インタビュー/記者会見

映画『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』
水野勝、小林豊インタビュー!!
水野「ボイメンは、地元の人に愛されているんだなって」
小林「メンバーと一緒ならどんな夢でも叶う」

bm-movie16_001.jpg地元・名古屋を席捲し、その勢いは全国区となったBOYS AND MEN(通称:ボイメン)。 今年1月6日(水)、2月3日(水)と立て続けにリリースした「BOYMEN NINJA」、「Wanna be!」はともにオリコンデイリー&ウィークリー1位を獲得し、人気・実力ともに誰しもが認めるスーパーグループに。そんな彼らにも、今日に至るまでには数々の苦難があった。
結成から5年、愛知・名古屋を代表するエンターテイメント集団に成長したBOYS AND MENが、BOYS AND MENを演じ、リアルな若者たちの夢と苦悩と友情の青春ストーリー映画『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』が、10月29日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他で全国公開する。今回は、BOYS AND MENのメンバーの中から水野勝、小林豊のふたりに本作品を中心に話を聞いた。

bm-movie16_002.jpg尾崎:今回の作品は、ボイメンの歴史を再現する内容になっていますが、ボイメンが結成されたきっかけは?
水野:名古屋のオーディション番組がきっかけでした。エンタメ不毛の地といわれた名古屋で、男性ユニットが名古屋から全国へというグループは今までなかったんです。それを作ってみたいとフォーチュンエンターテイメントの谷口社長がオーディション番組を始めたことが原点です。
最初は、ミュージカルの舞台のためにメンバーを集めたんです。

尾崎:BOYS AND MENという名前の由来は?
小林:最初は、メンバーが100人くらいいました。その中で最年少は小学校6年生。僕は当時20歳でした。メンバーの中で18歳以上が“MEN”と呼ばれ、それ以下のキッズを“BOYS”と呼んでいました。オーディション番組の最後にユニット名を決めることになり、そのそれぞれに呼ばれていた、ふたつを合わせて“BOYS AND MEN”という名前が誕生しました。それから5年経ちますので今はもう“BOYS”がいないんです。今は“MEN AND MEN”になってます(笑)。

bm-movie16_003.jpgbm-movie16_004.jpg尾崎:数年間の下積時代は?
水野:最初は稽古する場所もありませんでしたので、公園で練習をしていました。
尾崎:公園で練習していると目立ちませんか?
水野:名古屋には練習ができる公園が多く、他にも祭りの練習をしている人たちなどたくさんの方がいらしたので、さほど目立った存在ではなかったです。でも利用する人たちが多かったことで場所取りが大変でした(笑)。
小林:そうだったね。場所取りは大変でした。名古屋で男性ユニットなんてと馬鹿にもされたし、チラシも捨てられたりして悔しい思いを何度もしました。でも、それに耐えて頑張って練習をしました。

尾崎:その下積時代から1万人ライブへと名古屋を代表するエンターテイメント集団に成長したわけですね。
水野:決して1万人ライブまでは楽な道のりではありませんでした。
小林:1万人ライブが決定した時には、まだ150人規模のところでライブをしていました。僕たちは技術が秀でてあるわけではなかったので、大きな夢を持っているという思いを伝え、そうすることで応援してくださる人が「私が応援しているグループはこんなに大きな夢を持っているんだよ」って、ひとりが10人に、その10人から100人にと広がって、たくさんの方々に応援していただけるようになったんです。
水野:日本ガイシホールの1万人ライブが決定したころに、テレビでレギュラー番組を持たせていただき、番組を通して僕たちのことを知っていただけるようにもなりました。
小林:テレビの影響もありましたが、まだまだ1万人分のチケットがすぐに完売するわけではなく、街頭に立って手売りをしたり、チラシを配布したりもしました。色々な活動をしてようやく1万人にたどり着きました。その時に、このメンバーと一緒ならどんな夢でも叶うと思いました。

bm-movie16_005.jpgbm-movie16_006.jpg尾崎:それでは、今回の映画について、感想やエピソードをお聞かせください。
自分自信身で自分を演じることは、いかがでしたか?
水野:自分を演じることは最初は簡単なのかなって思っていました。でも台本を読んでみると「あれ?自分ではこういうセリフは言わないよな」っていうシーンも出てきました。
尾崎:ボイメンの歴史を再現してはいますが、フィクションとノンフィクションを織り交ぜたストーリーということですよね。
水野:撮影が始まってからが大変でした。自分を客観的に見つめなければならなくて、今回の作品はメンバーとの会話が鍵になっているので、いつも通りの話し方をしないと、メンバーがすぐに気づくんです。ふだん自分では話さないセリフでも自分らしく話さないとメンバーは納得しないんです。そういったところが今回は難しかったですね。
小林:最初、自分自身を演じることは「楽しみー!」って思ったんですけど、演じてみるとまったく違っていました。今のように取材をしていただいている時、ステージの時、ボイメンのメンバーだけでいる時、ひとりで部屋にいる時、どれも自分なんですけど、どの自分が正解なんだろうと考えてしまって。頭が混乱してしまうこともありました。

bm-movie16_007.jpgbm-movie16_008.jpg尾崎:映画のシーンに登場するボイメンハウスは住んでみたいと思いますよね。
水野:夜のシーンから朝の出発のシーンまで、撮影の時には、本当に暮らしている感じがしました。
小林:ボイメンハウスでは、朝から夜まで4日間の撮影でした。本当に住みたいと思って撮影していました。
尾崎:名古屋の名所的なシーンがたくさん出てきますよね。東山動植物園のヨットなど……。
水野:ヨットには乗ったことはないですけど、東山動植物園には遠足で行きました。
小林:一度、チャンスがあったんですけど休園日でした(笑)。なのでこの映画のロケで初めて行きました。全ては見られませんでしたが、キリンや北極グマなど何ヶ所か見ることができました。ゴリラのシャバーニは見られなかったんです。尾崎:コアラはいかがでしたか?
水野:ロケの時には見ることができなかったんですけど、僕は遠足で見ました。でも寝てましたね(笑)。
尾崎:後、名古屋といえばセントラルパークとテレビ塔ですよね。
水野:僕らは、テレビ塔の下でライブをやっていました。実際に活動をしていた馴染みのある場所で撮影ができたことは嬉しいですね。
小林:今回の撮影では、縁のある場所や縁のある人たちに協力していただいき、本当に名古屋のみなさんにボイメンは支えられているんだなって改めて実感しました。
尾崎:名古屋の自慢は?
水野:料理が美味しいですね!!映画の中で「矢場とん」のみそかつも出てきます。それと名古屋の人は結束力が強いです。受け入れてもらうまで時間がかかりますけど、その後は家族のような感じになります。ボイメンのことを「知っとるよっ!」って、応援していただけることが嬉しいです。おじいちゃんやおばあちゃんにも「ボイメン見とるよっ!」って、地元の人に愛されているんだなって感じます。
小林:僕は滋賀県から名古屋に来たんですけど、嬉しかったことというとボイメンのメンバーの家族の方に息子のように可愛がっていただいて、そこからファンの人たちだったり、どんどん家族が増えていく感じでした。名古屋は愛の強い場所だなって。

bm-movie16_009.jpgbm-movie16_010.jpg尾崎:それでは、共演者についてお聞かせください。
水野さんは、渡辺いっけいさんと意見を戦わせるシーンがありましたが、演じられていかがでしたか?
水野:渡辺いっけいさんは「どんな芝居でも受けとめるよ」とアドバイスをたくさんいただき、同じシーンでも色々な演技をしてくださいました。たくさん刺激をいただきました。
尾崎:渡辺いっけいさんといとうまい子さんは、愛知県出身ですよね。
小林:いとうまい子さんとは、名古屋の番組で共演させていただいたことがあり、今回の撮影では、ご一緒させていただける時間が長かったので、よりたくさん優しく接していただきました。ひとりひとりに愛情を注いでいただいて、映画の役どころのような僕たちのことを息子のように思っている社長の奥さんそのものでした。
尾崎:小林さんはメンバーの中で唯一、石丸譲謙次郎さんと共演されていますが、いかがでしたか?
小林:ドキドキしました!!お芝居の中で「応援しているよ」ってセリフがあるんですけど、撮影後に映画のセリフだけじゃなくて本当に応援しているからとお言葉をいただいた時には感動しました。グループの話もたくさんさせていただき、とても良い出会いでした。また共演をさせていただけることを願って頑張ろうと思っています。

尾崎:植田尚監督についてお聞かせください。印象はいかがでしたか?
水野:植田監督は、明るく元気でパワフルで、ボイメンを愛していただき撮影中は「イクゾー!!」「ヤルゾー!!」といった感じの熱い人でした。また、現場を和やかにしていただいたりもしました。素敵な人です。
小林:撮影中に毎日「ボイメン好きだわ!」って言ったていただいたり、思ったことをストレートに言われる監督で、僕たちもストレートに向かっていきました。ボイメンのありのままの姿を引き出していただいたと思っています。

bm-movie16_012.jpg尾崎:今後の活動についてお聞かせください。
いよいよ武道館のライブが、来年の1月7日(土)に決定していますが、今のお気持ちを聞かせください。
水野:武道館は歴史のある会場で、アーティストなら誰もが目指す場所です。地方で地道に活動してきた僕たちが武道館のステージに立つことこそ意味があると思っています。ただライブを楽しんで観ていただくだけの公演ではなく、僕たちが夢を叶え、このステージに立った姿を見て感動していただきたいし、それを見て自分たちも頑張ろうって思っていただきたい。ライブ以外の僕たちボイメンのこれまでの生き様を感じていただきたいです。
小林:武道館でやる意味は名古屋の魂をここにぶつけることです。そこから僕らのことを好きになっていただきたい。そして名古屋に行きたいなって思ってもらえたら嬉しいです。今回はそういった思いで望みます。「名古屋ええとこやで!」って言ってみたいです。

尾崎:その後、ナゴヤドームでのライブというお話も伺いましたが……。
小林:やりたいです!!というか、必ずやります!!今の僕たちにとって大きなことですが、僕はこのことを活動の初期の段階から言っています。そのころは、そんな夢みたいなこと言わないでって言われたり、でも、僕にとっては、叶えたいじゃなくて叶えますだったんです。そのために活動を続けていきますので楽しみにしてください。
水野:ナゴヤドームに行くまでには、まだまだたくさんやらなくてはならないことがあると思うんです。一歩一歩しっかりと、その積み重ねだと思っています。

bm-movie16_011.jpg尾崎:最後にこの作品についてメッセージをお願いします。
小林:この映画はボイメンのテーマでもある「夢は諦めなければ必ず叶う」ということがギュッと詰まった作品です。今、ボイメンの夢を応援していただけている方、自分の夢を叶えたいと思っている方、その人たちの背中を押せる作品になっています。その思いを受け取って夢を叶えていただければと思っています。
水野:タイトルに「BOYS AND MEN」と付いているので、ボイメンのファンが観る映画かなと思われがちですが、リアルな若者たちの夢と苦悩と友情の青春映画として、ボイメンを知らない人にこそ観ていただきたい映画です。僕たちの歴史も観ていただきたいです。是非、劇場でご覧ください。


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出演:
水野勝 田中俊介 田村侑久 辻本達規 小林豊 本田剛文 勇翔 平松賢人 土田拓海 吉原雅斗
西丸優子 鈴木アメリ / 尾美としのり 石丸謙二郎 / いとうまい子 渡辺いっけい
企画・原案:谷口誠治 
脚本:早野円・植田尚 
監督:植田尚 
主題歌:BOYS AND MEN「YAMATO☆Dancing」(ユニバーサル ミュージック)
制作プロダクション:メディアミックス・ジャパン 配給・宣伝:スターキャット 
製作:『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』製作委員会
フォーチュンエンターテイメント、メディアミックス・ジャパン、タニプロモーション、ユニバーサル ミュージック、スターキャット
配給:スターキャット
公式HP:bm-movie.com
公開:10月29日(土)
ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲、
センチュリーシネマ、109シネマズ名古屋、中川コロナシネマワールド
他にて全国公開

©2016『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』製作委員会

 













エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2016 / 10 / 21

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