インタビュー/記者会見

往年のスーパーバンド・メンバーが新バンドを結成&来日!
ジ・エンプティ・ハーツ(The Empty Hearts)
at ビルボードライブ東京!

TheEmptyHeartsLi001.JPGロック黄金期70〜80年代に活躍していたザ・カーズ(The Cars)のエリオット・イーストン(Elliot Easton)/ギター、ブロンディ(Blondie)のクレム・バーク(Clem Burke』/ドラム、ロマンティックス(Romantics)のウォリー・バルマー(Wally Palmar)/ギター、チェスターフィールド・キングス(Chesterfield Kings)のアンディ・バビアック(Andy Babiuk)/ベースによる新バンド、ジ・エンプティ・ハーツ(The Empty Hearts)の来日公演が10月22日(水)、23日(木)に都内港区のビルボードライブ東京で行なわれた。

各バンド時代から友人だった彼らが長い時を経て、新たなバンドとしてデビュー。8月6日にリリースされたデビューアルバムは、ラモーンズやトーキング・ヘッズなどを手掛けたEd Stasiumもバンドとともに共同プロデューサーとしてプロジェクトに参加。アルバムはニューヨークのロチェスターにあるFab Gear Studiosにてレコーディングされ、著名キーボディストのイアン・マクレガンも参加し、50年代ロック、60年代ブリティッシュインベイジョン、70年代ガレージロックなどの要素が入り、ともに時代を切り抜いてきた彼らの“どストレート”なロックサウンドに仕上がっている。
その1stアルバム『The Empty Hearts』を引っ下げて、ここビルボードライブ東京に集結した。当日の演奏曲には、出身バンドのヒットナンバーも演奏され、自称ロックンロールの生き残りとして集まった彼らの、世紀を超えたライブを堪能することができた。その模様をどうぞ!!

TheEmptyHeartsLi002.JPGメンバー登場!!
ベースのアンディ・バビアックがグレッチのホワイトファルコン、ドラムのクレム・バークのバスドラにはドラム・ワークショップの文字が。そしてリードギターのエリオット・イーストンは、ザ・カーズ時代と同じく真っ赤なギブソンのレスポールにマーシャルのアンプ、サイドギター&メインボーカルのウォーリー・パルマーはリッケンバッカー330の3ピックアップモデルにボックスのアンプと、ガレージロック&ニューヨーク・パンクなサウンンドを出してくれること間違いなしのセットで登場した!!

まずは「90 Miles An Hour Down A Dead End Street」、「 I Don't Want Your Love, (If You Don't Want Me)」と、予想通りのアグレッシブな演奏でライブは始まった。60年代を彷彿とさせるメロディとハーモニカ、そしてギターリフ。2曲を演奏をしたところで、すでにドラムのクレムは汗だくとなり、ジャケットを脱いだ。続けて「 (I See) No Way Out」「 Fill An Empty Heart」を演奏。新曲なのに懐かしいサウンド。ワクワクしながら聴いたあのころの感覚が甦る。

TheEmptyHeartsLi003.JPGそしてガレージロック色の強い「Soul Deep」の演奏。エリオットのギターから生み出されるノリのよいリフに、クレムのドラムが炸裂する! 彼のドラミングはまさにパンク! そう、初期のブロンディはパンクだった!! ブロンディ時代にお馴染みのスティックをクルクルと回すしぐさも健在!! メンバー紹介の後「Loud And Clear」を演奏。ミディアムテンポでギターのリフが印象に残るヘビーな曲だ。

ここまで6曲をアルバム通りの曲順で演奏をしたところで、7曲目はアンディのボーカルで、カーズのデビュー・アルバム『錯乱のドライブ』から「Good Times Roll」。シンプルな70年代のニュー・ウェイヴ・サウンドが心に染みわたる!! そしてドラムのかけ声から「Perfect World」の演奏が始まる。エリオットのチョーキングがギンギンと響く! 演奏後には、日本語で「どうもアリガトー!」。

TheEmptyHeartsLi004.JPG続けての「I Found You Again」のソフトなメロディとサウンドは、60年代にタイムスリップしてしまいそうだ。ちょっとズレたハーモニーもご愛嬌!!
10曲目はドラムのクレムが手拍子を会場に求め、手拍子の中から始まった曲はロマンティックスの代表曲「Talking in Your Sleep」! 会場のボルテージは一気! ガレージロックとUKパンク路線だったロマンティックスがイメージチェンジをはかり大ヒットした曲だ! 当時のダンスフロアでは、必ずこの曲がかかっていた。ウォリーが会場に一緒に歌うように求めると、当時を思い出してか、手拍子にあわせて会場から歌声が!

TheEmptyHeartsLi005.JPGノリノリのまま「Just A Little Too Hard」、「Jealousy」の演奏に。ウォーリーは観客と見つめあい、アンディは2階席にアピール! 「Jealousy」でのウォーリーのハーモニカ・ソロに歓声が沸き上がり、アンディが覗き込む中、ギターのエリオットとハーモニカのソロの掛け合い! このパターンは、オールド・ロック・ファンにはたまらない!! まさに「ザ・ロックン・ロール」だ。
その大盛り上がりの中、14曲目はブロンディの大ヒットアルバム『恋の平行線』から「One Way or Another」!! ドラムのクレムが水を得た魚のように高く、高くスティックを投げる!!

TheEmptyHeartsLi006.JPGそして最後の曲は「Meet Me 'Round The Corner」。
ウォリーが叫ぶ!
「トキョー・グレイト・ナイト! サンキュー!!」。曲中にはクレムのドラム・ソロ、エリオットのギター・ソロが炸裂! 往年のエリオットのギターに客席からは拍手の嵐が!! そこにウォリーのハーモニカ・ソロが加わり怒濤のようなソロ合戦に。メンバー同士のハイタッチの後、前列の観客ともハイタッチ。なおも会場がヒートアップする中、メンバーはステージを後に。

TheEmptyHeartsLi007.JPGアンコールはウォリーの「有名なビートルズの曲をやるよ!」の合図で、「I Wanna Be Your Man」の演奏が始まった! ボーカルはドラムのクレム。続けてカーズのデビューシングル「Just What I Needed」をアンディが歌う! そして、オーラスは、クレムの「サンキュー!ドウモアリガトウ!グッド・ナイト!」のかけ声の後、ロマンティックスのデビューアルバムから「What I Like About You」。パンクの匂いがプンプンとする初期の曲に、全員でボーカル&コーラスを! ウォーリーの「もう1回行くよ〜!」の合図で、客席からは「ヘイ! ヘイ! ヘイ!」とかけ声があがり、ジ・エンプティ・ハーツのライブは最後まで大いに盛上がった!

ライブ写真撮影:Yuma Totsuka

TheEmptyHeartsLi008.jpg【収録曲】
01. 90 Miles An Hour Down A Dead End Street
02. I Don't Want Your Love, (If You Don't Want Me)
03. (I See) No Way Out
04. Fill An Empty Heart
05. Soul Deep
06. Loud And Clear
07. Perfect World
08. I Found You Again
09. Just A Little Too Hard
10. Drop Me Off At Home
11. Jealousy
12. Meet Me 'Round The Corner

*Bonus Tracks
*01. Fill An Empty Heart (Acoustic Mix)
*02. I Found You Again (Acoustic & Piano Mix)
*03. I Found You Again (Acoustic Mix)
*04. I Found You Again (Honkytonk Piano Mix)
*05. I Found You Again (Piano Mix)
*06. Perfect World (Lo-Fi Mix)

アーティスト名:The Empty Hearts(ジ・エンプティ・ハーツ)
アルバムタイトル:「The Empty Hearts」
発売日:2014年8月6日
品番:COCB-60116
価格:¥2,300+税

日本コロムビア公式ホームページ: http://columbia.jp/theemptyhearts/

ビルボードライブ東京 - Billboard-LIVE
ホームページ:www.billboard-live.com/t_index.html‎
住所:東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
TEL:03-3405-1133
(平日 11時〜22時/土日祝 11時〜21時/平日休演日 11時〜19時/不定休)











エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2014 / 11 / 04

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