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3月10日（金）よりシネマート新宿ほか全国にて映画『スレイブメン』が順次公開。
主人公の冴えない自主映画監督・しまだやすゆきが悲劇のダークヒーロー”スレイブメン”となって戦う姿を描く本作。主演は「仮面ライダー響鬼」「仮面ライダー電王」の平成ライダー作品に出演し、圧倒的な人気を博した中村優一。映画、ドラマ、舞台などで活躍し、一度は芸能界を引退するが、2014年に俳優業を再開。本作では、映像オタクで気弱なヒーローという新境地の役に挑戦している。ヒロインには、映画やドラマで活躍する新進女優の奥田佳弥子（『血まみれスケバンチ ェーンソー』）。しまだとは敵対する学生時代の同級生に阿部亮平（『SCOOP！』『HiGH＆LOW』）。そして、スレイブメンの マスクを狙い、しまだを追い詰める男にベテラン俳優・津田寛治が扮し、作品を盛り上げる。
その映画『スレイブメン』の初日舞台挨拶が、3月10日（金）都内新宿区のシネマート新宿で開催され、主演の中村優一を始め、奥田佳弥子、阿部亮平、味岡ちえり、松井望、寺田安裕香、井口昇監督が登場。MCを「渋谷のラジオ」渋谷のレジェンド／渋谷のシネマに出演のジェントルが担当した。

MC：まずは、ひとこと挨拶をお願いします。
中村：みなさんこんばんは！！（会場からも「こんばんは！』）
『スレイブメン』主演を務めさせていただきました、中村優一です。１年前に撮影を終えてやっと公開になりました！
奥田：小暮彩乃役を演じました。こんなにたくさんの方に来ていただけるとは思っていませんでした。でも、初日なんですけどね。（会場笑）嬉しいです。
阿部：みなさんトークを楽しんでください。その後は映画を観て笑っていただければ良いなと思います。色々な役をやりました！
味岡：中村くん演じる、やすゆきの姉の悦子を演じました。１人の役者の色々な顔が観られるストーリーになっています。みなさん井口ワールドを楽しんでください。
松井：柴田役を演じました。この日を楽しみにしていました。みなさん楽しんでいってください。
寺田：池上理子役を演じました。たくさんの方にお越しいただき嬉しいです。
ーー井口監督の紹介の時に会場からは昇コールが起き……。
井口監督：昇コール！！わっ！嬉しい！！ありがとうございます！！！
１年前に撮影しまして、桜が咲いている綺麗な時でしたね。今日は満席ですって。（会場拍手）
こんな素敵なスタートを切れて、昇感激です！！

MC：こちらの映画は監督のワークショップに参加された方々が出演されていると伺いましたが……。
井口監督：２年くらい前に１年ほどかけて週１回以上、阿部さん以外は……。（会場笑）
色々なお芝居をしまして、日常からゾンビの歩き方まで。
MC：面白そうですね！みなさんにお話を伺いたいです。
中村：最初は、彼氏と彼女の役とか、日常的なお芝居から始まったんです。それから、ゾンビの歩き方を１列になって……。（会場笑）

MC：奥田さんも？
奥田：井口監督は厳しくて「この手を怪我させて」とか……。
寺田：ゾンビの印象が強過ぎて……。全力で歩いた後のみんなの顔がシュールなんです。
味岡：みんな真剣にとにかくゾンビみたいな……。
中村：ゾンビだけ？
味岡：ゾンビとか、ゾンビとか……。（会場笑）

中村：後、おかまとか、食レポとか。
井口監督：食レポの練習をしましたね。
松井：食レポもしましたけど、「ゲイバーのマスターを今からやって」って言われて。やったことがなかったので……。
井口監督：僕は、一目見て松井さんはそういう方なんだと思って。
MC：お洒落な髪型やメガネがそう見えますね。
松井：喜んで良いんですか？

MC：中村さんは井口監督作品は初参加だったと。いかがでしたか？
中村：楽しかったですね。ワークショップでチームワークと絆が出来たので、撮影は短期間でしたが乗り切れました。
MC：ワークショップのお話からチームワークの良さが伝わりますね。
中村：伝わりますか？？（会場笑）
MC：「イケメンを封印してくれ」と、井口監督のこだわりがあったと伺いましたが……。
中村：僕が演じる“やすゆき”はいじめられっ子みたいな役どころから始まって、徐々に成長していくんですけど。お姉ちゃんに日ごろの鬱憤をぶちまけるシーンがあって、井口監督は常に笑っている方なんですけど、そこだけは「違うんだよ！違うんだよ！」って、厳しかったんです。
MC：まだ、イケメンが出ていた？
井口監督：そう、まだそれだとモテちゃうよって。厳しかったです。
味岡：ほんとうにダメなんだって。もっとカッコ悪くないと。
井口監督：「イケメンの皮を剥げ！」って言った気がします。

MC：奥田さんは、監督の演出はいかがでしたか？
奥田：私が演じる彩乃ちゃんは、コンプレックスをもっている女の子で、自分に自信がなくて。監督が演出する彩乃ちゃんは、すごく乙女で……。
MC：演出の時に監督が演技してくれるんですね？
奥田：見ぶり手振りで見本を見せていただくんですけど「これ絶対男の人出来ないだろっ！」っていう……。
MC：自己紹介でも、手の振り方がアイドルでしたね。
井口監督：無意識でね！出ちゃうんです！！
奥田：乙女な感じなんです。こんなに女の子の気持ちを表現できる男性っていないんじゃないかなって。
井口監督：嬉しいっ！！


MC：寺田さん、いかがですか？
寺田：みんな監督の笑顔に癒されていたんです。女子力が高かったです。監督はレモンのお菓子を食べてました。ビタミンCとかお肌に気を使われているのかなって。
井口監督：コラーゲンって言葉が大好きです。
中村：舞台挨拶で監督がメイクをされているところを初めて見ました。
MC：普通、監督はメイクしないんですけど、監督は率先してされてましたね。
井口監督：最近40歳も越えましたので、ビューティーな感じに。（会場笑）

MC：阿部さんは、井口組初参加ということですが……。
阿部：井口監督は、ほんとうに楽しい方なんです。現場で笑いながら撮影してました。撮影中、カットがかかる前に監督が笑うのでNGになるんです（笑）。
井口監督：すみません！！吹いちゃうんですよ。
最高なので笑っちゃうんですけど、その最高なのをもう一度やらせてしまうんです（笑）。

MC：「スキャンオン」で運命が少しづつ変わっていきますが、松井さんはいかがでしたか？
松井：役作りで自分の中に悲しみを作っていったんですけど、監督から「面白くない」と言われて……。
井口監督：そうだっけ？……。
松井：でも、吹っ切れて気持ちが楽になりました。普通でいいんだって。
MC：リラックスさせていただけたんですね？
中村：井口監督が役になり切って演技指導していただけるんですけど、それが面白すぎてプレッシャーになっちゃう。

MC：井口監督から作品の見どころをお願いします。
井口監督：中村さんは、体を張ってます。いろんな意味で。そこを見て欲しいなぁ。
ワークショップから派生した映画なので、演技の幅を見て欲しいです。一度で色んな味が楽しめます。
CGは、高校２年生が作ってます。チープじゃなくハリウッドサイズなんですね！

MC：最後にメッセージをお願いします。
中村：舞台挨拶は何回もさせていただいていますが、これほどたくさんの方にお越しいただいたことは初めてです。『スレイブメン』いよいよ公開となりました。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。
井口監督：この作品は１回ではなく、何回も観た方がイイんですよね、中村さん！
中村：色んな場面で楽しめます。
井口監督：リピートした方がより楽しめます。100回観てもまだ飽きない！
MC：通販番組ですか？？（会場笑）
井口監督：一番似てる映画で言うと「君の名は。」みたいなね。そういったニュアンスもありますので。
中村：「君の名は。」に続けっていうね。ポスターに、ダークヒーロー版『君の名は。』!?って書いてあるんですけど、そのワードを付けのは井口監督ですけど、その時に監督はまだ「君の名は。」を観てなかったんですよ（笑）。
井口監督：多分、こんな映画じゃないかなって（笑）。
最後に、映画で使用しているこのカメラで会場を撮っても良いですか？

腕に装着したカメラで中村が「スキャンオン！」の決めポーズから撮影。
舞台挨拶は大盛況の内に終了した。