。「ブクロWU-RONZ」のヘッドに君臨する＜メラ＞と「ムサシノSARU」に所属する＜海（カイ）＞。二人を取り巻く”トーキョー”中のトライブを巻き込んだ、激しく壮絶な一大バトルが今始まる――。
累計250万部超、90年代のストリートカルチャーを牽引した井上三太による伝説的コミック「TOKYO TRIBE2」が遂に実写映画化！鬼才・園子温のエッセンスが加わり、新たなる”TT”伝説がこの夏、幕を開ける！

原作：井上三太「TOKYO TRIBE2」（祥伝社）
監督・脚本：園子温
出演：鈴木亮平 YOUNG DAIS 清野菜名 大東駿介 石田卓也 市川由衣 ベルナール・アッカ 丞威 高山善廣 松浦新 石井勇気 坂口茉琴
佐々木心音／中野英雄／叶美香 中川翔子／MC漢 D.O ANARCHY SIMON ／佐藤隆太 染谷将太 でんでん 窪塚洋介 竹内力 他
配給・宣伝：日活
公開：8月30日（土）新宿バルト９ほか、全国ロードショー
公式HP：http://tokyotribe-movie.com/

©2014 INOUE SANTA / "TOKYO TRIBE" FILM PARTNERS