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インタビュー/記者会見
絶賛放送中『地獄先生ぬ〜べ〜』出演、
山口晶役・清水一希インタビュー!
「将来は、マルチに活躍の出来る俳優になりたい!」
10月11日から日本テレビ系にて毎週土曜日(21時〜)放送中の土曜ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』。そのドラマの中で、童守高校・2年III組生徒・山口晶役として出演中の清水一希に、デビューのきっかけ、今まで出演した映画、舞台、テレビ番組から現在放送中の『地獄先生ぬ〜べ〜』までのエピソードなど、話を聞いた。
Q:まずはデビューのきっかけから教えてください。
清水:2008年に『第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』に応募して「理想の恋人賞」を受賞したことがきっかけです。『第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の「フォトジェニック賞」と「理想の恋人賞」を受賞した三浦翔平さんが、僕の中学の先輩で、当時から仲良くしていただいていたんです。その彼が『ごくせん 第3シリーズ』に出演中のころに食事に誘われて、将来の話をしている中で「ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募してみたら?」って提案をいただき、「えっ! 僕なんか無理だと思いますけど……」と、最初は消極的だったんですけど、「お前なら行けるから」って後押しされて、応募することになったんです。
Q:初出演の映画について、その時の現場の印象やエピソードなど教えてください。
清水:デビューして、1カ月後での『ごくせん THE MOVIE』(2009年)の撮影が最初になります。ほんのちょっとの出演でした。現場の印象ですが、カメラや照明があっての撮影現場は想像できる範囲だったので、そんなに驚きはなかったです。ただ、小栗旬さんの部下の役だったんですけど、小栗さんのオーラには圧倒されましたね。テレビとはまた違った存在感がありました。
Q:それから舞台へ進まれたと……。
清水:初舞台は2009年10月に上演された『KEIKI 〜夏目漱石推理帳〜』です。
40〜50人ほどの小さな劇場でした。稽古の時間が1週間ほどしかないタイトな舞台で不安でいっぱいでした。そんなこともあり千秋楽では感極まって泣きましたね。その当時は『JUNON』(主婦と生活社)のファンの方がほとんどだったので、あたたかく見守っていただきました。
それから『金色のコルダ ステラ・ミュージカル』という舞台を2010年の春と夏に。その作詞・脚本・演出を担当されたカニリカさんが立ち上げたプロジェクト、俳優集団 NAKED BOYZに今も所属しています。
Q:その他の舞台で、なにか印象に残っていることはありますか?
座長を務めさせていただいた、今年の舞台『泣いてたまるか!!いのちのしるし』(2014年3月12日-16日)ですね。自分発信で進めることや、誰よりも先にセリフを憶えて、稽古場にも早く行ったり、差し入れや稽古が終わったら食事にと、いろいろと大変でした。でも、責任のある仕事ということでの達成感はありましたね。この舞台では脚本(Studio波那怜)と演出(佐藤智恵)の方に恵まれ、僕のことを理解して意見を取り入れていただいたりと、自分自身としても役者として成長させていただきました。震災をテーマにしたナイーブな作品でしたが、スタッフや他の出演者にも恵まれて、重たい物語の中にも明るさがあったりと、とても良い舞台になりました。僕の人生の中でのターニングポイントになった作品です。
Q:テレビ番組では、初出演が『海賊戦隊ゴーカイジャー』のドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン(声)役でしたが、いかがでしたか?
清水:テレビ番組は舞台や映画とは違って独特なものがありました。ほとんど毎日の撮影で2週間に1日、オフがあるかなといった感じでした。戦隊ものということもあって、アフレコの他にも雑誌の取材やオモチャのCMの声を録音したりと、いろいろと付随した仕事がありました。
Q:1年間の現場はいかがでしたか?
清水:レギュラーのメンバー4人に関しては、家族よりも一緒にいる時間が長かったので、家族が増えた感じがしました。常に5人一緒でしたから。ケガをしたりもありましたけど、体を動かすことが好きだったので、アクションシーンは特に楽しかったです。
Q:なにか撮影中のエピソードはありますか?
清水:メンバー5人で海賊船の窓から覗くシーンがあったんですけど、勢いがありすぎて作り物の海賊船の壁が外れてしまったんです。その壁がカメラの上に落ちてしまって、みんな目が点に……。カメラが無事だったことに胸をなでおろすといったことがありました。
Q:映画初主演作『ビンゴ』の熊田正哉役(2012年)についてお聞かせください。
清水:『リアル鬼ごっこ』の山田悠介さん原作のホラーサスペンスの映画化です。無実の人間がある女性のために罪をかぶって死刑囚になり、その死刑囚たちがビンゴゲームに参加させられて、順番に処刑されて行く、非常に重たい話でした。同じ時期に『神☆ヴォイス 〜Go!Go!Dreamers!!〜』の舞台の稽古、東京ドームシティでの『海賊戦隊ゴーカイジャー』のファイナル・ライブ・ツアーと、その三つが重なって、ハードなスケジュールでした。土日でショーを行なって、平日は『ビンゴ』の撮影と『神☆ヴォイス』の稽古。映画では自分がいつ死刑になるかわからないという恐怖を演じ、戦隊ショーでは子供たちに明るく振る舞ってと、そのギャップに頭の中がパニックになりました。過密スケジュールの寝不足と、アクションショーでの筋肉痛と青アザ、『神☆ヴォイス』の慣れないダンスと、肉体的にも追い込まれました。それを乗り越えて、舞台だけになった時にはホッとしました。
Q:『ビンゴ』で共演された、AKB48・松井咲子さんの印象は?
清水:最初は人見知りなんだなと。最終日は朝までの撮影だったんですけど、その時に打ち解けました。最終日にやっとです(笑)。松井さんと同じシーンが2〜3日くらいしかなかったこともありましたけどね。その時の印象は明るい人だなって。その後、連絡先はうかがっていたんですけど、連絡もとらないまま、半年後の舞台あいさつの前日に、「お久しぶりです。明日、よろしくお願いしますね〜」って、だから舞台あいさつでは、また初対面みたいな感じですねって(笑)。
Q:それでは絶賛放送中の『地獄先生ぬ〜べ〜』についてお聞かせください。
メガネをかけての生徒・山口晶の役どころは?
清水:秀才と呼ばれ、勉強は出来るんだけど、さとり世代ということもあってヤル気はない。みんなとは一緒にいるんだけど、自分は何をやりたいのかよくわからない。なんとなく楽しければそれで良い。夢もなく、逆にそれが悩みだったり。
Q:今後の展開は?
清水:最初は、妖怪や先生の秘密を生徒たちは知らないんだけど、物語が進むにつれて先生の存在が明らかになり、鬼の手で妖怪たちの霊を成仏させることができるということを生徒たちは知って、だんだんと先生と仲良くなっていきます。しかし、それでも心を開くことのできない生徒が山口晶。人生なんてどうでもいいと思っている晶は、ある時、人間になりたい人体模型の妖怪に取り憑かれて……そして事件が起き、そのことで晶も変わっていくことが……。第5話は僕が演じる晶にフォーカスが当たったストーリーです。みなさんにぜひ、観ていただきたいです。
Q:共演者・先生役の3人についてお聞かせください。
清水:丸山隆平(鵺野鳴介役)さんは、とにかくイイ人。こんなにイイ人で良いのかなって、完璧です。いつもニコニコしていて、生徒役のみんなとコミニケーションをとっています。プライベートでもお食事に誘っていただいたりしています。
桐谷美玲(高橋律子役)さんは、女優さんなので、話しかけちゃダメかなって思ってしまって……。でも、挨拶はさせていただいています。世間話が出来るようになるまでは、まだ先なのかな〜?
速水もこみち(玉藻京介役)さんは、とにかくイケメン(笑)。背も高くてカッコイイんです。家庭科の授業で撮影が一緒になるんですけど、もう、包丁さばきがすごい! さすがは『MOCO'Sキッチン/ZIP!』で長年コーナーを持っている人だなって。撮影の合間に速水さんに「簡単に作れるレシピってなにかありますか?」ってうかがったところ「僕はそういうのはやらないんだよね」って。味良し、見ため良しといった感じでしっかりとした料理を作るとのことでしたよ。レシピは全部、ご自身で考えられていて、一週間かけて5品考え、週に一度まとめ撮りをされているそうです。「料理を始められたきっかけは?」ってたずねたところ『料理の鉄人』を観てから始められたと。
Q:『ZIP!』(日本テレビ)でお馴染みの桝太一さんは、第2話に“壁男”として登場しましたが、清水さんも『ZIP!』では、『HATE NAVI』のリポーターをされていますよね。桝太一さんの印象は?
清水:桝さんが登場した、そのシーンはまったく絡みがありませんでした。特撮のシーンに関しては特殊メイク等に時間がかかることもあって、その日の撮影はそのシーンだけということもあるんです。オンエアを観て初めて鬼の手の合成シーンを観たくらいなので……。逆にオンエアが楽しみでもありますけどね。
Q:ドラマではお会いしていなかったとのことですが、『ZIP!』では?
清水:そうですね〜、いろいろと気配りをされる方で、桝さんのほうから話をふっていただいたり、生放送でのトラブルにも瞬時に対応されますし、アナウンサーとして魅力的な方です。カメラが回っていない時でも気を使っていただいたり、ぼくが新メンバーで加わった時にも、他のメンバーと溶け込みやすいようにいろいろと助けていただきました。
Q:『HATE NAVI』のリポーターはいかがですか?
清水:最初は不安もありましたけど、今までに、挑戦したことのないお仕事だったので、新鮮で楽しいです。もともと、人と会話をすることも好きだったので、良いコメントがいただけた時は快感ですね。
Q:それでは最後に『地獄先生ぬ〜べ〜』の見どころと、今後の活動についてお聞かせください。
清水:『地獄先生ぬ〜べ〜』は、学園ドラマと特撮という、なかなかか結びつくことがないふたつが重なった、珍しいタイプの作品です。特撮シーンやキャストも豪華で、他では観ることのできない内容になっていますので、みなさんお見逃しないように! 毎週出てくる妖怪たちにも注目していただきたいです。今後の見どころとしては、第5話で、僕がメインで活躍しますので、どうぞお楽しみに!!
今後の活動については、この4月から『ZIP!』でレポーターとしての活動をさせていただいた経験を活かし、役者以外の新しい分野にも挑戦していきたいです。ドラマや映画だけではなく、バラエティやMCなど、マルチに活躍の出来る俳優になりたいですね。
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エンタメ : インタビュー/記者会見 記:尾崎 康元(asobist編集部) 2014 / 10 / 30