インタビュー/記者会見

時代の先を見据えた支援を提供していきたい!
キャリアデザインオフィス・サプナ代表、
三浦睦子インタビュー

miura1001_01.jpg 現在、人事制度設計、人材育成研修、メンタルヘルスマネジメント、キャリアカウンセリングなどの企業向けサービスの提供や、育児、介護、闘病生活などの問題に対するシステム作り、個人のキャリアに関する相談など、多方面に渡って活躍する、キャリアデザインオフィス・サプナ代表の三浦睦子さんに、今の仕事を始めることとなったきっかけから、現在の“働く”ということの問題点や今後の目標などについて話を聞いた。

★大学時代に挫折を味わい、教師になることを断念

両親も含めて周りに教職員が多かったこともあり、私も学校の先生になるんだろうなって、なんとなく思っていました。大学時代に教職課程をとり実習へ。その時に大きな挫折を味わったんです。実習先の学校で生徒を始めとして保護者や先生たちと会話ができなかった。もちろん日常的なコミニュケーションはとれていましたけど……。それまでに社会との接点があまりなく、自分に言葉や体験が足りないことがわかりました。父が、学校で人気者の先生だったので、先生になると人気者になれるんだって思い込んでいました。子供からお年寄りまで、みんなと仲良くなれる、楽しくて教育熱心な父を見ていると、私はぜんぜんダメだなって。自分には無理だと感じ社会勉強をしなくてはという思いから企業に就職することに。
マンションを主に販売している不動産会社に就職して、そこでの経験が私を変えました。営業支援という部署で、販売のキャンペーンや事業の数字目標を作ったり、会議運営などの仕事をしました。企業目標に向かって、先輩方にいろいろと教わりながら目標を達成していくことは、今までに体験をしたことのない達成感がありました。営業の人の喜びは自分の喜びという感覚もあり、時代とともに急成長を遂げていく会社の中で、働くことが面白くなっていきました。かけがいのない先輩との出会いや、少し自分に自信がついたことで、再び先生への道に進むことに……。

★原点は、派遣会社の教育トレーナーという仕事

今だったら、かつて諦めた夢も叶えられるかなという思いから私立高校の教師に応募しました。私立なのでその中には勉強に加えて経営というものがあるということにも魅力に感じでいました。自分が成長することによって諦めていた教師になれたことは、今でも人生の教訓になっています。
教育現場では、教えるということはもちろん、その他にも生徒の成長や人とのコミニュケーションだったり、さまざまな体験をすることで、自身のスキルアップにもつながりました。約10年ほど教師をしていましたが、その経験を活かして派遣会社の教育トレーナーという仕事をすることに……。
「派遣会社の仕事は雇用創造」という言葉を面接時に聞きました。教育をすることによって、電話対応や受付での立ち居振る舞いができたりすることで雇用につながる。この仕事に携われることは素晴らしいなと思い入社を決めました。規制緩和の時期と重なり事業は急成長を遂げ、そのことによって非正規雇用や派遣社員など雇用形態が様々な中での労働法規の難しさもあり、個人の力を高めるためには、組織力を強くすることが大切なんだと実感した時でもありました。組織を作っていくには階層的別人事が必要になります。常に経済活動に合わせて雇用は影響を受け、働くということの普遍的なテーマとして組織を作るということがあり、そのことに柔軟に接点をもっていきたいなと思ったことが、今の仕事を始めるそもそものきっかけになりました。
派遣会社時代に、キャリアカウンセリングや人の話を聞く傾聴力を鍛える産業カウンセラー、そして社会保険労務士などの資格を取ったことや心理学の勉強をしたりと、機が熟していたということもありましたね。

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★雇用の三大リスクは、育児と介護とガン


キャリアデザインの仕事を通して、三つの問題点と向き合うことに……。
育児の問題は、子供を産む前から産後3年くらいではないでしょうか。その間のシステム作りができていれば大丈夫です。育児の場合は時間が経つに連れて負担が軽くなることもポイントですね。その仕組みが会社にあれば、優秀な人材を手放すこともなく、その下の若い世代の女性社員のモチベーションアップにつながります。事例と管理体制をどう作っていくかが重要になります。
介護の問題は、突然始まってしまうということ。育児の問題は急には起きないですよね?
また、介護の難しいところは他者の意思が加わってくることです。人間がストレスを感じるのは、自分でコントロールができないもの。自分が思い描いたシナリオの中にいきなり介護が入り込んでくる。介護をする40歳?50歳という年齢では役職者も多いですので、そのあたりも問題になります。誰にでも親があり介護をしなくてはいけない可能性が高いにもかかわらず、現状ではまったく備えがないといった状況です。長年務めた会社を辞めなければいけなかったり、共働きの場合は奥さんが仕事を辞めたりと……。これから労働力人口が減っていく中において大きな問題だと思います。
ガンは、今やふたりにひとりがなる時代ですが、医学が進み5年生存率という言葉があるくらいに、転移再発しなければ、今や慢性疾患といわれているくらい長くつきあう病気でもあります。しかし、まだまだ偏見があり、解雇されることも。ガン患者と会社とのトラブルは、まずはその誤解を解消することから始めなければなりません。
「もしもガンになったら?」という質問をすると、だいたいの人が「なってみないとわからない」と答えます。予想がつかないですよね。ガンになった時の不安な気持ちが健康な時にはわからない。現在、この問題に取り組んでいる会社は、社長自身や身近な人がガンになった経験がある場合が多いですね。ガンは部位によって、進行具合や治療も異なるので、基礎知識が備わっていて、辛い時期だけを乗り越えられるシステムがあれば、充分に対応可能だと思います。ガンは働きながら治療できる病気だということを、もっと認知させていきたいと思っています。

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★これからの時代は、個の時代。個人の力を高めることが大切に


どのようなキャリアを歩んでいきたいのか、ライフイベントをどう形成していきたいのかを考えた時のサポートができればと思っています。女性の場合、就職、結婚、出産、子育てと考えていくと、例えばご主人さまが転勤が多い職業だった場合には、自宅でできる仕事の準備だったり、自分の履歴書と職務経歴書で確実に中途採用してもらえるようなキャリア作りをする必要があります。
自分のライフスタイルにあわせて考えなければなりません。今は、クラウドソーシングなど、個人でも業務委託で仕事の受注ができる時代です。さまざまなメリットやデミリットを相談しながら、良い方向へと導くサポートをさせていただきたいと思っています。また、ご主人さまの扶養上限額などの法律的なことがらや、数年先をイメージしたキャリア形成の支援なども考えていければと思っています。
その他に、転職支援では、職務経歴書の書き方や面接でのポイントとなる得意分野の打ち出し方などを一緒に考えていきます。自分の価値はなかなか本人ではわからないこともありますので、本人に客観的な視点から自信を持たせることが大切です。最終的に書類を作って面接を受け内定をいただくのは本人ですから。絶対に相手に伝えたいことやその業界での自分の将来像といったものを明確にしておかなければ、緊張してしまったり的確に答えられなかったりします。圧迫面接をされ、自分のシナリオと相反することを言われても乗り切るためのコーチングや模擬面接、書類検索も。そのような内容を盛り込んで個人向けの支援をしています。
また、「自分の夢ってなんだろう?」といった相談も受け付けています。
私自身、かつて諦めた夢も叶えられた経験がありますので、その経験を活かしたサポートができればと思っています。たった一度の人生なら夢を掲げてみませんか?まずは、まわりの環境を整えるところから始めましょう。

★これからの目標として

時代に合わせて諸事情をお互いに補って乗り越えていける、総合力のある会社作りのサポートをしていきたいと思っています。
そのためには、労働法機などのリスク管理が大切になります。育児休業制度の場合は、雇用保険から補うことができたり助成金を利用することができます。また、体制作りのための機材の導入やシステムの構築などを考えていく必要もあります。ガンと就労を考えた場合では、年次有給休暇の失効分を積み立てて疾病した時に利用するなど休職期間や休暇制度も柔軟に対応していったり、そういった労働法機の部分での時代の先を見据えた支援を中心にできればと思っています。みなさんご相談ください。











エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2015 / 10 / 02

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