インタビュー/記者会見

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
来日記者会見にジョニー・デップが1日遅れで登場!
理由は「チュパカブラという珍獣に襲撃された!」

mortdecai_001.jpg『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『チャーリーとチョコレート工場』で強烈な個性を持つキャラクターを演じてきた俳優ジョニー・デップ。彼を主演に贈る痛快アクション・アドベンチャー『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』が、来月2月6日(金)よりついに全国超拡大公開。
本作でデップが扮するのは、超ナルシストでいかにもインチキくさい“ちょびヒゲ美術商(アートディーラー)”。ご自慢のうんちくと“ちょびヒゲ”、そして持ち前の強運を武器に、伝説の財宝の謎を追い求めて、イギリス・アメリカ・ロシア・香港へと大冒険を繰り広げる。そしてこの度、本作の公開を記念して主演のジョニー・デップが来日し、1月28日(水)に都内千代田区のザ・ペニンシュラにて記者会見が行なわれた。ジョニーは前日の27日(火)昼に予定されていた記者会見を体調不良のため欠席し、翌日に日程が変更されていた。

mortdecai_002.jpg――大きなヒゲのクッションを抱えて登場。
ジョニー:このおヒゲ、どこへ置いたらいいのか……わからない??(会場笑)
昨日は本当に申し訳なかったです。謝罪させてください。
風邪というかインフルエンザがちょっと残っていた……昨日は体調を悪くしてしまった。
でも、それが本当の理由ではなくて……(会場笑)、チュパカブラという珍獣に襲撃されて、何時間か闘ってみたんですけど、たぶん私のスーツケースに入ってきたんだと。23階から投げ落としたので、もう二度と会うことはないと思います。

mortdecai_003.jpgMC:撮影中は特にグウィネス・パウトロウさんが笑い転げていたとうかがいましたが、いかがでしたか?
ジョニー:この映画は、大半のシーンで吹き出して笑ってしまいます。グウィネスと私とのロマンティックなシーンがあるんですけど、彼女は私のこの“ちょびヒゲ”が大嫌いという設定で、その中でキスをしようとすると吐きそうになるんですけど、それを見て私も吐き気をもよおすほうが面白いんじゃないかということに。そのシーンを撮る時にはどちらかが笑い出してしまったり、監督・スタッフが笑い出してしまったりと、15から20テイクくらい撮影しました。とにかく笑わずにはいられなかったんです。
――会見中は“ちょびヒゲ”の付いたストローやヒゲがプリントされた紙ナプキンで戯けてみせたりと、ご機嫌。

mortdecai_004.jpgMC:これより質疑応答です。

Q:『チャーリーとチョコレート工場』では、バービー人形で役作りのインスピレーションを得たとうかがいましたが……。
ジョニー:子供が小さいころは、娘とバービー人形で遊んだり、息子とGIジョーで遊んだりしました。人形と遊びながらいろいろな声を試すんです。そこからインスピレーションを得ました。キャラクターのいくつかはそうやって作りました。1年くらい経って娘から「パパ、声なしで普通にやりたいの」って言われて終了しました(笑)。

mortdecai_005.jpgQ:もし、この記者会見場にチャーリー・モルデカイがいたとしたら?
ジョニー:“ちょびヒゲ”を見せびらかすでしょうね。「できるだけお金を騙し取ってやろう! 宝石も美術もほかの物も!!」
――と、役になりきってセリフを披露。

Q:今回のチャーリー・モルデカイの役作りのためにこだわったところは?
ジョニー:いつも、誰も見たことがない新しいものを作るんだという気持ちで望んでいます。今回の場合は、小説で描かれているイメージとは違うモノにしたかった。見栄っ張りでナルシストという部分をすごく出したかったので“ちょびヒゲ”は大事な要素でした。生え際は茶色なのに金髪に染めているというところが、彼の見栄ですね。このキャラクターは撮影直前に出来上がりました。すきっ歯も大切でした。

mortdecai_006.jpgQ:今回は派手でコミカルなアクションシーンがたくさん出てきます。往年のチャップリンやキートンを彷彿させますが、ロケで印象に残っているアクションシーンは?
ジョニー:今、無声映画の俳優さんの名前をだしていただきましたが、それってとても重要な要素でした。昔の無声映画のような言葉がない中での、表情や目を使った演技というものが今回の演技にはとても重要でした。私は、チャップリン、キートン、ロン・チェイニー、ジョン・バリモアからとても影響を受けています。
(今回の印象に残っている)アクションシーンは、ロシアのシーンですね。

mortdecai_007.jpgQ:名キャラクターを生み出す秘訣は?
ジョニー:直感でイメージが出てくるんだけど、それに足りないモノは何かを考えて足していきます。俳優にいちばん大切なことは人を観察することです。レストランでもバーでも道端でも車の中でも。

Q:珍獣と戦う以外にされていたことは?
ジョニー:昨日はフィアンセ(恋人のアンバー)と一緒にフグを食べにいきました。とても気に入りました。美味しかったです。今朝はチュパカブラがいなかったので、ほっとしました(会場笑)。

mortdecai_008.jpgQ:スクリーンの中での憧れの“おヒゲ”の人物は?
ジョニー:私が大好きな俳優、テリー・トーマスです。チャーリー・モルデカイの見た目は彼に影響されています。すきっ歯やヒゲもそっくりです。とにかく奇妙で可笑しい俳優でした。ほかの映画でもいろいろなヒゲを試していますけど、自分自身で伸ばせるのは今のこの形が限界です。これ以上は生えないんです。だからもっとモジャモジャにしたくても無理なんです。50歳過ぎてもこれだけしか生えないのは切ないです(笑)。GGトップみたいなルックスにはできない(会場笑)。

mortdecai_009.jpg――最後にムービーカメラに手を振って……

ジョニー:この映画は私の心が入っている作品です。10年前に本を読んで、映画化の権利を8年前に取得していましたが、脚本が完璧でないといけなかったので、時間がかかってしまいました。姉と一緒の『Infinitum Nihil』という会社で製作し、夢が叶いました。みなさんにぜひ楽しんでいただきたいと思います。


mortdecai_010.jpg■ストーリー
名画の謎解きは、“ちょびヒゲ”美術商に託された!?
イギリス・オックスフォードで、ゴヤの幻の名画が何者かに盗まれた。英国諜報機関MI5が捜査を依頼したのは、“ちょびヒゲ”がトレードマークのインチキ美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)。モルデカイは、最強の用心棒ジョック(ポール・ベタニー)とともに、名画を追って華麗なる大冒険へ。しかし、その名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた!いつしかアメリカの大富豪にロシアン・マフィア、国際テロリストに警察を巻き込み、数々の危機にさらされながら世界中を駆けめぐる争奪戦が勃発! 果たして、モルデカイは財宝にたどり着くことができるのか? 幻の名画の行方は――!?
財宝の謎が隠された“幻の名画”をめぐる、痛快アクション・アドベンチャー!

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原作:チャーリー・モルデカイ1 英国紳士の名画大作戦  
著/キリル・ボンフィリオリ 訳/三角和代(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ/グウィネス・パルトロー/ユアン・マクレガー/オリヴィア・マン/ジェフ・ゴールドブラム/ポール・ベタニー
配給:KADOKAWA
公式HP:http://www.mortdecai.jp/
公開:2015年2月6日(金)全国超拡大ロードショー

 

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エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2015 / 02 / 04

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